表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
碧眼の彼女  作者: さんれんぼくろ
本編のまとめ
2/242

単語帳

【名称】

 〇死人(しびと)

 この世界における敵。二〇三〇年に初めて発見される。

 化学や機械が発展し、必要とされなくなった昔の物体、絶滅した生き物たちなどが哀しさから命を宿したもの。人間を襲う。


 全ての死人は目が青く、人間を殺すことに快楽を覚え、命を奪うことに悦びを感じる。

 死人として誕生するのは、捨てられたものが集まっている巨大な『ゴミ箱』から。

 深夜零時以降に魂を宿すが、時たまに昼間に見られることも。


 能力は一個体ずつ違う。例え名称が同じ物体がどちらも死人になったとしても、違う能力を持って命を宿す。

『心臓』と呼ばれる青い玉がある。

 討伐された死人はガラス玉となって力を失う。

 死人が死人を食う、死人を作り出す現象が二章で発覚。

 ごみ問題を解決できた外国と違い、根本的解決をしないで『ゴミ箱』を作ってしまったから日本で死人が生まれたという仮説がある。

 死人という語源は未だ解明されていない。



 〇マダー

『人殺し』を意味するMurderが語源となった、死人を狩る者。

 キューブと呼ばれる武器を使い、想像力を駆使して多彩な力を使い死人を討伐する。柔軟な頭が必要なので大人よりも子どもが多い。基本はチームを作ってシフト制でゴミ箱周りを巡回している。



 〇訓練生

 マダーとしてキューブに選ばれた時、最初にこの枠内へ入れられる。

 戦闘に出ても命を落とさなくて済むようにどう立ち回ればいいか、どんなふうにキューブを使えばいいかを教えてもらい、完全に習得できた者から順で討伐に出られるようになる。その後は年齢によって中学生マダー、高校生マダーと分かれる。



 〇精鋭部隊

 千人以上いるマダーの中からピックアップされた強者集団。個々の技能を考えて凪が全国から選抜している。

 現在わかっているのは凪、流星、湊、雪翔の四人。



 〇特別部隊

 精鋭部隊や中学生マダーなどの括りに入らない特別なマダーで構成。

 未来、あいかなど。



 〇各都道府県統括者

 死人数の報告など行うがはっきり言って無能。現場に行くマダーの方がよく知っている。



 〇キューブ

 死人を討伐できる唯一の武器。二〇二八年に造られる。

 マダーとなる人に一つの『文字』を授け、そこから連想・発想できるものを作り出せる。


 例えば『樹』の文字が割り当てられている場合

『木』のイメージ→木刀を生み出す

 植物が持つ『蒸散作用』→水を生み出す

 ユーカリの木の花言葉→『再生』の花言葉を利用して、荒れた土地を復興する

 のように、想像力が豊かなほど戦闘は有利になる。


 普段立方体になっているキューブは、使用時には『展開』し、使用者の左腕に張り付く。左手のひらにはその能力の元となる一文字が印字される。


 展開していない通常状態の体は『素体(そたい)』と呼ばれる。

 本来素体とは数学や人形を指すが、キューブを主体とした際にその『器』になるというところからの由来で、基本的には研究所での専門用語となっている。

 素体の時にはキューブによる回復作用や身体強化を施せない。キューブの力が及ぶのはキューブを使っていた時にのみ。能力を持たない一般人が怪我をすれば自然治癒か治療をするしかないように、マダーも素体で怪我をすれば能力以外の方法でどうにかするしかない。


 ただし、対象を『人』ではなく『空間』に指定すると使える場合もある。

 例えばしゃっくりを止めたくて【しゃっくり解放】を使う場合、素体の人体に技を使っても効かないが、空間を指定した場合、しゃっくりが出ない部屋になるので間接的に止めてあげることができる。しかし、怪我の治療などは空間を指定しても適用されない。

