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オクタグラム チェインテイルズ  作者: 紅満月
9章 新訳・学園編
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かつての自分と向き合う…つまり黒歴史ですね

ルーチェの登録も済み、買い食いとルーチェの初期装備購入も兼ねた買い出しも終え、時間も遅いので財宝発掘は明日という事になった。肩透かしである。だからラーメンを作ってみた…ねえ、なんでこっちがアピールするような事をしているの。誰が貢くんやねん…あ、食材費用はシャルロッテ持ちやったわ。


シャルロッテたちも功績稼ぎには賛成であった。というか、いつの間にやらルーチェのパーティ入り確定事項でした。まあ、戦隊モノには追加戦士はお約束ですよね…誰が変態やねん。


で、明日の出来事だについての事情説明である。前述したように旧市街はブレイブ・スクールの街並みである。破損しているのだが、ウィローの地下研究所を始めとした一部の重要施設には当然の事ながら厳重なロックが掛かっている。誰が岩男やねん、迫り来る謎なんてないわー。


パスワードは8桁の数字である。100000000分の1の確率だそうな。そして学園長の個人パスワードは全ての権限をもっているのだ。ナ、ナンダッテーである。いや、存命中は必要な時以外使わなかったけど。一回、仕事サボって引きこもってた某同僚2人の所に押し入ったら団子の三兄弟みたいに串刺しあってたのがトラウマになりましたから。一番上はライオンで一番下はクマ、間に挟まれガチムチとか…もう少しで巻き込まれそうだったのでパスワード変えて閉じ込めて反省させました、半月ほど。


そんなうつ病になった話はさておいて、電力の供給も途絶えているはずだから電気も必要である……おや、電気猫が仲間に居るではありませんか。解決やな。


問題はその探索中に邪魔が入らないかどうかであるが…すぐロックすれば済む話である。つまり密室である。ここが死神探偵のステージだったら間違いなく事件が起こる展開である。緩い百合な大事件ならまだ許されると思いたい。


そういえば、ルーチェお前猫舌じゃないんかい。粥もラーメンも普通に食ってやがる。しかもおかわりだと…昼間はチョコクレープやたこ焼き食って、更に塩分の過剰摂取だと。猫の禁忌をことごとく踏み抜いていきやがる。え、炒飯食わせろって。アイリス、ここ中華飯店ちゃう、火力足りんのや…え、火力足りないなら手伝う。なんか違う気もするが、やっとこアピールタイムですか。


その後、謎のアピールタイムという名の混浴のお誘いが4人からそれぞれあったが、洗い物で忙しいので断った。というか、そんなに混浴ばかりしていたら慣れてしまって欲求湧かないらしいですよと言ったら諦めた。で、2人一組でスーパー風呂タイムだそうな。最初はアイリスとルーチェ…また猫なのに嬉々として風呂へ行ったぞな。もうあれを猫と考えるのをやめようと思う。ただの日常から変な格好するレイヤーだわ。


で、こっちはスーパー尋問タイムである。責任取れたてキュアパ…え、むしろ祖父の名前にギャンブルさせる奴の幼なじみだって。そんな謎は迫ってくるな。毎回バッドエンドじゃねぇか、それ。俺はまだ4回しか体験してないわ、バッドエンド。


話をカムバック。どうせ巫山戯た言動アイルビーバックだけど…シャルロッテとマールの態度の軟化についての説明が未だ成されておらぬのである。アイリスみたいに前世の記憶が戻ったとかではなさそうである。前世のマールは狂信者だったからな。



「べっ…別にあなたの事を毛嫌いしていたわけではありませんわ。確かにあなたは変人ですけれど、憎めない部分もほんの少しだけありますわ」



ツンデレておる。が、こんなシャルロッテをワイは知らない。散々生きたまま解剖して、勇者にさせられた寄生魔力の特定して、脳から生い立ちを引き出して、ほんの少し同情して、人体実験する気が失せて、それでも日の目の当たる所には出せないから身の回りの世話させる名目で地下ではあるがある程度の自由を与えて、些細な手違いから関係を結んで…少なくとも、従順だったわ、ウィローの知ってるシャルロッテは。色んな意味で。まあ、その話は追い追い。



