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オクタグラム チェインテイルズ  作者: 紅満月
11章 新訳・牧場編
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東奔西走あっちこっちどっちでもいい

という事で、殴り合いの結果というか収集付かなかったので強制的に分けた。主に殴り合ってたのは…まあいい。飯が理由とか虚しすぎる。特にチェリア…カップ麺で我慢しろである。


東ルート

アイリス

シャルロッテ

チェリア

イリス

リンドウ


西ルート

ソール

マール

ルーチェ

ミリル

スズラン


という組み分けである。嫁とはきっぱり分けました。東ルートにはカップ麺を渡しておけばええねん。リンドウが居るから大丈夫だろう。というか、向こうは安心して任せられるん。問題はドエムゴンにならないかどうかだけなん。だから、こっちにドラゴン推しのスズラン加入なん。



「ソールよ、分かっていると思うが…」


「ちゃんとうどんつゆの材料仕入れとくのん。そっちも目新しいものあれば大人買いしとくんなー」


「そうではないのじゃ。無茶をするでないと言うておるのじゃ。変な考えを起こして死にゆくような事があらば…分かっておるの?」



そんな事したら、面倒なのは十分に分かってるん。それに、まだ会わなきゃいけない連中多いから仕方ないんなー。それにこっちはポンコツなのが3人も居るんやで。マールの食費がかかるのに簡単にくたばるわけにはいかん。


さて、西ルートはちょっと多いん。具体的に言えば、向こうが4ならこっちは5なん。炎の獅子と水の金鯉、雷の大ネズミと無のリッチは東なん。え、双子な島とか発電所跡とかに居そうだって…そんな雑なところにいるものか。四つ子島と変電所跡じゃわい。


西は風の大虎、地のゴーレム、闇の大狼に加えて光の大蛇と命の不死鳥ですん。前の3匹は適当に走り回っています。不死鳥は山に、大蛇は湖に居るん…共食いして強くなってたりしないかのん。面倒くさい。


チェリアたちとは無線連絡出来るようにしてあるので大丈夫なん。むしろ、こっちにしか心配がないという…明らかにあるチーム分けミスってます。スズランだけが頼りです。チームポンコツズですん。






アイリスたちはとっとと出発した。まあ、東ルートは4匹の位置が悪いしそこそこのスライム強化は必要ですからね。オラたちもミニドラゴンを育てます。



「いけ、ドエスゴン」


「ソールさん、そのニックネームは無いかと」



ニックネームはドエスゴン以外でとスズランに言われた。協議の結果、ドラゴという安直な名前で落ち着いた。誰だ、スーパーウルトラデラックスドラゴンとか推した駄猫は。


とりあえず、そこら辺の野良魔物を倒して経験値を稼ぐのである。スライムは覆い被さり食うだけだから楽なのだが、ドラゴは肉食なのに生肉食わない。ドエムゴンの生まれ変わりだからこそ変わっている。自分で火を吹いて調理するのだ。本当に面倒くさい。


とりあえず、出っ歯ネズミとか鳩っぽいのを倒しては焼き、倒しては焼きである。ライバル登場とかは無い。そもそもライバルって誰ぞなである…M字ハゲか。出てこない気もするし出てくる気もする。あんまり詳細な設定なんてしてない。だって、イルム出てこないし。


時折、魔物を連れた通行人がバトルを挑んでくるから撃退してハンバーガーを売りつけております。さすがに野良じゃないのは食べちゃアカン。どんな薬物使用して育成されてるか分からんのん。勿論、ぼったくり価格ですん。喧嘩ふっかけてきたんだから有り金全部置いてけである。ハンバーガー渡すだけでもありがたいと思うべきなん。


後、キングキングサーモンサーモンと金色の地鶏の長男のバーガーを食わせたらシャケような尖った口に羽毛の翼を持った形態に変態したのだ。元々変態だから仕方ないね。どうしてこうなったのやら。



「ソール…さっきから進み出す気配無いのにゃ」


「仕方ないん。近くの町からハンバーガー目当ての客が次々来とるんなー。ついでにバトルして経験値を稼ぐん」


「ソール様って、絶対ご飯屋さんの方が向いてますよね」


「一石二鳥狙ってるだけなん。本職はオラが村の名前紹介する村人なん」


「ソールさん、いいからポテトフライください」


「ただ食ってるだけのお前はフードファイターとして出直せなん」



ドラゴの育成を交代でしつつ店の手伝いしているルーチェ、ミリル、スズランに比べて、食ってるだけのマール。もはや、どっちを育成しているか分からんのんなー。


というか、単調なん。魔物使いとの戦いとかしてもレベルアップ出来ても統率力はあがらんのん。バッチ集めて一番になってもなーって感じなん。この手の話は巨悪と戦う正義厨とかが張り切るのが無ければキャラゲーなん。そして、こちらのキャラはドエムゴンです。何が悲しゅうてドエムゴン育成ゲームなぞせにゃいかんのか。


とりあえず、食べられそうな魔物の回収業務を行うのがワイのジャスティスなん。何とか団でも出ない限りはハンバーガー屋で頑張るんなー。



「我らは栄光騎士団である。そこの平民どもに告げる、怪しき集会をやめて即刻立ち去るが良い」



フラグ立ったん。てか、栄光騎士団ってなんぞやである…M字ハゲは排除したはずなんだが。あ、もしかして、もしかしなくても野菜の息子は下着ですか?



「そこの怪しき店は何だ。改めさせてもらう」



3人の甲冑騎士っぽいのが現れた。さまよう中身入りの鎧である。つまり、倒してしまっても構わないんだろうである。



「ドラゴさん、スズランさん、やっておしまい」



とりあえずドラゴの灼熱の火炎放射で灰燼と化しました。盗賊に人権は無いん。まずは令状もってこいなのん。



「ソールさん、あの人たちは一体…」


「オラは知らん。この世界に王国とかあるはずないん。M字ハゲは死んだ。王は情けない終わりを遂げた。ましてや騎士は肉塊になったはずなん」


「あー…したのはキッシュさんですけどね」



そんな時代もあったねと笑ってやるん。つまり、騎士団で許されるのはクマの騎士団だけなんなー。ましてや男だけなんて不要も不要である。ちょっとチェリアにゴブリン繁殖させてくっころ天国作れるか相談したいん。



「まあ、とりあえず騎士団は的なん。オラんとこ来ないかなんて言ったら、とにかくもう学校や家には帰れないと思えなん」


「ソールさん、仮にも騎士団と名乗るものに反逆すると大変な事になるのでは…」



マールは無知なん。最初の時とあんまし変わってないんなー。騎士団って証明出来るものなんて連中何も示してないのん。それに、騎士団が怖くて無認可営業が出来るかいなん。ましてや、この世界もオラの知らない設定が盛り込まれているん。はてさて、これからどうなる事やら。


こうして、栄光騎士団と名乗る謎の軍団と敵対する事になったソールたち一行…果たして、彼らは無事に魔物を育てる事が出来るのかとかっていうオープニングが始まる展開なん。だが、とりあえずオラの営業を妨害した報いは受けてもらうん。後30個は売れてたのに余ったこれどうするよ。晩飯か…

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