行きたくない
朝、起きるのが辛く寝ていたかった。
お父さんから電話があった
「病院に行くから早く来てくれんか」
「今日は体調が悪いから行けそうにないから、今度にして欲しい」
そう言うと
「この親不孝ものが!!這ってでもこやんか!!」そう言われ頭に来て電話を切った
別の日にも、もう行くのが嫌で無理なのに「タクシーで行けば」と言ってしまう日もあった。
お父さんは「何でも一番がいい」と、病院の予約一時間前には到着するように急かしてくる
せっかちな性格をしていた
私はまだ開いてないのに行く必要はないと言うことを聞かなかった。
「時間の感覚狂っとんのちゃうんか!!」私は怒鳴っていた
朝の6時頃から首にマイナンバーカードをぶら下げ、もう行こうとして外でタバコを吸い待っている。
デイサービスでもそうで、外でタバコを吸い待っている。職員に待っているのをやめて欲しいと言われても、俺は車を誘導するためにおるんや!と言うことを聞かない
外に吸殻が沢山捨ててあり、兄も文句を言っていた
連れていってあげたくなかった。
最初言われたままに連れていったが閉まった玄関の前で何分も待たされる。知らない人に、声をかけて話しかける
呂律が回っていなくて何を言っているのか分からない。自分ではちゃんと話せていると思っている
もう他人のふりをして携帯を見ていた。
自動ドアが開くと、スタスタと普通に歩ける人に追い越され、一番に受付なんて出来ない
一番だろうが何番だろうがどうでもいい。予約時間に間に合えばいいし、順番通りにしか診察はして貰えないのだ
「遅いな遅いな」そう言うお父さんに「早く来すぎるだけやろ」と言う。
前は歩いていけたが、もう少しの距離しか歩けず「車を止めてくるからここで座って待ってて」そう言っても勝手に歩行器で、一人で中へ入っていく
途中で歩けなくなり、急いで車椅子を持ち追いかけ座らせる。
診察で「脳がだいぶ縮んで隙間がこんなに出来ています。これを止める薬はありません。一年以内に認知症になる可能性があります」
「脳梗塞にまたなってもおかしくない血管が沢山あります。タバコはやめてください」そう言われると
「俺は1日30本は吸う!酒もタバコも何でもきついのが一番ええ」と答えるのだった
帰り道運転しながら「お父さん、私のことも誰だか分からなくなるかもね」そう言った
お父さんはいつも早朝に電話を私にかけてはタバコ買ってきてと言う
もうお兄ちゃんに頼んでと断っても、何か頼むのはいつも私だ
お母さんにはマキがタバコ買ってくるから悪いと怒られる
もう言ってこないでくれと頼む
兄には、タバコはやめるように言われたと伝えると
「俺が許可しとるでええんや!酒もタバコもあかんとなると何が楽しくていきとるか分からん」と言う
「タバコはやめて!」お母さんが隠す
「タバコどこへやったんや!」と、お父さんが私に怒る
タバコあかんなら酒飲むわ!と言う
隠したタバコはどこや!と、兄に言われ「お母さんが隠した」そう言うとお母さんは、忘れた覚えてないというのだった
兄に、診察で言われたことを伝え薬を渡すと、「何でそこでお前は色々聞いて話をしてこれんのや!送り迎えなんか誰でもできんのや!」そう言われ
家に帰ってから「私では役立たずなので次回の診察は自分で行って話をしてきてください」そうラインを送るのだった




