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オクタグラム チェインテイルズ  作者: 紅満月
10章 新訳・都市編
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親子の絆…いや、親子丼が親子の確率は低い

ケース5、イリスの場合


「我々イリスシリーズは偉大なる魔王のコピーとして生み出されました。ですので、思考は似ているかと思います」


「まあ、麺類好きなのは似とるんなー」



うどんにソバにラーメンですん。後、パスタでもあればコンプリートなんですかね。え、ビーフンとかもあるってか。米は炊いて食え。



「でも、ソールはキッシュではない。キッシュであった部分はあるけど…少なくとも、ソールの人となりは見てきた。前世も今も、面倒くさい生き物」


「第2夫人が理不尽なん。でも、面倒くさいのは仕方ないん。ウィローでキッシュでやなっさんなのがソールやねん。統合失敗しとる謎の生き物なのん」



だからといってどうにかなるような可能性は今後無いわけだが。それはええねん。そんな面倒くさい生き物を好いている危篤な生き物が多過ぎてヤバいのだ。



「お父様。お望みであれば他のイリスシリーズも召集して人数を増やす事も可能ですが?」


「フの字とか要らんのん。イリスだって好きな奴とか居ないのん?」


「四天王になるよう仕向けたのはあなたではありませんか。わざわざ、ワタシのみお母様と出会うよう仕向けたくせに。そうでなければギルドのトップに据えるはずです…イリスシリーズのネットワークを有用に使うのであれば尚更」



何処ぞのビリビリみたいなネットワークがあるイリスシリーズ…アイリスには無さそうだが、イリスは統括なのである。後、もう1人管理人が居たらしいがオラもその所在は知らん。編集不可でした。というか、バレテーラである。


イリスはそもそもアイリスの姉であった。アイリスが持つミスリルナイフはイリスから送られたもの…勇者アイリスを送り出したイリスはどうなったかというと…



「とりあえず、地鶏の長男ガラスープの塩ラーメン食えなのん。前世がロクでもない死に方したところで今世は今世なん。母親に会えた…それの手伝いしただけなん。共についてくるなら構わないが、それは単なる仲間でもええのん。わざわざ蒟蒻する必要無いんなー」


「お父様は現時点ではワタシの存在がそれほど重要ではないとお考えなのですね。まあ、致し方ありません…ですが、昨日の討伐によって卜部真の能力を強奪出来ました。どうやら、能力者の力は簒奪出来るようです。魔人と化した場合は不可能であるようですが」



どうでもええのん、天使の話は聞こえた気がした感じた気がしたんだ程度で十分だす。それに、まこぴーの力ってゴキブリになるんけ…ゴキ腐リはヴィオレだけでええのん。あいつ、絶対ショタ集めて逆ハー作ってるはずなん。どうしてショタ魔人とか少ないのん…何人か居るが手伝わないタダ飯食いが多くてのぉ。


まあ、正直言って魔王引き継ぎさせておきたかった程の有能な人材であるのは認めよう。シャルロッテ以上にパーティには必要な経理担当ですよ。更に人事やら何やらやっていた。前の腑抜け偽魔王では出来なかったのだから仕方ない。今も昔もチェリアが魔王になれたのが不思議である。ミステリーである。


まあ、元から改変した結果ですん。とりあえず、同行者という扱いなら許容するん。とはいえ、うどんにソバにラーメンを個別で用意するのは大変である。カップ麺を買い溜めしておくべきなん。









そして、旅立ちの日…



「てんちょー…ぜったいかえってきてね」


「ほいほい。しっかり飯食って大きくなれなん。そして、魔王としても頑張れなのん…飽きたら引退して他人に押し付けてええんやで。次点の猫が待っとるし」


「やらんにゃ。押し付けようとするにゃ」



おにぎりの味しか見れないのだから仕方ないやんか。この中で一番株下げたんやからな。チェリアのもふもふ要員としての価値しか見出せてないで、お前。


というか、見送りしてくれるのが数人って時点でもう…あの変態3人とか何処行ったよ。元同僚として叩き直しておくべきだった。いや、叩いたらまた変な性癖つくだけなん。


とりあえず、うどん屋は定食屋になり、アイドルに会える定食屋として新装開店したので何とかなるだろう。魔王国としてやっていかなくとも子ども食堂としてやっていけたらええんや。国を治めるのは汚いおっさん連中に任せておけばええん。ゾンビ化させたところを救ってやったから数年は恩義に報いると思うん。うどんじゃなくて、オラがプロデュースしたマジマオーナωグミと魚肉ソーセージで魔人化するとかどういう事なのん?


まあ、グッズ販売の売り上げは子ども食堂運営に回されるし魔族は勝手に働いて自給自足の生活始めてるから心配する事は無いと思うん。今までの生活水準よりは劣るが、魔人になったらどうやってでも生きていけるんね。



「てんちょうさん、わたしもおよめさん」


「おなじ」


「帰ってこなきゃおこるんだから」


「からー」



それはさておき、ロリたちがなかなか離してくれんのん。プロデュースしたけど、そんな方向の事は教えてないんなー。さっきから頰にキスされたりして蒟蒻者たちの視線が痛いです。マセガキたちだから仕方ないんなー。オモチャの指輪は渡してやりましたとも。付与効果もあるのです。守りたい、この笑顔だからいつか帰ってきてまた腹いっぱい食わせてやるべや。








「まあ、今回の世界ではあいつの毛を抜く事が第1の目的だったから構いはしないが…まさかうどんで世界を救うとはな」


「本当にあの男は未知数。それに、天使の能力も回収出来たから良し」



少し離れた場所でマントの2人はソールたちの様子を眺めていた。



「だが、本来ならばそろそろ姿を見せておくべきだったかもしれぬ。どうせ我々の存在など大して気にしてもいないだろうからな」


「そろそろ戦いたくなったの間違い?」


「ふっ…」






もうこのまま残ってロリハーレムでも作ろうと思うん。そう言ったらロリババアが怒りだした。理不尽なん…魔人だから合法だよ、むしろゾンビに成長を求めるのは間違っていると思うん。そう言ったらロリフォーム廃止を言ってきた。この合法ロリババア、ワイの性癖を熟知していらっしゃる。さすがオラのお嫁たん。


シャルロッテたちによってロリハーレムと引き離されたん。あれくらいの積極さを見習ってほしいものである。むしろ、魔性の女にならないかプロデューサーさんは心配しております。ダーリン扱いは可。


さあ、仕方ないがパッと行ってくるんなー。10年後くらいに帰ってくるん。それが出来ないにらチェリアにお任せなん。

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