「残念で残忍なところはあるけど、あの時は敵対していた相手に対してだったし、ご飯とか温泉とか色々考えてくれてますし…少なくとも寝てる時とかに手を出す卑劣漢でもなかったので…」



マールは胃袋を怪獣…否、懐柔されたようである。こいつ、意外と大食いなのよ。ラーメン替え玉3回ですよ。いや、5…8だったか。ベトナムヲイウナ、アイツジュッパイハコエテンダ。よくよく考えるとブレイブ・スクールでイフォルマくんと遭遇する場所は食堂か訓練場と食堂間の廊下ばかりだったわ。デフォルトやったわ。せめて、魔法訓練で手を握られた時にとかって言ってたら好感度増したのに。


前半戦の結果です。

シャルロッテのアピール若干成功。

(テンプレツンデレによる)

マールのアピール失敗。

(腹ペコ属性による)





で、対戦相手が入れ替わりました。風呂の湯も入れ替わりました。ルーチェ汚れ過ぎ、ワラエナイとのアイリス談。程よく現代知識に侵食されているアイリスが面白い。そういうさりげないアピールを理解している点はさすが元第二夫人である。


さて、こちらの説明会はルーチェの変な格好もとい変身アイテムについてである。え、俺は関与してないだよ。どうしてわざわざ少女向けっぽい怪盗変身アイテムなんて作らねばならないのか。そこは魔砲少女系でしょうが。あるいはパンツじゃない足のブースターとかな。それで宇宙まで行ってもらうのだ。キターではなく新機体受領のためだがね。



「変な連中に渡されたのにゃ。『これを使って正しいと思う事をやれ』とか『神の名の下に迷えし者を救え』とか言われたにゃ」



マヨラーの犯行ですね、分かります。明日の昼飯はシャケ弁にしよう。え、ノーパンツの話はどうでもええ。なら、パンツに尻尾出す穴開ける作業やめーや。


さて、変な連中の事を考えなければならない。そんなキャラ居たかな……あかん、変態キャラばかり思い起こされる。が、その中で変身アイテムなんて作れるのは……居ないな、かつての俺を除いて。だから、誰が変態やねん。


変な連中の事は対峙した時に考えるとしよう。今考えても無駄無駄無駄であるとオラオラオラ思うんだ。とりあえず、その変身アイテムなナイフは使用禁止方向でという指示を出した。そんなのやったらオラはタキシードとか着なくちゃいけなくなる。変態仮面待った無しである。朝食はおいなりさんで構わないかな?


話題を変えよう。どうしてルーチェは仲間になったのか。だって、仲間になりたくなさそうにこっち睨んでたじゃん…え、金のため。冒険者なら稼ぎ良いから。なら最初から…は、ここのギルドは亜人だと素行問題とかでそれなりの地位の冒険者からの推薦が必要だって。何そのギルドの怠慢。アイリスがメモを3冊目出す程書き殴ってますよ。ギルドのフランチャイズ契約解除待った無しやな…隣に直営店建つんやろうな。え、コンビニとは違うって。さよか。


最後の話題である…え、アイリスに何か聞かないのかって。歴史どころか世界の壁も飛び越えた前世を持つ元嫁ですよ。記憶もまあまあ保持してるのに…勝てるわけない、もうおしまいだぁである。あ、一人用のティーポットしかないので買い足さないとな。


改めて最後の話題である。どうしてルーチェも結婚を望むのか。むしろ、血痕の間違いじゃね?



「あれだけ弄んでおいてよく言うにゃ。裸見られる以上の恥辱受けたにゃ。お前無しじゃ生きていけない体にされたにゃ」



とっても理不尽だよ。人聞き悪いよ。アイリスも「あのテクニックなら仕方ない」とかクソミソな事言ってるよ。まだこの体は未体験な事ばかりだというのに……え、前々前世よりはマシだとか言うなや。そのお陰で前々世では魔法使えたんだぞ。



後半戦の結果です。

アイリスのアピール微成功。

(但し既にストップ高)

ルーチェのアピール意味不明。

(猫語の理解力不足による)



さっさと風呂入って自衛して寝よう。寝袋にオートマなフィールド張って寝よう。さすがにこいつらでも3、4000のダメージはだせんだろう、現状。

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