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すべて ひとしい ひとつの花  作者: 髙津 央
第二十二章 祖国

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第二十二章 あらすじと人物紹介

★第二十二章 祖国 あらすじ

 移動販売店プラエテルミッサの一行は、トラックを容れられる【無尽袋】を手に入れ、運び屋フィアールカの【跳躍】で王都ラクリマリスへ移動した。

 湖の女神の西の神殿で、針子のアミエーラが歌手ニプトラ・ネウマエの親戚ではないかとの情報を得る。

 “真実を探す旅人”ファーキルは、移動販売店の一行と別れ、ラゾールニクらと合流する。

 魔装兵ルベルは作戦中に相棒のムラークを喪い、魔哮砲を始末しようと決意する。

 呪医セプテントリオーは単身、クブルム山中を通る旧街道を東へ向かい、ラクリマリス領ノージ市を目指す。


 ◆一行目は呼称。

 用語と地名は「野茨の環シリーズ 設定資料」でご確認ください。

 【思考する梟】などの術の系統の説明は、「野茨の環シリーズ 設定資料」の「用語解説07.学派」にあります。


★登場人物紹介


 ■移動販売店見落とされた者(プラエテルミッサ)


 ◆湖の民の薬師(くすし) アウェッラーナ 呼称は「(ハシバミ)」の意。

 湖の民。フラクシヌス教徒。髪と瞳は緑色。

 隔世遺伝で、一族では唯一の長命人種。外見は十五~十六歳の少女(半世紀の内乱中に生まれ、実年齢は五十八歳)

 実家は、ネーニア島のゼルノー市ジェリェーゾ区で漁業を営む。

 星の道義勇軍のテロで、入院中の父を殺され、他の家族や親戚は行方不明。

 ゼルノー市ミエーチ区にあるアガート病院に勤務する薬師(くすし)

 半世紀の内乱中、医療従事者から癒しの術を断片的に教わっていたが、平和になってから改めて大学に通い、系統立てて学習し直した。

 魔法使い。

 使える術の系統は【思考する(フクロウ)】【青き片翼(かたよく)】【(すなど)伽藍鳥(ペリカン)】【霊性の(ハト)

