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誕生日ケーキ

誰かの誕生日、母の日ひなまつり、毎回職場のケーキを予約していた。


私はデザートはほとんど食べない。でもさすが世界一の店だ

初めて食べたケーキは、あまりの美味しさに笑いが出るほどだった


その日はさっちゃんの誕生日で予約してあった

スーシェフは、シェフになっていた

「楠本さんが自分で作った方が喜ぶんじゃないですか?」と言った


パートなので途中までは参加できるけど、仕上げて完成させたことなんてない

「好きなフルーツ使っていいから自分でやって」と言われた


ええー?お金払うのに作ってもらえないんですか??

いつもの冗談かと思ったら、ホントだったので素人なりに考えてイチゴいっぱいのホールケーキを作っていた

笑いながらシェフが「楠本さーん。まだですか?早くして下さい

」という


むちゃくちゃや!

「待ってください!」そういうと「仕事中なんで遊んでるのやめてもらっていいですかー」と言って皆笑っている

メッセージプレートも、やったことないのに「ちゃんとやってくださいよー」とチョコペンとプレートを渡される。「一度ここで練習してみて」そこはパティシエの男の子が教えにきてくれて、ヘタクソな字で書かれた「さつきちゃんおめでとう」が出来た、

「きっと娘さん喜ぶと思いますよ!!」と言われた

完成して仕事が終わるまで預かってもらう。

取りに行くと販売の子も、分かっているのに「お間違いないか確認お願いします!」とふざけて箱の中のケーキを見せる

「見やんでも分かっとるわ!」そう言い帰り

「見て!ママ1人で作ったんだよ!」そう言い写真を撮るのだった

野田さんは辞めることになった

「ねえ、いいのー?俺辞めちゃうよ?」と言うので最後に遊ぼうか!と約束した

一緒にパチンコでも行くか!と言い待ち合わせした

他のパートさんは、辞めなよ!ベットにつれてかれるよ!などと言っていた


店の前につくと赤いハットに真っ赤なシャツ派手なネクタイにグラサンで待つ、超目立って浮いている野田さんがいた

「お前はルパンか!」そう言い大爆笑したのだった

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