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異世界からのお土産  作者: 刺猟
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上 転移

どうもこんにちは刺猟です。

ついに念願の異世界物書きました。

これも息抜きのつもりで書いていたんですが。つい力が入ってしまったのでとりあえずはこれを完成させていこうと思います。

というわけで今回もどうかお付き合いください。

それでは後書きで

都内某所の地下にて


ヴー ヴー ヴー ヴー

耳が裂けんばかりのけたたましいサイレンが鳴る



「なんだ!何があった!」

「分かりません!いきなり装置が異常なエネルギー源を察知して…」

「これは…お前達早くここから出て遠くへ行くんだ。」

「な、なぜですか!」

「いいから早く出ていけ!」

「は、はい…」


そう言って白衣を着た男女数人が謎の部屋から出て行った。


「やっとだ…やっと私の願いが叶う…」


白髪の科学者のような風貌をした男はそう呟いた。



その時地上では


「はぁ…どこだよここ。ちょっといつものコースを散歩しようと思ったら、なんで全然知らん場所に出て来ちまったんだ。」


少年はそう呟いた


『…やく』

「ん?なんだ今の声?」


少年の耳にはかすかにそんな女性の声が聞こえた。


『…はやく』

「こっちか?」

『そのまま、まっすぐ』

「は?」


すると少年はエレベーターから出て来た数人の白衣を着た者達とすれ違った


「なんだありゃ」

『気にしないで…はやく』

「なんなんだこの声」


と言うにもかかわらず少年は何かに引っ張られるように謎の声が指示する方向に向かった。


再び地下室


「あと1分か…この世界とももうお別れだな。」


残り30秒

ウィーン

謎の部屋の自動扉が開いた


「誰だ!出て行けと行ったはずだぞ……?なぜ子どもがここにいる。」

「ん?なんだここ?」


さっきの少年が声につられてやって来たようだ。


「君、ここから出て行くんだ。でないとこの世界にいられなくなるぞ!」

「言ってることよくわかんねぇよじいさん。…でもこの世界はもううんざりしてたんだ。もしホントにここから消えられるなら俺はここにずっといるぜ!」


残り10秒…


「ええい、はやく出て行け!」


白髪の科学者と少年は取っ組み合いになった


「な、やめろじいさん!」


3.2.1…


謎の部屋全体を眩しい光が包んだ。

そのまま二人はその光に落ちていった。



「邪魔は入ったが…実験成功だ…」





あれから何時間、あるいは何日たったのだろう

俺は多分それくらい眠っていた。


「くそ、ここは…あの変な部屋か。あのあとじいさんともみ合いになって…いまいち曖昧だな。」


部屋にはデカい装置と俺が一人…じいさんはいなかった。


「とりあえず外に出るか」


俺が歩くたびに足音は辺りに響き冷たい風が吹き抜けた。

そして外の世界へ出た時、そこには明るくも不思議な世界が広がっていた。


「な…なんだ、こりゃ……」




とりあえず状況整理だ。

俺は少年…じゃなくて名前は時哉(トキヤ)だ。

色々と世間にうんざりしてた高校生だ。

ある日散歩中に変な地下施設に謎の声に導かれ、そこにいたじいさんともみ合いになっていつの間にかここに…

まずは情報を集めないと。


この世界に来てまず分かったことをまとめようと思う。

地形は元の世界とまるっきり同じだ。だけど飛んでる物がまず違う。飛行機とかパラシュートとか気球とかじゃなくてほうきや絨毯で、虫とか鳥じゃなくて妖精や鳥人だ。

絵に描いたような魔法の世界。

これはつまり、異世界転移

元の世界が科学の世界だとしたら、ここは魔法の世界だ。

そして夜になって分かったこともある。


「よぉにいちゃん…夜は一人だと危ないぜ?」


警察的組織が無いのか、又は発達してないのか治安が圧倒的に悪い。


「いや、その、今帰るところで…」


俺は声が完全に震えていた。

絡まれたのはこれが初めてだし、力も無いし…


「あ、やっと見つけた!」


後ろの方からなんだか聞いたことある女性の声が聞こえた。

その瞬間俺の真横をものすごいスピードで大きめの鉄球が通り過ぎた。


「ん?なんだこれ?」

「ぐふぉ‼︎…」


その瞬間、先ほどの柄の悪そうなおにいさんの巨体が鉄球によって飛ばされていた。


「ふぅ、間に合ったー」


その声の主は濃い赤色の短い髪の可愛らしい女の子だ。


「あのー、どちら様?」

「君を探していたの!」

「え?」

「とりあえず外は危ないから家に来て。」


言われるがまま彼女の後ろを付いて行く。

だがしかしこの子は誰なんだ?