 魔法薬だけでなく、食糧調達の面でもみんなの命綱。

 薄手のコートを着用。裾や袖に力ある言葉の刺繍が入っている。【耐寒】などちょっとした防護の術が掛かっている。

 真名(まな)は「ビィエーラヤ・オレーホヴカ・リスノーイ・アレーフ」


 ◆パン屋の青年 レノ 呼称は髪の色と足が速いことからついた「馴鹿(トナカイ)」の意。

 力なき陸の民。フラクシヌス教徒。十九歳。濃い茶色の髪の青年。

 ネーニア島のゼルノー市スカラー区にあるパン屋「椿屋」の長男。

 両親と妹二人の五人家族だった。

 パン屋の修行中。仕事柄、料理が得意。食べられる雑草に詳しい。勉強はあまり得意ではない。

 テロと戦争で店と両親を失い、妹と親友たちと共に助け合って避難生活を送る。

 力なき民にも使える術の存在を知り、少しでも魔法を使えるようになりたいと思っている。

 妹たちを守る為、ソルニャーク隊長と少年兵モーフから銃の扱い方を教わる。

 ネーニア島の北ザカート市内の拠点で、武闘派ゲリラの後方支援として呪符職人の手伝いをした。職人であることを理由に実働部隊には加えられなかった。

 妹たちが作った薄緑色地にサンドイッチの刺繍が入ったTシャツにエプロン、夏用のズボンを着用。

 移動販売店見落とされた者(プラエテルミッサ)の店長。


 ◆ピナティフィダ(愛称 ピナ) 生まれた時期に咲いていた花の名を呼称にしている。

 力なき陸の民。フラクシヌス教徒。中学生。二年三組。濃い茶色の髪。

 レノの妹、エランティスの姉。しっかりしたお姉さん。家事全般が得意。

 その時その場で必要なことの教えを乞い、それを理解し、実践できる判断力と行動力のある少女。

 幼い頃からパン屋の手伝いをしていたので、クッキーを作るのが上手く、商売のコツも心得ている。

 針子のアミエーラに裁縫、呪医セプテントリオーに力なき民でも使える呪歌【癒しの風】を教わる。

 薄緑色地に食パンの刺繍が入った自作のTシャツと、夏用のズボンを着用。


 ◆エランティス(愛称 ティス) 生まれた時期に咲いていた花の名を呼称にしている。

 力なき陸の民。フラクシヌス教徒。小学生。五年二組。濃い茶色の髪。

 レノとピナティフィダの妹。アマナの同級生。真面目で大人しい性格。

 兄と同じで勉強はあまり得意ではなく、うっかり失言しがち。

 母やピナティフィダに教わって、家事や店の手伝いをしていたので、少しならパンやクッキーを作ることができる。

 針子のアミエーラに裁縫、呪医セプテントリオーに力なき民でも使える呪歌【癒しの風】を教わる。

 薄緑色地にコッペパンの刺繍が入った自作のTシャツと、夏用のズボンを着用。


 ◆工員 クルィーロ 呼称は「翼」の意。

 力ある陸の民。フラクシヌス教徒。工場勤務の青年。二十歳。金髪。

 パン屋の息子レノの幼馴染で親友。ゼルノー市スカラー区在住。

 隔世遺伝で、家族の中で一人だけ魔力がある。魔法使いだが、修行をサボっていた。使える術の系統は【霊性の(ハト)】が少しだけ。

 機械に興味があるので、ゼルノー市グリャージ区のジョールトイ機械工業の音響機器工場に就職。

 両親と妹のアマナとの四人家族。

 両親は共働き。父は出張が多く、星の道義勇軍のテロ当時は首都クレーヴェルに居た。母は隣のマスリーナ市の職場にバス通勤していた。生存は絶望視される。

 ランテルナ島で、呪医セプテントリオーに防禦魔法【不可視(みえず)の盾】と呪歌【癒しの風】を教えてもらった。

 薬師アウェッラーナの手伝いで、魔法薬の素材の下拵えを行う。

 基地襲撃作戦からの帰還直後、武闘派ゲリラに襲われたアミエーラを助けた。

 妹が作った薄紅色地に工具の刺繍が入ったTシャツに夏用のズボンを着用。

 アウェッラーナが教え子からもらった最下級の【耐寒】【耐暑】【衝撃緩和】などの防護の術が掛かったマントを譲られた。


 ◆アマナ 生まれた時期に咲いていた花の名を呼称にしている。

 力なき陸の民。フラクシヌス教徒。クルィーロの妹。金髪。

 小学生。五年二組。エランティスの同級生。ゼルノー市スカラー区在住。

 家のお手伝いを積極的にするいい子。勉強家。

 音楽と魔術の融合に興味があり、【歌う鷦鷯(ミソサザイ)】学派の解説書などを読む。

 針子のアミエーラに裁縫、呪医セプテントリオーに力なき民でも使える呪歌【癒しの風】を教わる。

 薄紅色地に音符の刺繍が入った自作のTシャツと、夏用のズボンを着用。


 ◆お針子 アミエーラ 呼称は「宿り木(ヤドリギ)」の意。

 陸の民。キルクルス教徒。十九歳の女性。金髪。青い瞳。仕立屋のお針子。

 リストヴァー自治区のバラック地帯在住。泥棒が同情するレベルの赤貧。

 工員の父親と二人暮らし。祖父母と母と弟妹は病死。弟妹はみんな幼い頃に亡くなり、人数も憶えていない。

 魔力はあるが、魔法が使えない。

 母方の祖母が力ある民で、隔世遺伝で魔力を持っているが、魔法を教わっていないので何もできない。

 ドーシチ市の屋敷で、湖の民の薬師(くすし)アウェッラーナに自分が何者か明かし、祖母の手帳を見せた。

 力なき民のフリをして、このままキルクルス教徒として生きるか、信仰を捨て、魔術を教わって力ある民として生きるか迷っていたが、王都ラクリマリスで大伯母カリンドゥラと出会い、力ある民であることを受け容れて、大伯母と共に暮らす決心をする。

