中 真実
こんにちは刺猟です。
なんか今回は書いててすごい楽しいです。
(中身が伴ってるかは別として)
まあ、授業中に書いたりしてるのでたまに雑なところはありますがそれにしてはいい出来なんじゃないかと自分では思ってます。
ほんのちょっとの期待を持って見ていただけると嬉しいです。
ということで今回もお付き合いください。
それでは後書きで
異世界の生活が始まってから数日が経ち、俺は自分で生活費を稼ぐために仕事を始めた。
仕事内容はごく普通の販売業だ。
「いらっしゃい‼︎魔法用具見てかないか〜?」
あれ?俺、魔法使えないのになんで魔法用具店なんてやってるんだろう?
ことは約2日前に遡る。
俺は元の世界ではだいぶ暇だったのでトリックなんてものを密かに練習していた。
それを面白半分にこの世界の住人に見せたら…案外みんな驚いていた。このトリックがなぜか気に入られたらしく、雇われて今に至る。
「まあ、売るだけだしいいか。」
そんなのんきなことを呟いていると店の目の前の通りに、ローブを顔を見せないように着ている、いかにも怪しいおじさんが立っていた。
「ん?あのおっさんなんかどこかで…って、あの手に持ってるのって…」
そう言った瞬間、怪しいおじさんは向かいの店の商人に銃の様なものを向けて…
撃った
血は出ていないし、見た感じ死んでもいなさそうだ。だか見過ごして置けない。
「なっ、おい!おっさん…」
そう言って俺はおじさんに向かってタックルしようとして、次の瞬間
「消滅の魔法!」
撃たれたと思った。
でもどこも痛くないのは何故だろう。
そして、何故俺の店に黒崎茜が突っ込んでいるのだろう。今の声は茜の魔法か?
状況を理解するのに少し時間がかかった。
「もしかして…茜が俺を…?」
後から聞いた話によると消滅の魔法とやらで弾丸をギリギリのところで消していたらしい。
茜が起き上がるのに手こずっていたので手を出してあげようとすると、店の奥の方から怒号が聞こえて来た。
「おい!黒の魔女がこんな所で何してやがる!」
と言って俺の店の店主が品物を茜に投げ付ける。
「あ、ちょっと!こいつは俺を救ってくれて…」
「うるせぇ!新入りは黙ってろ!こいつの母親が俺たちにした事は許される事じゃねぇ!」
そう言うと周りの店の人からも罵声が飛んでくる。
意味が分からなかった。何故茜がこんなに責められる?黒の魔女ってなんだ?
もう訳が分からず俺はとっさに、茜の手を引っ張って家まで走りだした。
「おい!新入り!どこ行きやがる!」
「ヤバいな、これはもう戻れないや。」
俺が走り出す頃にはもう謎の男は姿を消していた。
家に着いて茜を中に入れ、話を始める。
「ええっと、なんかごめんね〜」
「いや、ごめんねーじゃなくて…なんだよ黒の魔女って。」
その後聞いた茜の話をまとめるとこうだ。
まず、彼女があんな扱いを受けるのは母親のせいなのだそうだ。彼女の母親がある日、村で魔法を使いまくり、多数の村人を殺していったそうだ。
全ての力を使い切ってしまった彼女の母親を村人達は力を合わせて封印したらしい。実はその事が起こる少し前に茜が産まれていて、村人はそれを殺そうとしたが母親の最後の魔法でそれはできなかったらしい。
そして、茜は母親の魔法の力で育っていき今に至るそうだ。
「そんな…流石に酷過ぎる…」
「いいの、もう慣れたから。」
「そんな、あんまりだ!俺に何かできる事は⁉︎」
「私のことはいいの、全て説明するからこの世界を救ってちょうだい!」
なんと無理矢理なと思った。だが、二度も命を助けられ、さらに彼女が苦労している事を聞かされてしまうといてもたってもいられず俺はこう応えた。
「ああ、わかった。だから聞かせてくれ。俺がここに来なければいけなかった理由を」
