表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
113/329

借金返済

前に付き合っていた彼女から、連絡が豊くんに来た


豊の名義で毎月1万ずつ私が彼女に振り込んでいた

早くかえしたくても1万が精一杯だった

どれだけ返したか、後どれくらい残っているか。把握していたつもりが2ヶ月分足りなかったみたいだった

彼女も毎月確認していたのだろう

「すぐに振り込む」

そう返事して電話を切る

たった2万で言ってくるなよな!

と豊くんは怒っていた


人に借りておいて何の感謝の気持ちもなく

どこか人任せでやってもらって当たり前なのだった


ある日の、明け方

豊くんが酔って電話をしてきた。

キャバクラの仕事からまだ帰らず大分飲んでいたようだった


「マキちゃーん、歩いて帰るね」

「ここ、どこだぁ?どっち向いて歩けばいいのかな」

歩いて帰る距離ではない

「今どこ?動かないで!すぐ迎えに行く」

そう言って私はすぐに車で行き、店の近辺をぐるぐると周り、どこにいるのか探して回る

電話しても出ない

違う通りにきたその時、信号の側で座りこんでいる豊くんを見つけた

豊くんは泣いていた

どれだけ飲んだのだろう

焼酎8本飲むと泣き出すとは聞いていた

何とか車に乗せるが、助手席でダッシュボードをバンバン開け閉めするわ、窓を開けて大声で叫ぶ

ここで降りま~すと言って降りようとする


右手でハンドルを掴み、左手で豊くんの手を掴み家までたどり着いた

フラフラの豊くんを引っ張り2階まで行こうとする、途中で他所の家のチャイムを鳴らす

「おーい!出てこい」

ダメ!!家の中まで連れて行けた


豊くんは寝てしまった


彼は彼なりにゴルフの夢を本当は諦めきれず、現実を受け入れられないまま葛藤しているのかもしれないと感じた


後で、良くあんなとこに俺がいるって見つけたよね!

凄い!って思った!と笑って彼は話していた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