 鍋や食器、非常食、祖母の手帳三冊、仕立屋の店長から預かった大伯母カリンドゥラ宛の手紙などを所持。

 仕立屋の店長にもらった魔法のコートと肌着も所持。【耐寒】などの術で少し身を守ることができる。

 魔法の肌着、【魔除け】の護符、自分で作った薄紅色のTシャツ、夏用のズボンを着用。

 自治区では、魔術的な真名を名づける習慣がない。アミエーラは父が付けた名。

 母が秘かに付けた真名(まな)は「イフェイオン・ユニフローラム・ステルラ・カエルラ」


 ◆少年 ローク 呼称は「角」の意。

 力なき陸の民。商業高校の男子生徒。十七歳。ディアファネス家の一人息子。

 ゼルノー市セリェブロー区在住。家族とは相容れなくなり、家出する。

 ネーニア島のリストヴァー自治区外で暮らす隠れキルクルス教徒。

 両親は、キルクルス教徒の信者団体役員で、祖父は相談役をしている。

 祖父はこの辺りの隠れキルクルス教徒を束ねる司祭のような立場だった。

 祖父や両親を卑怯だと思いつつ、その庇護に甘えていた自分を恥じている。

 毎週、休日の礼拝に参加させられ、その後の報告会で、自治区で暮らすキルクルス教徒の様子も聞かされてきた。

 信仰繋がりで知り合ったベリョーザたちとは、家族の手前仕方なく仲が良いフリをしているが、表面的な付き合いに留まる。

 中学校で仲良くなったヴィユノークたちとは、家族に知られないようにこっそり友達付き合いを続けていた。

 祖父たち自治区外の隠れ教徒と、自治区の過激派が結託して、テロを計画していることを知りながら、漫然と放置してしまった。

 保身に走り、後悔しがち。

 戦う為、ソルニャーク隊長に銃の扱い方を教わる。

 武闘派ゲリラのアクイロー基地襲撃作戦に加えられ、管制塔襲撃部隊の一員として戦った。

 呪医セプテントリオーに力なき民でも使える呪歌【癒しの風】を教わる。

 ラジオや非常食、【魔除け】の護符、【魔道士の涙】などを所持。

 アウェッラーナの教え子からもらった【不可視(みえず)の盾】の手袋を左手だけ装備。

 アミエーラたちが作った薄青色のTシャツと夏用のズボンを着用。


 ◆少年兵 モーフ 呼称は「苔」の意。

 力なき陸の民。キルクルス教徒。年齢は本人も知らず十五~十六歳くらい。

 星の道義勇軍の少年兵。リストヴァー自治区のバラック地帯出身。

 アミエーラの近所のおばさんの息子。

 祖母と母、足が不自由な姉とモーフの四人家族だった。父は大火以前に事故で亡くなっている。

 貧しさ故に最終学歴は小学校中退。

 工場などで下働きをして生活費を稼いでいた。貧しい暮らしに嫌気が差し、家出してキルクルス教徒の団体「星の道義勇軍」に入った。

 自治区の外に出て外の暮しを知り、フラクシヌス教徒や魔法使いと共に避難生活を送る内に考えが変わる。

 ネモラリス人の武闘派ゲリラに銃の扱い方を教えた。

 武闘派ゲリラのアクイロー基地襲撃作戦に加わり、陽動部隊の一員として警備員オリョールと共に戦った。

 基地襲撃作戦からの帰還直後、武闘派ゲリラに襲われたピナティフィダを助けた。

 服装は、あちこち破れたペラペラのジャンパー、膝の抜けたズボン。上着の袖はすり減り、ボタンは幾つか紛失している。

 警察で捕縛直後に魔法で丸洗いされるまで、一度も洗濯したことのない代物。

 ファーキルにトレーナーをもらい、上着はそれに着替えた。

 ランテルナ島で、アミエーラたちが作った薄青色のTシャツとズボンを着用。


 ◆隊長 ソルニャーク 呼称は「雑草」の意。

 力なき陸の民。キルクルス教徒。星の道義勇軍・第三小隊の隊長。モーフたちの上官。四十代半ばのおっさん。

 知識人。冷静な判断力を持つ。

 星の道義勇軍は本来、テロ集団ではなく、自治区の生活向上を目指す信者団体だった。

 キルクルス教徒だが、狂信はしていない。自爆攻撃には否定的。

