市営へ
ひとつはさっちゃんのお部屋にしてあげるね!
6畳2間の和室、トイレは綺麗な洋式
何ていっても洗濯機が家の中に置ける!最高だ!
2人では十分!
家族で荷物を運んだ
絶対次こそは綺麗に使おう!そう思っていた
自治会に入らなければならないと言われて入ることにした
引っ越し当日児相の人も、家に来た
周りの目もあるので児童相談所ですとは言わないで来て欲しいと頼む
児相の担当者はいつもさっちゃんに図書カードをくれるので、「図書カードの人」と呼んでいた
さっちゃんは絵を書き始めて担当者に渡した
剥げてメガネをかけている
「わぁ!さっちゃんそっくりに書けたね!剥げてるとことか!」と笑っていた
皆帰っていった
夜玄関の外で焼酎を飲んでいた
やった!自由だ!!周りには誰もいない!
嬉しかった
しばらくして公園で岡田さんに捕まる
マシンガントークが止まらない
人の話を聞いて、それに考えて返事をする
それが私にとってどれだけ苦痛か。ようやく帰ってくれて見たら3時間も過ぎていた
くたびれて寝込んでしまったのだった
りなちゃんママの安井さんは面白い感じの人で年も近く、いい人だなと思っていた
岡田さんは一回り年下で、安井さんのことを姉さんと呼んでいた
皆で焼肉に行くことになった
帰りに岡田さんが「あ!ごめーん財布忘れた!姉さん払っといて」と言った
食べに行くのに財布を持ってこない人なんているのか?
安井さんは岡田さんの分まで払っていた
岡田さんが言うことに言うことを聞くのが理解出来なかった
何日か経ち、安井さんが「あの時の焼肉代返して欲しいんだけど」
と、言っていた
「ごめーん!忘れてた」と笑っていた
「姉さん今からうちの子の髪バリカンで刈ってもらうで!」そう言い、安井さんは「ええ?」と私たちの方を見ていたが連れて行かれた
ダンスレッスンの間はこの4人で話すのが日常になっていた
2人は戻ってきた
刈ってもらったのが曲がっていると文句を言い、安井さんはごめん。と謝っていた
驚いたのが「姉さん今日風呂借りるで!友達も連れてくるでよろしく」だった
市営の風呂なんて気持ち悪くてよう入らん!と言う
すぐ近くに実家があるのだからそこに行けばいい。
なんて平気で人に迷惑をかけるのだろう
安井さんは風呂を掃除するのだった
ある日は明日はこの髪型にせえへん?と言い皆が「あ、うん。分かった」と言う
「うち、これくらいに髪切るでさ!皆も切ってきて!」は?と思い
私は言うことを聞かなかった