 キューブを使わずとも自力で何とかできるかできないかの違いによって、空間指定で使用可能かが決まる。

 例:【しゃっくり解放】しゃっくりに合わせて唾を飲み込んだりすると治ったりするので使用可能。

 【痛み無し(ノーペイン)】人間の力でその瞬間に怪我を治癒することはできないため使用不可。

 例外で、未来の右腕は凪がキューブを用いて治療している。傷痕はくっきりと残った。


 キューブには『恩恵』と呼ばれる作用があり、キューブの使用中なら怪我をしにくく、治りやすい。身体能力も上がる。

 他にも貯蔵・経由の機能もあり、キューブ内の空間にものを入れて置いて必要な時に取り出せる。入れたものはその時の鮮度のままなので、多くのマダーは自分の血液を予め採取して、輸血用にそこへ保存している。


『掟』がある。

 ひとつ、使用は夜に限ること。

 ひとつ、使用は基本的に対死人にとどめ、必要であればその他にも使うこと。

 ひとつ、人間に対し傷つける意図で使用する場合は、重い罰を受けること。


 政府が提案した『偽物のキューブ』は、文字を政府が独自に考えたもの。恩恵を受けられず、その文字のままのものしか生み出せない。無色。


 技名は一度決めたら変えられない。わざわざ唱えなくても能力は使えるが、言葉に出して言う方が想像しやすいので口に出す人が多い。


 能力の一つだけを使って、他に一切使わないのなら展開しなくても使える。


 オフェンス値とディフェンス値があり、その文字から連想できる攻撃的要素と守備的要素のどちらが多いかを表示できる。あくまで連想の『しやすさ』でありキューブ使用者の想像力次第なため絶対ではない。

 例:凛子  オフェンス値84%、ディフェンス値16% 『風』から連想する技が攻撃系のものが多い。

 加奈子 オフェンス値11%  ディフェンス値89% 『解』から連想する技が防御、サポート系が多い。


 ボタンを押すと、素体での個人の技量を視覚化できる。

 攻撃力、防御力、素早さ、体力、身体能力の五段階評価(S、A、B、C、D)にしてあるのは、ゲーム方式にしたらわかりやすいかもしれないという斎の計らいによるもの。


常時展開じょうじてんかい』──精鋭部隊はみんなできる。眠る時もキューブをつけたまま、技を発動したまま、身体能力もアップしたままでいられる。必要な時以外はしないように気をつける。



 〇呪い

 一番最初に生まれた死人は、その場にあった全てを壊し全ての生命を喰らった。しかし取り込んだ莫大なエネルギーを消費しきれず、自分を分裂させて力を分散する方法をとった。その内の一つに呪いというものを授かった死人がいて、その呪いをかけられた者は、一生解除できないという。

 だがどんな影響があるかは解明できていない。

 凪の調べからの仮説では、呪いとは愛に似たもので、その人を愛しいと思うほど呪いが強くなるというもの。そして、未来にかけられているのではないかと疑っている。



 〇九州地方奪還計画

 マダーが倒しきれなかった死人が増え続け、溢れかえってしまっている九州の死人を全て討伐する計画。凪を筆頭に、流星、湊、そのほか名乗りをあげた三十人のマダーで遂行された。期限は一ヶ月。



 〇まじない

 死人側の真髄を、死人自ら人間へ話そうとすると、すぐにオダブツになるように掛けられている。喋るたびに体に亀裂が入る。ヘンメイ曰く、『喜びの死人』であるケトはこの影響を受けずに話せるらしい。



 〇お祓い

 元に戻すことができた死人を、再度死人化させないために行う。

 担当は『浄』の瀬戸茜。

 のちに『清』の吉住世良が加わる。

 液体系の死人はお祓い後、大気中に消える。

 形が残る、物系の死人は再度ゴミ箱に入れられる。

 お祓いをする最中、その死人が持っていた感情が、そのまま頭の中に流れ込む。怒り、悲しみ、憎しみなど、流れてくる心によってお祓いをする側にもかなりの負担がかかる。



 〇MCミッション

 死人と共存できる世界を作る、mutual(相互) coexistenc(共存)eの関係。

 死人を殺さず、共に生きる未来を目指すプロジェクト。第一人者は相沢未来。

 プロジェクトについて知っているのは司令官、国生あいか、凪、流星、湊、谷川哲郎博士、谷川結衣博士、未来、隆一郎、雪翔。

 結衣が基本的にこの研究でのキーになっていて、学者としての知恵を貸している。あいかは戦術を考えるのが得意なので、半年前から結衣の補佐として、『やり方』の考案をしている。


