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見捨てられた世界を気配遮断で生き延びた俺は神に助けられこの世界を解放する旅に出る  作者: しょた丼
〜第二章 チサとの出会いとジンの旅立ちの決意編〜
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第27話 破滅への予兆

第27話です!この話で7万字突破です!そろそろ短編の域を出られるくらいには書いてるのかなあ。

では!よろしくお願いしますね〜

 チサは、少しずつ、俺が海に吹き飛ばされた前後の出来事を話し始める。


「最初はジンが海に落ちたと思われる時まで遡る。世界中で急激な突然変異が起きたのじゃ。」


「突然変異?」


 俺はチサに尋ね返す。


「そうじゃ。この世界の島々の中央に位置する無の大陸から、世界に向けて、黒煙が広がり、その黒煙を浴びた生き物の一部が変異したのじゃ。その時世界中のステータスウィンドゥで突然システムが解放され、変異したものをモンスターと呼び、システムがモンスターとそうでないものを見分けるために、モンスターのみにステータスウィンドゥを表示する様にしたようなのじゃ。」


 黒煙ってことはゲチスがまた何かしたのか?

 それとも無の大陸の大陸都にあった黒雲が世界に拡がった?そうでなければ、神が言っていた、これが『黒き黒雲の震撼』?それとも、これが試練の始まりなのか?俺は考え込んでいた。


「ジ〜ン〜!聞いておるのかの?」


 俺の様子に気づいたチサが俺に可愛らしく口を尖らせて注意する。


「ああ、すまない。少し考え事をしていたんだ。」


 そうして俺が謝ると、チサは呆れた様な顔をしながらも、続きを話し始める。


「そうしてその後システムが全ての生物に開示されたのじゃ。その時、到達者でない者には到達者の情報が開示され、そして、全世界の生き物に50ごとのレベルの上限が取り払われたのじゃ。それが約2年半前の話じゃ。ジンは水圧で身動き取れず沈んでおったがゆえにこの変化に気づいておらんかったのじゃな。」


 そして俺は納得できる様なできない様な...そんなことを思っていると、ふと神の言葉の一節が脳裏に蘇る。



「世界各地の大陸を巡り、これから世界の破滅が近づいた時に現れる試練に挑んで貰いたい。破滅が近づいたこの世界、レベルの制限も解放されるように設計してある。ただし、到達者はこれ以上増えない。」



 この言葉を思い出した時、俺はチサの言葉に納得した。つまり、この世界的なモンスターの出現と、レベル上限の解放は、世界の破滅の予兆であり、破滅に対処する為に今までの制限を打ち払ったということか。


 しかし、俺が強くなったところで、あのゲチスを倒すことはできるのか...?


 俺は悩んだ。打つ手がないほどにボコボコにされた記憶が、俺から自信という言葉を奪い去っていた。

 俺は心からゲチスを恐れ、それでも連れていかれた妹のことや見殺しにされた仲間の無念を晴らさぬ訳にはいかない。俺は一人、この化け物じみた精神力がなければ耐えられない様な葛藤に苦しめられていた。


 俺は一人で悩み様々な表情をしていたのだろう。

 チサが笑いながら、俺に語りかけてくる。


「ジン?何を百面相しておるのだ。ジンを見ていると飽きないで済むの。何か悩みがあるのならば妾が聞いてやるぞ。モンスターであってもジンの仲間だからの。」


 俺はそれに気付いて少し頬を掻きながらチサに向き直る。そうだ。俺はもう一人じゃないんだ。

 でも今はまだ話せない。最初は消化されかけたけど、ここまで親切に色々してくれるチサのことを信じてないわけじゃない。だが、俺の抱える秘密は、そう易々と人に話して良いものでは無いのだ。


「すまない。大したことじゃないんだ。そういえば、チサはモンスターだったよな?ってことは自分が突然変異した時の事は覚えているのか?」


「うーむ...実は妾もはっきりとは覚えていないのじゃ。気付いたら、妾は、首長竜で深海を泳いでいたのじゃ。その後は本能の赴くままに、泳ぎ、海の中にいる魚やモンスターを食らっておった。その中にジンがおったの。」


 チサは嬉しそうに頬を染めながら話始める。


「最初はジンは水圧で殆ど潰れておったの。じゃがステータスウィンドゥで生き物であることを確認出来たので食うてみることにしたのじゃ。・・・―。」


 その後チサは楽しさと照れ臭さが混じった俺への想いを話し始めたのだ。


「妾は、ジンと会う前は本能のままに孤独でずっと1人で捕食を繰り返しておった。この時は自我も殆どなく、ただ、ただ、獲物を探して泳ぎ、獲物を見つけては食う。そんな日々だったのじゃ。

 妾は、そんな中でジンを見つけた。最初は驚いたぞ。水圧で潰されながらも確かに生きている何かの姿に。じゃが驚いたのも一瞬でジンを食うとまた本能に任せて獲物を探していたのじゃ。」


 チサは一呼吸おいて話始める。


「じゃがな。数日経っても消化できず、ジンよりレベルの高いモンスターを丸呑みして戦わせてみても死なず、寧ろ強くなるジンに妾は興味を抱いていた。それからじゃの。興味が楽しみに変わり、楽しみから、お主を見ているうちにいつしか妾はお主の隣に立ちたいと思うようになった。すると妾は、レベル150になった時、分体の技能を覚えておったのじゃ。妾はジンと同じ様に話したかったから必死で人型の分体を作れる様に頑張ったのじゃ。頑張って頑張って、練習して、漸くジンと話せる分体を作れるようになった。後はジンも知っておる通りじゃ。」


 俺はチサの話を聞いて色々納得した。初めて会った時の俺への対応だったり、それにしても、全身ツルテカは酷いと思うが。それはおいといて、

 話し方や見た目に幼い部分が残っているのもそういうことだったんだろう。


 色々納得した上で俺は今後のことをチサと相談しようと思っていたが、さっきの話が終わった時、チサは俺の膝の上に座ると俺にもたれかかってぐっすりと眠ってしまったのだ。


 どうやら、慣れない体でここまで話させるのは色々と疲れさせてしまったらしい。

 俺はチサを優しく抱き上げ、立ち上がり、チサ(本体)の胃壁にもたれかかり、チサを膝枕する。

 そうしてチサの可愛らしい寝顔を眺めながら、俺もまた眠りにつくのだった。




昨日ね。お昼にトマトソースでスパゲティにしようと思ってトマト缶買ったんだ。だけどね、不良品だったのか、プルタブだけが取れてしまって...

缶切り家に無いのでスパゲティに麺つゆで代用しました。午後からのテンション駄々下がりでした.....


そんな27話でした!28話もよろしくお願いします〜



20/11/18


これから先が気になる!面白い!と思えた方は是非是非評価よろしくお願いします!

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