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第15話 ~金縛り~

 この日の夜 オイラは外を歩いていた


 まあ、これは別段驚くような事ではない


 そしてオイラは薄暗く細い夜道を


 ペタリ・・・

   またペタリ・・・と、歩いて行く


 誰もいな夜道を歩くというのは結構不気味なものだ


 辺りに人はおらす、薄暗い小道をひたすらに歩いていく


 感想を述べさせてもらえば、少し先に見えるあの影からは何か得体の知らないものが飛び出してきそうで結構不気味だった


 だが、実際には何者かが飛び出してくるという事もない


 お化けなんて居ないのだ


 オイラは慎重に歩みを進める


 そんな暗闇の中、オイラは孤独と不安に際悩ませながら歩いている


 その時だった!!


 オイラの背後から何か小さな音がした気がした


 咄嗟に振り向くオイラ


 だが誰もいない

 

 そして周囲を確認する


 するとやはりそこには誰も居なかった


 ほっと一息


 オイラは誰も居ないことを確認した


 そしてこの時、オイラの頭の中ではある記憶がフラッシュバックしていた


 何故なら今の状況があの時と同じ呈をしていたからだ


 それは一人の男の子が発した言葉から始まった


 この日も今日と同じで不意にオイラの背後からすかした音がした


 すると近くを歩いていた男の子が・・・


「何か匂うね。何か匂うね!!。」


 何故か二回同じ言葉を繰り返した


 オイラも(多分、何処かでガスでも漏れていたんじゃないかな……。)なんて思っていたりする


 恐らく発生源はオイラだ!!。


 スカした感じのオイラに違いない


 近くにいた親も「そうだね~。なんだろね~。」等と返していた


 オイラは取り合えず、何食わぬ顔で早急にその場を去る


 何故ならば――


 なんでしょね♪


 答えはまた今度


 そしてどうやら今日も胃腸の調子が良いようだ!!


 お腹の辺りがゴロゴロと鳴る


 だが、これは生理現象


 もう一発かましておこうか?


 いや、止めておこう


 ここで誰かに屁の音を聞かれていたら恥ずかしい


 ことわざで言う処の〝壁に耳あり、しょうじに亀有″だ!!


 『意味は何か?』だって・・・そんなの知らん


 亀有に何かあるのだろう


 すると、今度は何か別の音が聞こえた気がした


 それは小さな音だった


 初めは『空耳か?』とも思った

 

 だが空耳ではない 確かに聞こえている


 では何だという話になってくる 少なくとも屁ではない


 これはまるで・・・


(歌・・・?)


 オイラは周囲を見渡す


 だが、ここで見えるのは細い道と周囲にある建物だけだった


 オイラは歌に導かれるように歩みを進める


 もう、どの位歩いただろうか


 歌の発生源と思われる場所まで来たとき


 一瞬、辺りが静まり返った


 そして前方を直視した瞬間


(ヤバイ!!)

 

 オイラの全身は凍てつた氷の如く動きを止めた


 まるで金縛りにあったかのように動かない


 だが、体とは別に心の臓が漠々と脈打っていた


 オイラの身にいったい何が……


 そうこうしている内に『これ以上先へと進んではならない 行っちゃだめだ!!』そう、何かがオイラの心の中で叫び続けている


 それはまるで何か締め付けられるかのような圧迫感と脅迫概念だった


 前を向くとそこには〝ボ~ッ″と光る謎のブツ。それは、まるでこちらを見なさいと言ってくるかの様な不気味なオーラを纏っている


 人の形をした何か、それはそこにはあった


 オイラの身に危険信号がともる


(何とか無視する事は出来ないのか?)


 だが、本能からなのかオイラはそれを無視する事が出来ずにいた


 緊張と焦りによってますま体が硬直する 


 一層の事、何とか振り切って逃げられないものか


 だが、それも出来なかった


 ソレは無視してはならないモノなのだ


 無視したら最後


 オイラは大怪我どころか下手をしたら死んでしまうかもしれない


 そう何かがオイラの中で叫び続けている。更にはオイラの体は何者かに支配されてしまったかの様に動かなかった


 その時、不意にオイラは隣に何者かの気配を感じてそちらを振り向く


 するとそこには小さな男の子がいた


 不気味にニヤニヤと笑っている姿が目に入る


 不気味だった


 すると突然、あの時の歌が聞こえ始めたのだ


 ここへ来る少し前に聞こえていたあの歌だ


 そして男の子は突然そのままスゥ~っと手を挙げると・・・


 突然!!


 全ての金縛りが解けた


 オイラはその場を走り抜ける


 後ろを確認すれば男の子が一言何か言っている


 だがオイラはそれを無視して走り抜けていった


 走って走って走り抜けた


 あの時いっていた男の子は何て言っていたのか?


 それを思い出す


 それは――


 「横断歩道は手を挙げて渡ろう!!」


 信号機なんだから当たり前じゃん


「あっ、次の信号機も青になってる!!」


 オイラは次の信号機も走って渡る


 そして遠くからは信号機から奏でる歌がオイラの耳へと届いていた


 そしてオイラから一言


 交通ルールは守りましょう


「ちゃん、ちゃん♪」

よくオイラも、こんな訳の分からない話を書くよなぁ~。なんて思っていたりして……

なまじ答えが分っているからそこをぼかすと変な内容の話になっているし、かと言ってそこをぼかしつつ詳しく書くと歯抜けの説明書みたいになってしまったり……

こんな文章書く奴って頭おかしいんじゃなか!!

あ、オイラの事か!?

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