 両親は知っているのに斎が知らないのは、『キューブは対死人用に作った兵器』だという認識を変えないでほしいから。

 斎の考えは、キューブをより一層兵器として完成させることで、人を守るというもの。死人と『共存』することに重きを置くと、キューブを改良する意味に疑問を抱いてしまうのではないかという懸念。


 捕獲したいと思った死人がいたら、そのまま捕獲が一番望ましいが、叶わなければできるかぎり情報を聞き出した上で討伐。

 その後、他のガラス玉と混じらないように本部に持っていく。

 二〇三六年八月から開始。



 〇一人連想ゲーム

 延々と一人で連想ゲームをしていく。ルールはただ一つ、絶対に詰まってはいけない。なんの文字が出てきても、絶対に同じリズムで次に進む。

 キューブを使う際すんなり頭の中で次どうしたらいいかを思いつくようにするトレーニング法で、現在隆一郎は『技として使えそうなものだけ』という制限付きで行っている。



 〇ハズレ

 死人が未来に対して使う呼び名。



 〇産月うみつき

 死人の組織の名。



 〇ダイス

 新キューブ。旧キューブと同じで与えられた文字から連想できるなら何でも作り出すことができ、恩恵を受けられる。

 キューブの半分くらいの大きさで、ほんのりと赤みを帯びている。持った人によって色が変わる。

 キューブの好みは関係なく、戦場に出る覚悟さえあればマダーになれる。

 護身のために国全体に配ることを検討するが、犯罪に使われないかどうかが心配なのでこれから会議で話し合いをする。


 中に六個の球体を入れていて、その個数分、文字の選択範囲を広げられる。与える文字を自ら選ぶキューブに対し、ダイスは提示した六つの中から使用者に一つを選ばせる。

 決定権がダイスにないからこそ、キューブみたいに好まれる必要もない。



 〇キューブの素

 青い球体。死人の心臓と酷似している。

 斎が六歳当時夢に出た場所(大阪にいたころの土屋家の一番近くにある公園の森の中。隆一郎と未来が幼い頃よく遊びに行った場所)に落ちていた。普段は厳重なロックのもと保管されている。



 〇境界

 この国の過疎と過密の境目。警備員がいる。



 〇前線

 境界の向こう側。昼間も気を抜けない土地のこと。



 〇伴侶

 雪翔が【伴侶はんりょ】により契約した味方の死人の総称。赤い朱雀の模様がおでこにある。



 〇人形ドール

 雪翔が【侶伴りょはん】によって従えた死人の通称。



 〇母さんお手製ケト用リュック

 由香が作った、ケトを人の目から隠しつつ一緒にいられるリュック。ベビーカーのフードのイメージで開けたり閉めたりできて、ポケットもついている。



 〇水晶のネックレス

 一章にて凪が未来へ渡したお守り。加護の力【Blessing】が刻まれていて、持ち主の命が危ない時に発動する。効力は一回。未来に会うたびに凪は追加で刻んでいる。



【施設】

 〇ゴミ箱

 東京都の外れにある巨大なゴミ箱。

 ゴミを小さく細かく圧縮できる。唯の圧縮する機械であるため分解などはされていない。

 零時以降、ここから死人が生まれる。

 ゴミ箱の横にはマテリアルで作られた操作室があり、簡易的に休めるスペースもある。

 上部には大時計がついている。

 冷却機能が働いているため、周辺は寒い。

 ゴミ箱と住宅街を隔てる壁が存在する。



 〇マテリアル(建物)