 陸の民らしい大地と同じ色の髪に、彫の深い精悍な顔立ち。空を映す湖のような瞳は、強い意志と知性の光を宿している。

 半世紀の内乱以前は、自治区外に住んでいた。内乱終結後、家族と共に自治区に移住した。

 両親は農業技術者として、自治区西部の開拓を指導し、緑地を整備して住民に解放した。

 両親は殺され、弟は二人とも途中で捕まり、殺された。

 唯一人生き残った隊長は、当時十六歳。バラック地帯に身を隠し、工場で働いて暮すようになった。

 ネモラリス人の武闘派ゲリラに銃の扱い方を教えた。

 武闘派ゲリラのアクイロー基地襲撃作戦では、管制塔襲撃部隊の指揮を執り戦った。

 当初からファーキルがアーテル人で、ロークがキルクルス教徒であると見抜いていたが、黙っていた。

 ランテルナ島で、アミエーラたちが作った薄青色のTシャツとズボンを着用。


 ◆元トラック運転手 メドヴェージ 呼称は「熊」の意。

 力なき陸の民。キルクルス教徒。星の道義勇軍の一兵士。おっさん。

 リストヴァー自治区のバラック地帯出身。

 以前はトラック運転手として、自治区と隣接するゼルノー市グリャージ区の工場を往復していた。

 仕事で大怪我をして、ゼルノー市ジェリェーゾ区にある中央市民病院に入院したことがある。

 入院中に妻子を亡くし、キルクルス教徒の団体「星の道義勇軍」に入った。

 少年兵モーフを目に掛け、我が子のように可愛がるが、不器用な愛情表現はモーフにあまり伝わっておらず、鬱陶しがられている。

 歌が上手い。みんなに「国民健康体操」を教える。

 手先も器用で、蔓草細工を作り、街で食糧などと交換する。手仕事の職人として、クロエーニィエと意気投合する。

 ファーキルがアーテル人で、ロークがキルクルス教徒であると見抜いていたが、黙っていた。

 ランテルナ島で、アミエーラたちが作った薄青色のTシャツとズボンを着用。


 ◆ファーキル 呼称は「松明(たいまつ)」の意。

 力なき陸の民。キルクルス教徒。男子中学生。十五歳。魔術マニア。

 アーテル共和国北部、ヴィエートフィ大橋の(たもと)にあるイグニカーンス市在住。

 ぱっとしない外見で大人しく、学校ではいじめられている。

 頭はそこそこいいが、親と同級生からは(ないがし)ろにされていた。

 違法に接続したインターネットで、国内外の情勢と魔術について知って行動を起こす。僅かな荷物と闇で手に入れたタブレット端末だけを持って、単身、ネーニア島に渡った。

 危険故に他国の報道機関も立ち入らない廃墟に足を踏み入れ、写真をSNSにUPし、空襲被害の惨状を伝える。

 ネモラリス共和国の北ザカート市付近で、移動販売店見落とされた者(プラエテルミッサ)の一行と出会い、以後、行動を共にする。

 アーテル共和国人だが、ラクリマリス王国のグロム市民であると偽っている。

 呪医セプテントリオーに力なき民でも使える呪歌【癒しの風】を教わる。

 コートとマフラー、【魔道士の涙】と呪文をまとめた手帳を所持。

 呪符屋にもらった魔法の手袋は、右が【退魔】、左は【不可視(みえず)の盾】の術を使う為の補助具。

 ランテルナ島で、シルヴァが調達した変なTシャツと夏用のズボンに着替えた。

 その後、アミエーラたちが作った薄緑色のTシャツに着替えた。

 各種SNSなどのアカウント名は、全て「真実を探す旅人」で統一している。

 アーテル共和国が報道しない真実を伝える為なら、命を捨てても構わないと思っている。

 真実を伝える為に、ファーキル自身は身元を偽り続けると言う矛盾を抱える。


 ■無所属■

 ◆市民病院の呪医 セプテントリオー 呼称は「北極星」の意。

 湖の民の男性。髪と瞳は緑色。フラクシヌス教徒。長命人種なので若く見え、外見は三十代前半くらい。

