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転生して首無し騎士になったけど元気にやってます!  作者: 赤原いもり
首なし騎士異世界に立つ
5/15

我が兄弟よ

時は転生開始よりしばし遡り。


エルドロー大陸、その南方に広がるニンブル大森林の中、とある遺跡がひっそりと佇んでいる。


今は滅びた古代人によって造られたその遺跡は、かつて神々への生贄を捧げるために使われており、こういった場所は山賊や、狂信者たちにとって格好のたまり場となっていた。


このニンブル古代遺跡も例外ではなく、死の神を信奉する集団によって占拠されていた。


彼らは死の神の眷属を召喚し使役するため、周辺の村々から生贄と称して人を攫い、殺害している過激な集団だ。


彼らは互いを兄弟と呼び合っているが、実際は世間に居場所を失った除け者や、没落した貴族などの、はみ出し者の寄せ集めだ。


古代遺跡内部、地下の祭儀場へと続く階段を黒いローブ姿の集団が降りていく。


先頭を歩く小太りの男が、隣にいた女性の信者に尋ねる。


「我が兄弟よ、儀式の準備は?」


「滞りなく済んでおります、兄弟よ。」


「ウム、それは上々。して、今回の贄は?」


女性信者とは別の、年老いた男が答える。


「あぁ我が兄弟よ、年若い村娘を用意しておるそうだ。」


「そうか、ならば今度こそは成功できるやもしれん、なぁ?兄弟たちよ。」


後続の集団が口々に同意の言葉を口にする。


しばらくして、ローブの集団は遺跡の地下にある祭儀場へとたどり着いた。


その場所は円形に吹き抜けた、天井の高い造りになっており、部屋の中央は他の部分より少し高くなっている。


少し高くなった部屋の中央部には巨大な魔法陣が描かれており、その上に両手両足を縛られ、体中に意味不明な模様を描かれた裸の少女が横たわっていた。


「聞け!我が兄弟たちよ!」


ナイフを片手に持った小太りの男が、魔法陣のある壇上から、祭儀場にいるほかの信者たちに向けて高らかに語り掛ける。


「今宵、我らが敬愛する死の神から、恩寵を賜るための儀式を執り行い…!?」


突如小太り男の背後から眩い光が発生し、爆風と共に周囲は一瞬、昼のような明るさに包まれた。


「んなっ!何事だ!?」


立ち込めていた粉塵が徐々に晴れていき、その奥から何者かが現れる。


それは騎士のような恰好をしていた。


赤い差し色の入った漆黒の鎧、濃紫色の外套を纏い、背中にはギザギザの返しが付いた長槍ロングスピアを、腰には幅広の長剣ロングソードムチを携えていた。そして何より注目すべきは、本来頭があるはずの場所でユラユラと燃え盛る、青白い炎。


首無し騎士(デュラハン)…。」


静まり返った空間で、誰かがボソリと呟いた。

カロンの転生する異世界では、基本的には亜人と人間は共存しています。亜人と魔物の区別としては、知性を持つかどうかになります。魔物と呼ばれる存在は、温厚な種もいるが、ほとんどが本能で生きている生物です。

また、人間国家の中には亜人や魔物を悪とし排除する国や、奴隷として労働力に用いている国も存在します。その逆も然りですが。

亜人と魔物繋がりの話になりますが、筆者はゴブリンが亜人なのか魔物なのか前から疑問でした。

作品により様々な立ち位置に存在するゴブリンですが、この小説内での扱いは亜人です。

ですが人間と同じで、良い奴ばかりとは限りませんが。以上余談でした。

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