 二〇三〇年、谷川哲郎博士により造られる。爆破してもビクともしない超頑丈な素材。防音効果あり。

 超強化マテリアルと呼ばれるものも存在し、通常のマテリアルよりも更に頑丈で、避難所などに使われている。

 物で叩くと甲高い音が鳴る。

 頑丈ゆえに、穴が空くほどに体を叩きつけられると内臓破裂を起こす。



 〇死人死滅(しびとしめつ)協議会(きょうぎかい)本部

 都内中心にある、マダーを管理しているところ。平日しか運営していない。死を連想させる雰囲気があり、上へ上へと続く電車でしか行けない。片道六時間。

 キノコのような形をしている。軸の部分を螺旋階段のごとく回って上昇。そのてっぺんに笠を思わせる大きな平屋がくっついている。

 本部は何階層かあり、各都道府県の死人死滅協議会〇〇支部は一階のみ。

 超強化マテリアルでできているため形状を保てる。



 〇死人死滅協議会、北海道支部。

 階層が違うだけで本部とほぼ同じ形状。

 長は万里智代。



 〇ジーニアス中学、ジーニアス高校

 隆一郎たちが通う中高一貫校。

 エスカレーター式ではないので受験が必要。

 中等部と高等部の真ん中には生徒の自主勉用の設備があり、一人一人が静かに勉強できる机、椅子のみがある部屋と、グループでワイワイ勉強する用の個室に分かれている。

 校舎同士は離れていて、防音対策もあり中等部からは高等部側の声も音も聞こえない。


 中等部は教室がある本館と、多目的室や音楽室などがある二号館にわかれている。

 体育館は中等部、高等部共用。

 屋外にあるプールはボタン一つで屋根がついて、屋内プールにもなり、冬でも温水プールとして使える。

 校内に残っていていいのは十九時まで。

 授業中の携帯は禁止。見付かれば一週間の没収と減点。



 〇ノーマ(ノーマルベッド)

 手すり部分に付いているパネルを操作すると、足側にあるドーナツ型の機械から出るふわふわの霧が体を纏い、軽傷であれば処置できる治療台。

 学校以外にも色んなところに設備されているが、一日に使えるエネルギーに限界があり、基本的には何度も使っていいものではない。



 〇Death gameデスゲーム

 現実の体とキューブをゲームの中に情報として取り込み、現実世界以外のところで殺し合いができるクマの形をした白い機械。

 痛みや苦しみもきちんと感じる。

 キューブの大会開催時に使われる『死の訓練場』という施設に備え付けられていて、それ以外の時はマダーが自由に使っていいことになっている。

 大会の正式名称も同じDeath gameデスゲーム

 革製の椅子。中は狭くて暗い。外に出る時はレバーを下げる。

 考案者は結衣博士。



 〇謎の部屋

 谷川結衣博士が行っている死人の『成長』に関わる研究室。意図的に死人を退化させ、進化させ、能力の変化や感情の移り変わりを記録する場所。


 死人死滅協議会本部の、延々と続きそうな長い長い部屋を最奥まで歩き、横に逸れたところにあるエレベーターで最上階へ行くとある。

 赤い一メートルあるかないかというほどの扉だが、それに見合わぬほどの大きな鍵が三つ付けられている。

 中は眩しい青一色の空間。十数本ありそうな青い巨木の全てが、捻れて床と天井に根を張ったような状態。そこに透明のガラスのような窓がついていて、変化の途中で止められた死人が入っている。

 青い巨木はかこいと呼ばれる。



 〇東京都いしずえ区にあるレンガを模した建物

 首都の中央に位置。横に長い。

『超強化マテリアル』で建てられている。

 死人対策会議(総理と副総理、その他政府の関係者とマダーの議論)をする場所。



 〇端段たんだん

 北海道の端にある、未来のトラウマの人物を捕縛する町。この国で唯一雪が降る。



 〇研究所

 谷川家。キューブの作業場でマテリアルの精製所、結衣博士の仕事場。ラウンドワン、ラウンドツー、ラウンドスリーからなる防御システム搭載。初めて研究所に来るマダーはこの三つを強いられる。防衛に重きを置いており傷つける意図はない。