 ゼルノー市立中央市民病院に勤務する唯一の呪医。【青き片翼】学派の術を修め、主に外科領域の治療を担当。

 説得に応じ、アゴーニと共にランテルナ島にあるゲリラの隠れ家に身を寄せていたが、ある事件をきっかけに(たもと)を分かつ。

 スニェーグに王都ラクリマリスに来るよう言われたが、先にゼルノー市の様子を見に行く。

 移動販売店見落とされた者(プラエテルミッサ)の一行に【不可視(みえず)の盾】や呪歌【癒しの風】などを教えた。

 実年齢は四百歳以上。ラキュス・ラクリマリス王国時代から生きている。

 ラキュス・ラクリマリス王国時代は、王国軍の軍医だった。クロエーニィエと同じ騎士団に所属していた。

 元・フナリス群島の島民。半世紀の内乱中に一族を殺され、家名は捨てた。


 ◆葬儀屋 アゴーニ 呼称は「火」の意。

 湖の民の男性。髪と瞳は緑色。フラクシヌス教徒。【導く白蝶】学派の術を修めた葬儀屋。

 口は悪いが人情に厚く、割と面倒見がいい。

 死は誰にでも平等に訪れるので、なるべく分け隔てなく遺体の処理をしたいが、優先順位をつけざるを得ない場合もあり心苦しく思っている。

 説得に応じ、セプテントリオーと共にランテルナ島にあるゲリラの隠れ家に身を寄せた。

 アーテル本土の拠点を破壊されてからは、オリョールたちの身を案じつつ、その手伝いや食糧の調達をしていたが、ある事件をきっかけに袂を分かち、どこかへ【跳躍】した。

 商売柄、服には【魔除け】や【退魔】などの呪文を刺繍してある。自前の魔力が尽きない限り、この服を着ている間は常時、それらの術が葬儀屋を守っている。


 ■アミエーラの身内■

 ◆フリザンテーマ 呼称は「菊」の意。

 力ある陸の民。フラクシヌス教徒。アミエーラの祖母。クフシーンカの幼馴染で親友。

 【歌う鷦鷯(ミソサザイ)】学派を修めた呪歌の歌い手。

 力なき陸の民でキルクルス教徒の夫と結婚。内戦終了後はリストヴァー自治区に移住した。

 自治区では、魔法使いであることを隠す為、知り合いのいないバラック地帯で生活した。

 アミエーラが幼い頃に死亡。


 ◆カリンドゥラ 呼称は「金盞花(キンセンカ)」の意。

 力ある陸の民。長命人種。フラクシヌス教徒。

 アミエーラの祖母フリザンテーマの姉。仕立屋の店長クフシーンカの幼馴染。

 外見はアミエーラにそっくり。百歳近いが、長命人種なので外見は二十歳そこそこ。

 【歌う鷦鷯(ミソサザイ)】学派を修めた呪歌の歌い手。歌手としての芸名は、ニプトラ・ネウマエ。「浄め水」「旋律」の意。

 半世紀の内乱前にプロデビューした。主に聖歌や古典を歌うソプラノ歌手だが、近年は歌謡曲のカバーもする。

 武力に依らず終戦を目指すグループに協力。王都ラクリマリスの神殿などで慈善コンサートを行い、難民支援をしている。

 自宅は仕事の都合で、ネモラリス島の首都クレーヴェルと港町レーチカ市の二カ所にある。


 ■ロークの友人たち■

 ◆ヴィユノーク 呼称は「朝顔」の意。

 陸の民。力ある民だが、作用力はないので自力では魔法を使えない。

 魔法の道具を作る職人の【編む葦切(ヨシキリ)】学派の術を修行していた。

 中学でロークと仲が良かった。美味いモン好きのデブ。

 ゼルノー市セリェブロー区在住。スカラー区のゼルノー市立スカラー高校の男子生徒。

 星の道義勇軍のテロ後、一家全員が行方不明。


 ◆チェルトポロフ 呼称は「(アザミ)」の意。

 力ある陸の民。中学でロークと仲が良かった。

 ゼルノー市セリェブロー区在住。スカラー区のゼルノー市立スカラー高校の男子生徒。

 ジェリェーゾ区に親戚の魚屋があった。

 星の道義勇軍のテロ後、一家全員が行方不明だったが、王都ラクリマリスでロークと再会。姉と二人でラクリマリス王国プラーム市の親戚宅に身を寄せていたが、腥風樹の件で王都に避難した。


