だんだん心惹かれていかない団との戦、幕開け
とりあえず蹴散らした。強行突破である。付けてて良かったキャノン砲です。速攻魔法で後付けだけども。
「なんか、やってはいけない事をやった気がするにゃ」
「騎士団なんかどうせ裏切って敵対するの目に見えてるんだから早いうちに潰すに限るん。敵の言葉に惑わされて刃を向けてくる連中はボロ雑巾のように使い捨てなん」
「ソールさん、騎士団に何か恨みでも…」
「スズランよ、勝手に騎士団全滅の首謀者にされて追われたワイの話は短いので語りたくないのだ」
「いや、今回は実際に襲ってますし…」
それは令状無しに入ってきたのが悪いん。とりあえず男爵でもええから令嬢持ってきてからの話なん。男ばかり撃退したところで面白くもなんともないんなー。
とりあえず、目的は特定の魔物食ってドエムゴンvsプライムを行う事であって騎士団んとこ来ないかではないのだ。ジムへの穴あけは趣味みたいなものである。コンテストは無い。ドエムゴンに美的センス求めるなである。
さて、追っ手が掛かったという事はあまり好ましくないのは事実である。バーガーとクレープ、他にも色々と形態を変えつつ販売する必要がある。ホバークラフトも可変にする必要もあるだろう。
◇
「お主はやっぱりバカじゃろ」
『酷いのん。そんな事より栄光騎士団の情報あったら教えて欲しいのん。とりあえず、ジム戦も余裕あったらやってみるとええのん。というか、そっちはジム戦しないと炎の獅子の居る道に行けんのん』
「お父様…そういう事は最初に言っていただかないと」
『テンプレだったから忘れてたのん。後、可愛い女の子が居たらゲットしとけなん。子ども食堂もやって欲しいのん。目標はフランチャイズ店舗を各町に1つずつ…とまでは言わんけども』
「ソール、またうどん屋する気?」
『うどん屋にはこだわらんのん。この世界には飯屋無さすぎなん。だから、ドエムゴンがドエスゴンになってドグロゴンなん。しかも、内臓は食べない美食家気取りだから大変なん』
「また訳の分からない事を…いいですの、ソール。わたくしたちの目的は魔物の統率者を生み出す事ですのよ」
『分かっとるん。でも、統率者が下品な飯の食い方するのは問題なん。品位が問われるのはスモウレスラーだけでよか。ちなみに念力とか有効らしいんなー…ちゃんと躾しないとカレー食ってる時にスプーン曲げとか2つ持ってジュワるから気を付けるんやで』
ソールさんからの連絡はよく分からない内容だった。早い話が栄光騎士団に気を付けろって意味だった…とスズランに教えられた。
そして、こちらで調べた結果…西の方に数年前から新生魔皇国と名乗る組織が現れ、その下部組織である栄光騎士団と名乗る集団による緩やかなる支配が行われているという噂があった。
それをソールさんに伝えると…『漫画版スペシャルな展開なのん。つまり、やっぱりジムリーダーも敵なんなー』と言われた。
でも、これは言えなかった。その新生魔皇国の皇帝を名乗るのはクマであるらしい事は。
◇
「皇帝陛下。こちらの魔物を献上致したく」
「ふむ。分かっておるではないか…だが、最強はこの俺様ダァァァァァァァァァ」
「では、これらは別の方へお渡しします」
「えっ、ちょ…」
黒マントは去っていった。クマは呆然としている。
◇
なんか、もうダメだおしまいだぁって空耳が聞こえたん。まあいい、オイラには興味ナッシング。
さて、新生魔皇国とか全く知らない設定なんだがやった奴は何となく想像出来る。スズランが双子電波で何やらリンドウと話しているっぽい。電波ドラゴンとペッタンスライムである…オイラには受信出来ないのである。フケが足りんのか?
とりあえず、ホバークラフトのメタル化はカードでやった。リンドウからの情報では東側には栄光騎士団も架け橋も出没してないんだとか。いくつもの日々を越えて辿り着くのが面倒なんだろう、うん。
まずは焼け落ちたツインタワーの1つに行って3匹の獣を解き放て、あの子は人間になりたーいっていう展開にする…はずだったのに居なかったという致命的なミス。
だって考えてもみてください。居る場所が分かっている捕獲可能なレア魔物を主人公待ちなんてモブがするでしょうか。ましてや、主人公なんて最初からレア魔物な御三家を手に入れる事が出来るんですよ。ぜってー暗殺対象だろ、それ。
つまり、既に敵の手に渡っていてもなんのふしぎだねふっしーである。途中通った森に黄色髪の麦わら少女なんて居なかった。ゴムっぽい実も落ちてなかった。スムージーの移動販売もやってみようと思う。
一応、もう一個のタワーにも行った。時代が時代ならテロとか言われてそうなのは気にすんなである。つまり、こっちも焼け落ちていたのだ。不死鳥の止まり木が消失である。さすが未完の名を冠する鳥である。山の勧めはしない。あそこはドエムゴンの巣でもあるん。変な性癖つくだろうし。たぶん、湖もダメだろうな…水着シーンお預けである。
とはいえ、敵の手に渡ったところで食えばええ話である。手がかりはなくはない。って事で猫小僧の出番だ。
「さあルーチェ。この毛の臭いがを辿って魔物の元へ導くのだ」
「無理言うにゃ」
使えない猫である。犬には劣るが数万倍の嗅覚あるはずなのに活かさないとかそれでも猫なの。とか漫才している間に羽シャケドラゴが四種類の毛を食ってやがった。ゴーレムに毛があるとか気にすんな。おめでとう、シャケドラゴはケッツアコアトルっぽい何かに進化した。え、毛でええんかい。
ケツドラゴでは卑猥なのでコアドラゴとニックネーム変えよう。え、そんな簡単にニックネーム変えれないとか言うなし。
「もうなんでもありですね、これ」
ゴミムシを見るような目のスズラン。気持ちは分かる。これの成れの果てがアレだもの…プライムが勝つので構わないんじゃないかな、まだマシって事で。
残り1個の毛…というか体組織手に入れたら終わりという展開である。つまらないんなー…とはいえ、水着フラグ復活である。え、ジムとか知らんがな。向こうから集団でやってこい。スナイパーでもカスタムでもクゥエルでもキャノンでも改…キリないわ。
こうして、一路湖へ向かう結果になったワイらは移動販売しつつ行くのである。この町には舞妓とか居なかった。迷子は沢山居たんなー…ドーナツ屋でも良か。
で、そろそろルーチェを使える存在にするターンが来たんなー。お話しようよである。