廃退させし戦場にて…絆ではなくゴミ溜め
かつてソリに乗って臀部を痛めた。今はそれに加えて耳も痛めたん。一歩歩く事に『BUROROROROOOOOOOOONNNNNNNN』とか『ZEEEEEEEEETTTTTTTTTTOOOOOOOOO』って叫ばれたらそうなるん。おまいはアニソンの帝王かと。サイレント機能をつけ忘れたワイが悪いんですがね。星が降りしきるペントハウス見えたわ。
って事で久々に日の光を浴びたん。地下から脱出である。やっぱオラは太陽の子ですん、不思議な事はまだ起こしてないから。出てきた穴の横に大きな大きなコロシアムがあっただけですん。そして、穴の下には壊れてぐちゃぐちゃになった機械人の成れの果てが沢山あっただけですん。看板には自殺名所って書かれてた…せめて蓋しとけなん。
成れの果ては放置しておきました。材料として使えそうなのは無かったん。レアメタルとかは再利用されてるんやろ…せめてミスリルがあれば良かったのですがね。
とりあえず、騒音マスィーンのダイナゼノンから降りるん。後、レリアに収納してもらうん。巨大言うほど巨大じゃないけど、ロボはロマンなん。ガキとか群がってきたらめんどくさいん。
でだ、コロシアムでは受付していたわけです。列が出来てるん。何処かで見た事ある黒い鎧とか、白マントとか並んでるん。オラたちも並ぶべや。コロシアムの壁には何処かの忍者の里みたいに顔面の彫り物があるん…カンナとレッタの。これは出てこれないわなー。あの中にでも封印されてるんでねえの?
整理券番号は2943番でしたん。憎しみですん、語呂悪いわー、人数多いわー。しかも、一次予選はくじ引きなん…人数多過ぎて毎回トーナメントする前に抽選でふるい落とされるらしいん。まあ、余裕で落ちましたけど。
「ましたー、また来年頑張れ」
「番号が悪過ぎるん。というか、何でオラも参加する方になっとるねん」
レリアは通りました。余裕通過ですん…オラは最初からセコンドやのに渡されたんなー。ダイナゼノンの出番だったんやろか?
まあええねん。トーナメントの二次予選はパワー測定ですん。よくあるパンチングマシーン、機械人仕様です。レリアが赤くなって真っ赤に燃えるん。マシーンはヒートエンドした。まあ、レリアが最後だったので壊れたところでオラの懐しか痛まないん。修理代請求されたから速攻魔法で直してやったわ。ついでに次回からはレリアのパワー以上にしか反応しない仕様にしておいた。
上位800人まで絞り込まれたん。レリアはぶっちぎりの1位でもシードではないというデスティニー。三次予選は20人ずつに分かれての乱戦勝ち残りバトルですん。幸いにも雑魚ばかりですん。
青くなって串刺しですん。レリア、自重しないロボでありんす。廃棄処分された雑魚は穴行き…否、遺棄らしいん。ありのままの姿捨てるのよー。
「ましたー。この戦いに意味を見出せない」
「戦いに意味を求めてはいかんのん。というか、お前が強過ぎるだけやねん。余所見てみろん」
他のところではリコリスが無双していたり、黒い見た事ある鎧がデコビームしてたり、紫髪の何処かでよーく見た事あるのが徒手空拳で無双している以外は乱戦である。機械人はほぼ衰退しました。麦チョコ食べたい。
というか、あの黒い鎧って鬼灯なんなー。紫髪のはどう見ても髪伸ばしたレッタなんなー。いくらコロシアムに顔彫られてるからってあんな分かりやすい変装せんでもええと思うん。あれで気付かない機械人も相当目腐ってるんなー…顔面認証とか出来てない不良品やないん?
きっと、そっとしておいた方がええんやろうなー。途中で正体バレたりしたらファンが殺到して混乱ですん。え、神と知られても誰一人サイン求められない村人が居るけどとか言うなや。自称神ほど痛い奴おらんやろ。
さあ、40人まで削減されたのでここからはトーナメントである。レリアはシードにまたなれなかったので本戦出場までに4回戦わないといけないのである。準々決勝とかは無い。優勝しても何も無いから。
幸いにも、リコリスやカンナ、レッタとは戦わなくていいというか、確実にこの4人が本戦出場内定してある組み合わせである。意図的な物を感じます。
てなわけで、レリアが戦う第1回戦である。相手はトゥーヅラとかいう手足に剣を括り付けている赤い奴である。自爆が似合うと思う。
緑の装備をしたレリアに撃ちまくられました。ダルマである。盾を飛ばして観客の一部が犠牲になったのは言うまでもない。そこのけそこのけ残骸がとーる。
「ましたー。ちょっとやり過ぎた」
「ええねんええねん。取っ替え引っ替えヒロイン変わるような男は首だけボートで旅立つのがお似合いなん」
はい、2回戦である。次は変な仮面被ったクローテンって奴である。なんか、ナチュラルに黒幕っぽい成りである。背中に後光さしてるん…ドラ◯ーンではなさそうなん。
対するレリアは紫の装備ですん。いきなり獣化形態になって串刺しですん…やっぱ弱いわ、機械人。仮面外れたら何処かで見た顔な気もするけど穴へ運ばれていったんなー。
3回戦はまたダルマになりそうな赤い奴である。ヘァーヅラとかいうトゥーヅラの弟らしいっす。え、兄貴は今泣いてるんだってか…死んでますわ、ニーサン。
レリアは黒の装備である。黒の装備は何気に強いのでダルマまで一瞬である。兄が負けてる時点で悟るべきですん…え、ロボは兄より後発機の弟の方が強いってか。それ、試作機がアホみたいに強い世界では成り立たんのん。
さあ、運命の4回戦はちょっと強そうなサンシーンとかいう相手である。でも、こっちのレリアは殺意のはどーに目覚めてるから勝てるわけないん。白の大剣装備に対して普通の二刀流が勝てるものかである。え、腰が分離すればいけるってか…無理だろ。
「レリア、腰が分離するなら微塵に斬ればええんやで」
「分かった、ましたー」
結果、粉未満な粉微塵である。空は飛べなくても粉なら飛ばされるだろう…なんか、種っぽい相手ばかりだったんなー。
という事で、レリア、リコリス、ロムロンを自称するカンナ、カメリアを自称するレッタが本戦出場決定したんなー。4人で殴り合いはしない。コロシアムが間違いなく崩壊するので。てか、半壊してますが…どうして鬼灯あんなに強いんだ。鳳梨と同等やん、レッタに渡してくれよん。
というわけで、話しかけようと思い立ったら白マントがやってきた。またパスタ寄越せとか言ってきそうである。仕方ないん、揚げパスタのお店開こうと思ってたら機械人飯食わないから断念したので在庫処分してもらうん。