なろうの侠客 枝垂れ桜のお蘭さん
小説家になろうにおいて、もっとも義侠の道に生きているユーザー様と言えば、やはりこの人、「枝垂れ桜のお蘭」さんを除いて他にいないと、自分は思うのです。
義を尊び、義を重んじ、義を以て人に接す。
そんなお蘭さんの魅力が、少しでも伝えることができたなら幸いです。
お若いころは尖っておられたという、枝垂れ桜のお蘭さん。
その作風には、彼のキャラクター性も色濃く反映されております。
自分が知る限り、「なろう」で任侠作品を書かせれば、この人以上に本格的な描写ができる人はなかなかいないと思います。
見栄を切ってみせるアウトローたちはみな生き生きとしており、義に厚く、その一方で裏社会の非情な現実をぼかすことなく書き切る。
読む人によっては、暴力的で、救いが無くて、見るに堪えない物語かもしれません。しかし自分は、任侠作品はかくあれかし、と思うのです。
任侠作品だけでなく、エッセイもまたお蘭さんの本領。
短いながらも、現代社会の問題点などをズバッと風刺するそのスタイルは、他のユーザー様とは明確に一線を画するもの。
視点や人生経験などがとてもユニークな御方ですので、問題に対する切り口もまたユニーク。なるほど、そういう見方もあるのか、と思わせられることも少なくありません。
最近では、レビュアーとしても活躍中。
自らの体験談を交えながら紡がれるレビューは、まるで一つの作品のよう。
決め台詞は「よ!天晴れ冨士山!日本一!」。
このように多方面でご活躍なされ、「なろう」に純然たる立ち振る舞いで君臨する侠客、お蘭さん。
ときどき寂しくなって、かまってぇの割烹を投稿するのはご愛敬。
そんな愛嬌ある部分も、この人の魅力の一つです。
この混沌とした「なろう」の世界で、いったいどんな道を見出すのか。
ぜひとも、その感性とキャラクターをいつまでも貫いてほしい。そんな御方です。
多くのユーザー様に、喜びと感心と感動を与え続けるお蘭さんに、自分からもこの言葉をお贈りさせていただいて、このエッセイの締めにしたいと思いまする。
よ!天晴れ冨士山!日本一!
いいや、富士山じゃまだ足りないね!
あんたはエベレストだ! 世界一!
それとも、侠客的には、お山の大きさは二の次で。
やっぱり和風な富士山の方が嬉しかったりするのでしょうか?( ˘ω˘ ;)