 ◆チス 呼称は「一位(イチイ)」の意。

 力なき陸の民。中学でロークと仲が良かった。ちょい不良。

 ゼルノー市セリェブロー区在住。グリャージ区の工業高校の男子生徒。

 星の道義勇軍のテロ後、一家全員が行方不明。


 ◆ベリョーザ 呼称は「白樺(シラカバ)」の意。

 力なき陸の民。女子高生。

 ゼルノー市ミエーチ区アエス町に住む隠れキルクルス教徒。教団の繋がりで、ロークとは互いの家を知っている。

 星の道義勇軍のテロ後、一家全員が行方不明。


 ■自治区民■


 ◆仕立屋の店長 クフシーンカ 呼称は「睡蓮スイレン」の意。

 力なき陸の民。キルクルス教徒。一人暮らしの老婆。九十歳以上。気前がいい。

 リストヴァー自治区の団地地区で、仕立屋を経営している。

 アミエーラの祖母フリザンテーマの親友。ずっとお互いに助け合ってきた。

 リストヴァー自治区選出の国会議員ラクエウスの姉。議員への繋ぎ役として一目置かれ、顔が広い。

 初夏からは、ラクエウスの支持者らと共に、大火に見舞われたバラック地帯の生存者の生活再建の支援活動を始めた。

 キルクルス教の聖典の内、星道記(せいどうき)の後半を修めた「星道(せいどう)の職人」の資格を持つ。


 ◆アシーナ 呼称は「ヨーロッパヤマナラシ」の意。

 力なき陸の民。キルクルス教徒。仕立屋の針子見習いの少女。金髪。

 リストヴァー自治区のバラック地帯の生き残り。大火で身寄りを失くし、教会に身を寄せていた。

 自分が「弱者」であることを盾に狡賢く生きる。自分が楽をする為なら平気で人を利用して裏切る卑怯者。本人は、賢い生き方をする自分を信心深いと思っている。

 豪雨の日にこれまでの悪事を咎められ反発。クフシーンカに解雇され、出て行く。


 ◆サロートカ 呼称は「甘草カンゾウ」の意。

 力なき陸の民。キルクルス教徒。仕立屋の針子見習いの少女。大地の色の髪。

 リストヴァー自治区のバラック地帯の生き残り。大火で身寄りを失くし、教会に身を寄せていた。

 正直者で信仰心が厚い。無学な自分をよく(わきま)えており、あまり役に立てないことを気に病んでいる。


 ■国会議員■


 ◆両輪の軸党の党首 アサコール 呼称は「ポプラ」の意。

 力ある陸の民。男性。フラクシヌス教の少数派、岩山の守護神スツラーシの信者。ネモラリス共和国の国会議員。野党中道派の「両輪の軸党」の党首。

 与党多数派の方針に異を唱え、議員宿舎で軟禁生活を送った。外部と連携して蜂起。議員宿舎を脱出した。

 アミトスチグマの支援者の許へ身を寄せ、難民キャンプの運営や情報発信などに携わる。


 ◆両輪の軸党の議員 モルコーヴ 呼称は「ニンジン」の意。明るい赤毛に因む。

 力ある陸の民。女性。フラクシヌス教の少数派、岩山の守護神スツラーシの信者。ネモラリス共和国の国会議員。野党中道派の「両輪の軸党」の党員。

 与党多数派の方針に異を唱え、議員宿舎で軟禁生活を送った。外部と連携して蜂起。議員宿舎を脱出した。

 料理が得意。


 ◆アミトスチグマの国会議員 ジュバーメン 呼称は「援助・協力」の意。

 力ある陸の民。男性。フラクシヌス教の少数派、岩山の守護神スツラーシの信者。

 アミトスチグマ夏の都選挙区の大物国会議員。脂っこいおっさん。

 ネモラリス共和国の「両輪の軸党」の党首アサコールとは信仰繋がりで意気投合し、アミトスチグマの難民キャンプ運営などに力添えしている。


 ■リャビーナ市民楽団■


 ◆国会議員 ラクエウス 現在の呼称は「罠」の意。

 力なき陸の民。キルクルス教徒。九十歳を越える老人。

 リストヴァー自治区選出の国会議員。クフシーンカの弟。

 幼い頃に竪琴の才能を見いだされ、家族と離れて寄宿学校で本格的に音楽を学ぶ。若い頃は、ラキュス・ラクリマリス交響楽団の竪琴奏者として音楽を生業としていた。

 半世紀の内乱中に妻子を失った。

 自治区への移住後、交響楽団時代の人脈を駆使して国会議員となった。

 リストヴァー自治区の生活向上の為に命を懸けて尽力する老議員。

 魔哮砲の使用継続に反対を表明し、首都クレーヴェルの議員宿舎に軟禁された。

 両輪の軸党の蜂起に乗じ、クラピーフニクと共に宿舎を脱出。スニェーグ宅に匿われる。

 女装してリャビーナ市民楽団に紛れ込み、罹災者支援コンサートに出演する。

 その後、アミトスチグマの支援者の許へ移動。

 ネモラリスの国会議員として、非公式に難民キャンプの視察を行った。

 アイドルグループ「瞬く星っ娘」を脱退した四人に歌の指導をする。

 若い頃の呼称ハルパトールは「竪琴奏者」の意。変装時の呼称、ハルパトーラは「竪琴奏者(女性)」の意。


 ◆スニェーグ 呼称は「雪」の意。

 力ある陸の民。白髪の男性。ラクエウスよりほんの少し年下の老人。

 リャビーナ市民楽団のピアニスト。クラピーフニク議員の協力者。

 午前中は大きな音楽教室の外部講師、午後は飲食店でピアノの生演奏。割と忙しい。毎日に張りがあるからか、髪こそ白いが、実年齢よりずっと若やいで見える。

 老婦人シルヴァの親戚で、ランテルナ島に隠された別荘の場所を知っている。


 ◆オラトリックス 呼称は「祈る者」の意。

 力ある陸の民の女性。六十代半ばくらい。

 リャビーナ市民楽団のソプラノ歌手。【歌う鷦鷯(ミソサザイ)】学派の術者。クラピーフニク議員の協力者。


 ■瞬く星っ娘■


 ◆アルキオーネ

 力なき民。女性。十八歳。アーテル人。

 アーテルのアイドル歌手「瞬く星っ娘」のリーダー。長く艶やかな黒髪。勝気な目をした少女。

 メローペが魔物に襲われてから、アーテル共和国の二重規範に嫌気が差し、コンサートで暴露。「瞬く星っ娘」の引退を宣言した。

 元護衛の女性が手引きし、ラゾールニクらの協力でアミトスチグマへ逃れた。

 現在は、ラクエウス議員らの許に身を寄せている。


 ◆エレクトラ

 力なき民。女性。十七歳。アーテル人。

 アーテルのアイドル歌手「瞬く星っ娘」の一員。土色の髪の少女。

 メローペが魔物に襲われてから、アーテル共和国の二重規範に嫌気が差し、コンサートで暴露。「瞬く星っ娘」の引退を宣言した。

 元護衛の女性が手引きし、ラゾールニクらの協力でアミトスチグマへ逃れた。

 現在は、ラクエウス議員らの許に身を寄せている。

 

