運命〜佳絢side〜
「おはよー、佳絢。」
「おー、希。おはよー。」
この子はあたしの友達の高橋希
小学校からの友達で、クラスもあまり離れたことがない
希はどっちかと言えば可愛いほうで、ほっぺたがモチモチなのがチャームポイントだそうです…(笑)
髪は茶色と金髪の間くらいの色で少し茶色より
ふんわりカールのボブヘアーがまたまた可愛い
「佳絢、目の下にくまができてるよ。また夜遊び?」
「…あたしが夜遊びしてる原因、わかってるでしょ?」
「まぁ、ね。」
希はニコッと眉を下げて笑った
「過去のこと引きずってるんだよね…、でも、もう夜遊びはやめなよ。」
「昨日やめようとしてたとこ。」
「本当!?よかったぁ…。本当に、よかった。」
そして希は満面の笑みで笑って抱きついた
「ねぇ、過去のことなんか忘れて希ちゃんと恋しない?♪」
はぁ、希はいつも同じことを言ってくる
そのたびにあたしは
「それって、男を探すって意味?それとも一緒に恋ってレズのほうの意味?後者だったら趣味悪…。」
「違うよ!前者よ、前者!男を探すって意味!」
「はぁ…。あたしは男に興味は…。」
「さぁ、レッツゴー!」
「ちょっ…。」
ちょっと!!
人の話を聞きなさいよ!
もう…
まぁでも相手にしなければいいか…
でも、この出会いがあたしの運命を大きく変えることになる