 中はオフィスのようになっていて、わいわいと明るい空気。

 おうち丸ごと縮小システムにより、玄関を通った際に物や人が小さくなっている。中で暴れても家や周辺はさほど影響がない。

 監視カメラの代わりに手のひらサイズの模型が置いており、それが現実の家の状態と連動している。一目で家の中の状態がわかる。



 〇監視鳥かんしどり

 学校の上を飛び回る鳥型の防犯カメラ。

 厳重なセキュリティが成されているが、斎の手によって簡単に解除される。



 〇湧水ゆうすい

 北海道にいる間お世話になる旅館。

 端段市の隣町。木々に隠れるようにひっそりと建っている。建物の横には鍛錬場『洗練の間』がある。雪翔の叔母が女将をしている。



 〇こいこい

 花札が好きな一代目店主から続く人気の居酒屋。総理と会議をした煉瓦造りの建物の近くに位置。

 料理だけでなく提供されるお酒や接客にも工夫があるが、現在の三代目店主は花札より将棋が好き。



【商品】

 〇克復茶こくふくちゃ

 長谷川薬店から出している、苦いお茶タイプの薬。


 〇克復軟膏こくふくなんこう

 長谷川薬店から出している、叫ぶぐらいしみる塗り薬。


 〇完治薬かんちやく

 長谷川薬店から出している、どんな大怪我も瞬時に治す最強の薬。代わりに強烈な痛みを伴う。液体タイプでポケットに入る大きさ。少量で効果が得られるので、一本あれば大人の全身の怪我を治療できる。


 〇長谷川薬店のお助けジュース

 コンセプト『通常の身体能力を1.5倍にする』

 とてつもなく苦い、体の状態を一番いい状態へと導いてくれるパフォーマンス向上系の飲み物。

 餡掛け料理の餡のようなトロミがある。

 ジーニアス校の自販機でのみ販売していて、靴箱のある校舎から出たすぐのところにある。長谷川薬店から出している。

 値段が高い。小さな缶ジュースほどのサイズで、金額は五百円越え。


 〇睡眠阻害ガム

 十二時間ぐらい全く寝られなくなる眠気対策の最強ガム。ツンとくる爽快感が口から鼻と目、さらに頭まで突き抜けて、一分もせずにかなりスッキリとする。


 〇たべるんバー

 一本あたり一食分の栄養が摂れる。

 可愛らしい名前をしているが優秀な食べ物で、カロリーと栄養素、水分までしっかり摂れる優れもの。長期の出張にいかがですかと、サラリーマン向けにポップ広告が貼られている。


 〇『口臭こうしゅうキエルガーム』、『沈臭ちんしゅうミスト』

 ニンニク料理を沢山食べたい人にと凛子が考案した長谷川薬店の人気商品。においというにおいを一発で除去する超強力消臭剤。


 〇ぷりんグミ

 プリン味のグミ。美味しい。


 〇キープマテリアル

 谷川哲郎博士が手掛けた、食べ物を出来たての状態に保つ効果があるマテリアル。底のない円柱状で、お皿に被せる銀の蓋『クローシュ』をモデルにしたもの。

 大きさによって色が決まっている。


【メカ】

 〇サイコロ

 斎が常に持ち歩いている小さなサイコロ状のメカ。

 資料を見たり、その場で作業ができたりと、サイコロについているボタンを押せば色々なことができる。


 〇思考コピペ君

 斎のメカ。

 着けている間に自分が考えたことを全て記録してくれる。

 ピンク色の猫耳がついたカチューシャ型の機械で、耳の中身は黒色の画面になっている。記録したらギザギザの緑色の線が入る。


 〇まもるくん

 斎のメカ。

 丸い球体の小型防御兵器。

 メカを中心として二人分の体を取り囲み、水色に光る壁が守ってくれる。防御力はマテリアル以上。


 〇通信機

 イヤーカフ状の小型通信機。マダーはみんな持ち歩いている。ただし小さい精密機器のため壊れやすい。よく砂嵐の音がする。着信者の名前が表示される。


 〇そっこーメガネ君

 左右で分かれない一眼式のレンズに電源ボタンが一つ、固定するための太いバンドというシンプルな作りのゴーグル。

 映像や資料を数倍の速さで見てもすんなりと頭に取り込める情報処理のお助けアイテムで、使用者本来の処理速度により効果の上下はあるが、常に速読トレーニングを行う状態になるので使えば使うほど処理量もアップしていく仕組み。

 マゼンタ色。司令官が増産したがっている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
もう一度初めからスタートさせてもらいます。 なのでこちらの単語帳もゆっくりと…って思って読んでいたらぷりんグミの説明で笑っちゃった( ´艸`) ゆっくりとなりますが、じっくりと読み進めさせていただきま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