 ◆タイゲタ

 力なき民。女性。。十六歳。アーテル人。

 アーテルのアイドル歌手「瞬く星っ娘」の一員。麦藁色の髪の少女。眼鏡を掛けている

 メローペが魔物に襲われてから、アーテル共和国の二重規範に嫌気が差し、コンサートで暴露。「瞬く星っ娘」の引退を宣言した。

 元護衛の女性が手引きし、ラゾールニクらの協力でアミトスチグマへ逃れた。

 現在は、ラクエウス議員らの許に身を寄せている。


 ◆アステローペ

 力なき民。女性。十六歳。アーテル人。

 アーテルのアイドル歌手「瞬く星っ娘」の一員。金髪の少女。年齢の割に豊かな胸。

 メローペが魔物に襲われてから、アーテル共和国の二重規範に嫌気が差し、コンサートで暴露。「瞬く星っ娘」の引退を宣言した。

 元護衛の女性が手引きし、ラゾールニクらの協力でアミトスチグマへ逃れた。

 現在は、ラクエウス議員らの許に身を寄せている。


 ■ネモラリス政府軍■


 ◆ルベル 呼称は「赤」の意。髪の色からそう呼ばれる。

 陸の民の男性。フラクシヌス教徒。実家はネモラリス島北東部のウーガリ山中にあるアサエート村。

 ごつい体格で厳つい顔。黙っていると「怒ってるの?」と聞かれやすい顔立ちのせいか、恋人などは居ない。

 ネモラリス政府軍の魔装兵。兵学校を卒業して数年の若者。

 ネーニア治安部隊の隊員だったが、テロ鎮圧作戦中に戦争が始まり、急遽、水軍の守備隊に転属させられる。

 軍用魔道機船に乗り組み、見張りとして空襲の警戒にあたる。末端の兵卒。【飛翔する蜂角鷹(ハチクマ)】学派の術を修め、偵察などを主な任務とする戦闘員。

 魔哮砲が何なのか気掛かりで、この戦争に関する報道発表などの情報を精査していた。

 アーテル軍の攻撃を受け、魔哮砲が行方不明になった後は捜索に加わる。

 軍服は魔法の鎧。


 ◆ムラーク 呼称は「闇/暗黒」の意。髪の色からそう呼ばれる。

 陸の民の男性。フラクシヌス教徒。ごつい体格。

 ネモラリス政府軍の魔装兵。【急降下する(ワシ)】学派の術を修めた戦闘員。

 魔哮砲探索任務で、【索敵】に集中する魔装兵ルベルを守る相棒。


 ◆政府軍の将軍

 湖の民の男性。フラクシヌス教徒で湖の女神派。

 ネモラリス政府軍を統括する。半世紀の内乱後に就任した。

 長命人種。実年齢は五百歳余り。外見は、四十代後半から五十代前半くらいに見える。精悍な顔立ち。

 半世紀の内乱後の情報インフラの不備で、アーテル・ラニスタ連合軍及びキルクルス教団との情報戦に敗北したことを認めた。インターネットの重要性に気付き、その普及と国民教育の必要性を痛感している。

 気さくな人柄で、気軽に一兵卒のルベルを食事に誘った。

 前任のウヌク・エルハイア将軍の遠縁の親戚。

 湖の女神の血を引く名門、ラキュス・ネーニア家の分家。


 ■ネモラリス人の有志ゲリラ■


 ◆警備員 オリョール 呼称は「狗鷲(イヌワシ)/勇士」の意。

 力ある陸の民の男性。髪と瞳は明るい土色。

 医療産業都市クルブニーカの製薬会社に雇われていた警備員。

 元は森へ素材の採取へ行く薬師の護衛だった。【急降下する(ワシ)】学派を修めた魔法戦士。

 現在は、ネモラリス人の有志ゲリラに参加し、ランテルナ島を拠点にアーテル領内で破壊工作を行っている。

 武闘派ゲリラのリーダー的な立場だが、何となく流れでそうなった為、本人にはあまり自覚がない。

 アーテル本土の拠点を破壊されてからは、ネモラリス領の北ザカート市の廃墟に移動。森林地帯で魔獣などを狩り、呪符や魔法の道具の素材を集め、武力を蓄えていた。

 アクイロー基地襲撃作戦では、陽動部隊の一員として少年兵モーフと共に戦う。

 作戦からの帰還後、ピナティフィダとアミエーラを襲ったゲリラを殺害。呪医に宣言した通り、シルヴァが勧誘したゲリラの生き残りをジャーニトルとクリューヴを除いて始末した。