最初に聞いた時に断られただけあって、これにはそれなりの理由があるのだとは思っていた。だからそれなりの覚悟はしていた。だが、茜から聞かされた理由とは、その覚悟のさらに上をいく驚きの真実だった。
「この世界に、あなたの父親と母親がいるの。」
「……はっ?」
だって二人はもう死んでいるはずだ。こんな所にいるわけ…
「さらに、父親の方はあなたと一緒にこっちに来た人よ。そして、さっき…あなたを銃で撃とうとした。」
「はっ⁉︎あのじいさん、俺の父親なのかよ⁉︎だとしたらなんでこっちに来ようとしたんだ。」
「あなたの父親は、時継はこの世界に先に来ている母親を探しに来たのよ。」
「時継…確かに俺の父さんの名前だ。母さんを追って来たってことは…」
自慢じゃないが俺は昔から物分かりがいい。
だから、昔両親に起こった事故が何となくだが理解できた。
「つまりこういうことか。昔、俺の母さんは何らかの事故でこの世界に来てしまった。その後、姿を暗ませた父さんはここに来るための研究をして今回成功した…という訳か?」
「大体そんな感じ。よくわかったわね。」
「まあな。」
とすると少し引っかかることがある。
「でもなんでそれを知ってて最初、俺が実の親と一緒に暮らしてないことを疑問に思ったんだ?」
「そっちの世界にまだ父親が残っていたはずだったから何でだろうなーって思ったの。」
「確かにそれは気になるな。」
「多分そこは、本人に聞いた方が早いかも知れない。」
これはやはり、自分で確かめるしか無さそうだ。
そこで俺は決心した。この世界と元の世界と俺の家族の真実を確かめるため
「父親と母親に会って文句を言うついでに世界も救っちゃいますか!」
「……ありがとう!」
茜は満面の笑みでそう言った。
「ここだ、ここに黒の魔女の娘がいるはずだ…」
そう呟く声が聞こえたかと思えば村人数人が家の中に入ってきた。
「やっぱりいた…おい!黒の魔女!おまえ、次は何しやがった!」
「え、なんの事?」
「さっきの変な奴にやられた仲間が次々と倒れて行きやがる…おまえの差し金だろ!とぼけるな!」
さっきの父さんの銃のことか。話を聞く限り死んではないのか?だとすると毒?
「おい待ってくれ!こいつは、茜はお前らに何もしてないだろ!黒の魔女の娘だからなんだよ!」
「うるせぇ新入り!いや、今は裏切り者つったほうがいいか。とにかくこいつは殺しとかなきゃいけねぇんだ!」
俺の雇い主も来ていたのか。これじゃあ俺は不利だ…
「ありがと、時哉…
わかったわ!倒れた人達を助ける。元に戻らなければ私を殺しなさい!」
「え、茜…?」
「ゼッテェ嘘だ!俺らを騙す気だ!やっちまえ!」
もうダメだ。せっかく俺もやる気を出したのに、ここで死んじまうのか…
「まあ、待てや」
そんな少し野太い声が家の外から聞こえて来た。
「どこの誰だかは知らんがその兄ちゃんが言う通り、先代の魔女を封印してから今日まで娘が何かしたって話は無い。」
「ですが村長…」
村長?このゴリゴリのじいさんがか?このじいさん一人でこの村を収めてんのか…
でも今はそんな事を考えてる場合じゃない。
「ありがとうございます。村長さん!」
「だが兄ちゃんと魔女さん、失敗すればイタイ目見るぜ…ハッハッハッハッ!」
「はい!急ごう茜!」
「うん」
なんて器のデカい村長なんだ。後でお礼しよう。
とりあえず今は倒れた人達の元へ急ごう。
茜と共に村人を救う
これが、二つの世界を救うための第一歩だ
はい、というわけで異世界からのお土産 中 真実でした。
まあサブタイの通り主人公やヒロインの真実が色々と明かされる話になりました。
とりあえず次もこれくらいのクオリティーでやってこうと思います。
ということで予告!
異世界からのお土産 下 帰還 (仮)
次回で終わり(のつもりです)お楽しみに。
ではまた次回




