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良かれと思って

さっちゃんの着れなくなった服が沢山あった

捨てるにはもったいない


考えていて、年下のなっちゃんを思いだしなっちゃんママに聞いてみた

なっちゃんは他所の小学校の子で、ダンスも後から入ってきたので私のことを避けてもおらず普通だった

もらってくれるというので、紙袋に詰めて渡した


一週間くらいして、詰めたはずの紙袋が家にあった

あれっ!と思い、なっちゃんママに謝って間違えて違うもの渡してしまったみたい、とラインした


私は何を渡したのか聞いたら、さっちゃんの脱いだ体操服と、汚れた靴下だったと言う


やってしまった!!と慌てて、「ごめん!本当はこっちで」そういうと、「いい!いらない!すっごく嫌やったんさ!」とズバッと言われ、紙袋を返されてしまった


物凄くショックで何日か、部屋の隅で座って泣いていたのだった。

もう余計なことはやめよう。

次からは人にって考えずに捨てるんだ!と思った。


あんなちゃんママが中学の制服高いよね!と言っていた


うちには姪が3人いて制服が3枚ある。ジャージも全ておばあちゃんがとっておいてくれたので、お下がりで貰うつもりだ。


おばあちゃんが、お下がりで良ければその子にあげたら?と、いうので、もし良ければと聞いてみた。

あんなちゃんママは「いいの?助かる!」と喜んでくれたので、失礼がないか制服をチェックして持っていったのだった。

小学校を卒業し、中学生になるのだった。さっちゃんは玄関先でおじいちゃん、おばあちゃんと記念に写真を撮った

長く伸ばしていた髪も切りたいと、言うので肩までバッサリと短くして新生活がスタートしたのだった

校門前の石碑には校歌が刻まれている

私が通っていた小学校中学校とさっちゃんも通う

同じ校歌を歌う

自分のその頃と重ねてさっちゃんを見ている自分がいた

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