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色恋  作者: 咲羅
10/11

彼との出会い〜佳絢side〜

そういえば、皐月昼の授業サボってたな


まぁ、どうでもいいけど


あたしは理科室に理科ノートを起きに来ていた


「失礼します」



「先生ならいねぇよ?」



「えっ?」


誰?どこからしゃべっているの?

周りを見渡しても人はいない


「クスッ…、どこにいるでしょーか?」

「えっ??えっ?」


周りをもう一回見渡してみる…だけどやっぱりどこにもいない

声をしたほうは・・・


「あ~、違う違う。もっと右‼」

「み、右??」


あたしは、言われた通り右に行ってみた

そこには・・・・・


「あっ・・・、」

「あれ、あんた、華原佳絢?・・・へぇ、金持ちお嬢様は方向音痴だったわけ」


ムッ・・・

なに、こいつ

嫌味ったらし・・・


「・・・悪かったよ、そんなあからさまにムカつきましたって顔するなよな」

「なっ・・・!?そんな顔してないわよ!」


本当ムカつくやつね‼こんなやつに遊ばれていたあたしが馬鹿みたい‼

「俺の名前、教えてほしい?」

「別に…」

「じゃあ教えてやるよ。俺の名は坂本龍馬」

「・・・ふざけてるの?」

「冗談だ。俺は佐藤凌馬(さとうりょうま)

「そんなに変わらないじゃない・・・」

「あ゛?」

「・・・あなたってさ、三人衆の1人よね?」

「あぁ、まぁな。ていうかそのノート。置いたら?」

「へっ?あっ、うん」


そういえばあたしノート持ったままだった

「よいっしょ…」


あたしはその辺の机にノートを置いた


「あれ?携帯がない…」


おかしいな・・

鞄に入れたはずなんだけど…


「あぁ!!!!!ちょっとあんた、何人の携帯盗ってんのよ!!」

「ほら」



凌馬はあたしに携帯を渡すと「アドレス帳見てみ」と言ってあたしの携帯を指差した


言われた通りアドレス帳を見てみるとそこには“凌馬”の文字・・・


って「えっ!?!?!?!?」

「俺のアドレスと携番入ってっから」

「ちょ…!?」

「またな、佳絢」

「待ちなさいよ!」


そう怒鳴っても凌馬は待ってくれず理科室を後にした


「こんなやつのアドレスなんて、」


消そうと思った瞬間、携帯の画面が変わり、携帯がぶるぶると震えだした


真ん中には凌馬の文字


ピッ「もしもし!?」

「そんな怒鳴るなよな。いちよ、言っとくぞ。俺のアドレス消すなよ?」

「どうしてよ…」

「…別に。また明日な」

ブチッ

ツーツーツー…


「はぁ…。ほんと、なんなのよ…」


あたし、どうしてあんなやつなんかに従っているの?


違う…

これは違う!!違う!!


あたしは、二度と恋なんて…

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