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  作者: 鬼畜原 末吉
第一章 出会い
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目覚め

第二話

「何なんだ貴様!俺様と会話できるのか?」

もう一度意思疎通を図るが、少女は寝てしまった。俺は呆気にとられた。だが同時に、守ってやらなければいけないと、本能で察した。聞きたいこともたくさんある。俺はとりあえず近づいてきた警察官は威嚇し、

「ごめんね〜」

とか言うアホな声を聞いた。そうして一夜を過ごした。

朝になると少女は目覚めた。俺は一睡もしていない。俺を見るやいなや、

「わっ!」

と驚いた。こっちのセリフだよ。

「あなた、名前は?」

と聞いてくる。

「ない。」

そう答えると彼女はそっかーと相槌を打った。やはり少女は俺様と会話できるらしい。

「貴様の名は」

と聞くと少し考えて、

「りん」

と答えた。りん、か。いい名前じゃないか。と褒めると嬉しそうな顔をしていた。

人間と会話するという初めての経験。彼女にとっては日常なのだろうか。それも気になるが…

「えっと、りん、一つ聞いていいか?」

「なぁに?自尊心の猫さん?」

「ご両親は…」

その瞬間、俺は初めて()()()()という言葉を感覚した。


第一章 完 


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