 ◆ゲリラ兵 ジャーニトル 呼称は「門番」の意。

 湖の民の男性。緑髪で緑の瞳。科学文明についてはあまり詳しくない。

 元は森へ素材の採取へ行く薬師の用心棒だった。【急降下する(ワシ)】学派の術を修めた魔法戦士。

 ネモラリス人の有志ゲリラ。アーテル領内で破壊工作を行う。

 アーテル本土の拠点を破壊されてからは、ネモラリス領の北ザカート市の廃墟に移動。森林地帯で魔獣などを狩り、呪符や魔法の道具の素材を集め、武力を蓄えていた。

 アクイロー基地襲撃作戦では、管制塔襲撃部隊の一員として戦い、負傷した。


 ◆ゲリラ兵 クリューヴ 呼称は「(くちばし)」の意。

 力ある陸の民の男性。使える術の系統は【霊性の鳩】。

 ネモラリス人の有志ゲリラ。アーテル領内で破壊工作を行う。

 負傷して拠点で伏せっていた所をセプテントリオーに助けられた。戦闘に不向きだと自覚してからは、物資の調達など後方支援に専念する。

 アーテル本土の拠点を破壊されてからは、ネモラリス領の北ザカート市の廃墟に移動。森林地帯で魔獣などを狩り、呪符や魔法の道具の素材を集め、武力を蓄えていた。

 アクイロー基地襲撃作戦では、陽動部隊の一員として戦い、重傷を負った。


 ◆手伝いの老婦人 シルヴァ 呼称は「森」の意。

 力ある陸の民の女性。老婆。スニェーグの親戚。

 ネモラリス人の有志ゲリラ。親戚に「難民支援」と称して別荘を提供してもらった。負傷者の看護と別荘の管理、情報収集や物資の調達などを担当。

 ランテルナ島の無関係な寝たきり老人宅を情報収集の拠点と定めた。

 老人の世話をしつつ、市井の噂話やアーテル領内で発行される新聞や雑誌で情報収集。また、ネモラリス共和国内で武闘派ゲリラに参加する者の勧誘活動も行う。


 ◆情報ゲリラ ラゾールニク 呼称は「露草(つゆくさ)」の意。

 力ある陸の民の男性。金髪。露草色の瞳。印象の薄い地味な顔立ち。

 ネモラリス人の有志ゲリラ。アーテルの市井に紛れ、情報収集を行う。

 武闘派との情報伝達の不備で甚大な被害が発生した反省から、時折、治療拠点に派遣されるようになった。

 魔法使いだが、タブレット端末を使いこなし、インターネットに詳しい。


 ■ランテルナ島民■


 ◆呪符屋 ゲンティウス 呼称は「竜胆(リンドウ)」の意。

 湖の民の男性。おっさん。

 ランテルナ島の地下街チェルノクニージニクにある呪符屋の店主。【編む葦切(ヨシキリ)】学派の呪符職人。

 店に名はなく、竜胆(リンドウ)の看板が目印。

 初対面のファーキルの身を案じ、色々忠告してくれた。ぶっきらぼう。


 ◆運び屋 フィアールカ 呼称は「(スミレ)」の意。

 湖の民の女性。二十代半ばくらいに見えるが、長命人種なので実際にはかなりの高齢。使えるものは何でも使う強かな女性。

 ランテルナ島の地下街チェルノクニージニクにある呪符屋を拠点にしている。

 魔法使いだが、タブレット端末を使いこなすなど、科学文明にも馴染んでいる。

 かつては、ネーニア島の南ザカート市のパニセア・ユニ・フローラ神殿に仕える神官だったが、半世紀の内乱中に神殿が焼失。王都ラクリマリスの神殿に身を寄せ、内乱終結後しばらくして聖職者を辞めた。


 ◆クロエーニィエ 呼称は「(布地や皮などの)裁断」の意。

 力ある陸の民。黒髪でごつい体型のおっさん。

 ランテルナ島の地下街チェルノクニージニクにある店「郭公(カッコウ)の巣」の店主。

 【編む葦切(ヨシキリ)】学派の職人。服飾品の製作が得意分野。ファッションセンスには難があるが、職人としての腕前は確か。

 自作の魔法の服や装飾品の他に、ヤミで持ちこまれた委託品も販売している。

 ラキュス・ラクリマリス王国時代は、王国軍の騎士だった。呪医セプテントリオーと同じ騎士団に所属していた。

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野茨の環シリーズ 設定資料
シリーズ共通設定の用語解説から「すべて ひとしい ひとつの花」関連の部分を抜粋。
用語解説01.基本☆人種など、この世界の基本
用語解説02.魔物魔物の種類など
用語解説05.魔法☆この世界での魔法の仕組みなど
用語解説06.組合魔法使いの互助組織の説明
用語解説07.学派【思考する梟】など、術の系統の説明
用語解説15.呪歌魔法の歌の仕組みなど
用語解説11.呪符呪符の説明など
用語解説10.薬品魔法薬の説明など
用語解説08.道具道具の説明など
用語解説09.武具武具の説明など
用語解説12.地方 ラキュス湖☆ラキュス湖周辺の地理など
用語解説13.地方 ラキュス湖南 印暦2191年☆「すべて ひとしい ひとつの花」時代の地図と説明
用語解説19.地方 ラキュス湖南 都市☆「すべて ひとしい ひとつの花」時代の都市と説明
地名の確認はここが便利
用語解説14.地方 ラキュス湖南 地理☆湖南地方の宗教や科学技術など
用語解説18.国々 アルトン・ガザ大陸☆アルトン・ガザ大陸の歴史など
用語解説20.宗教 フラクシヌス教ラキュス湖地方の土着宗教の説明。
用語解説21.宗教 キルクルス教世界中で信仰されるキルクルス教の説明。
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