「あの〜すいませ…」

「いや〜危なかったよ!さっきのあいつ、ああ見えて殺人鬼だよ?」

「えっ⁉︎」


異世界に来ていきなり殺されるところだったのか…


「ってそんなことよりあんた名前は?俺に用があるのか?ならここは一体…」

「ストップ!とりあえず家で話そ?」


俺はそう促されるまま彼女の家まで黙って付いていった。


そして彼女の家に着いた。


「どうぞ入って。何もないけど適当に座って」

「ああ、どうもって…」


何も無いとは言ってもだいたいは椅子か机くらいはあるものだろうが、この部屋にはなぜかベット一つとスカスカの食器棚しかない。


「ここまで来ると本当に何も無いな〜」

「ああ、食事はだいたい外でとってるからね〜

あと、家にいることも少ないし。」

「ふーん ってかこんな広い家に一人で住んでるのか?」

「…私、父親も母親も見たことないの。」


しまったマズいことを聞いてしまった。


「ああ、すまん」

「…そういうあなたは?一緒に暮らしてた人、実親じゃないわよね?」

「ちょっ、なんでそんなこと⁉︎」

「少し前から、あなたの事を見ていたのよ。この世界に来てもらうためにね。」


なんというプライバシーの侵害だ…


「ああ、そうだよ。小さい頃に二人とも事故で死んだんだ。」

「………これでお互い様ね!」


その時の彼女の笑顔を見ていると何故かどうしても、懐かしくも悲しい感情が俺の中に湧き上がっていた。


俺は本題を思い出し質問する。

まずは彼女の名前だ。


「私は黒崎 茜 魔女よ」


どうやら名前も日本と同じらしい


「はあ、じゃあなんか魔法やって。」

「え、じゃあさっきやった創造の魔法やるわ。」

「さっきって?」

「あの殺人鬼を吹っ飛ばしたやつよ。」


そう言って茜はマグカップを手に取る。彼女が言ってるのはさっきの鉄球のことなのだろう。

茜が呪文を唱え終わるとカップの中にはホットココアが出てきた。


「お、おお〜 本物の魔法だ!でもなんでココア?」

「うーん…大好きだから!かな?」


創造の魔法とやらは創り出す物の成分を良く知らないといけないらしい。ココアは大好物だからめっちゃ調べ上げたらしい。


次にここはどこなのか。


「えーっと、数ある平行世界(パラレルワールド)の1つって感じかな?君のいた世界もその1つだよ。」

「パラレルワールドなんてホントにあったのか…ん?って事はこの世界に俺とかいるのか?」

「それが、この世界と君の世界は今、かなり強い力で繋がっているの。だから同一人物は存在しないの。」


なんか意外と難しい話だ。

そして次に俺がここに来た理由だ。


「あなたにはこの世界と君の世界を救ってもらいたいの!」

「……え?」

「だから!あなたには2つの世界を救って欲しいの!」


あまりにも突飛過ぎて言われてることがよく分からない。世界を…救う?そんなことをやるにしてもなんで…


「なんで俺なんだ⁉︎」

「それは…まだ言えないわ。 でもきっとあなたにしかできないの!」


ここで俺はついキレ気味に茜に言い寄ってしまう。


「そんな無責任な事言われても、俺は無理だ。最も、向こうの世界は救ってやろうなんて思えねぇよ。」

「でも、あなたじゃないと多分…!」

「ほらまた、多分って。俺じゃなくてもできるんだろ?さらに俺は魔法なんて使えやしない。なのにこの魔法の世界をどうやって救えって?」


やってしまった… 会って数時間も経たない女の子に怒鳴ってしまった。


「…分かった。ごめんね急に。後は私一人でどうにかするよ。」

「…なんか、すまんな。」

「ううん、いいの…… あ、住む場所に困ってるならここを使っていいよ。この世界で生活する資金はあの棚の中にあるから。」


女の子に怒鳴った上に生活を助けてもらうだなんて…俺はクズだ…

だからと言って流石に世界は救えないが…


「じゃあ、また会う事があったら…元気でね。」

「ああ」


かなりの無理を押し付けられたはずなのに、なんだこの罪悪感は…俺はどうするのが正解だったのだろう。

はい、というわけで異世界からのお土産 上 転移でした。

短編のつもりがいつの間にか長くなってたので連載式にしましたw

とりあえず形を作ったからには完成させます。

確かもう一つ俺、連載あったような気がしますけどまあいいでしょう。((

とにかく次回予告しときます。

異世界からのお土産 中 真実(仮)

是非ご期待ください。

それではまた

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