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碧眼の彼女  作者: さんれんぼくろ
第二章 プレイゲーム
176/285

番外編・裏話Ⅱ

「なぁ未来? 今回はほぼ不発だったけどさ、長谷川の【双子(ツインズ)】って何から連想したんだと思う?」


 晩メシを食べて、少し経ったころ。ソファーでリラックス中の未来の横に座って俺は聞いた。

 模擬大会で初めて見た、分身を作り出す長谷川の技。ロボ凪さんと違ってあまり自由ではなかったけど、上手くハマればかなり強い技だよなぁと思う。

 だけどどれだけ考えても『風』の文字と『双子』が全く結びついてくれない。俺は白旗を上げた。


「ん、私も考えてたんだけどね」

「わかった?」

「ううん、全く。なんだろうね、『風』の文字から連想できる双子って」


 首を横に振った未来はまた考え出す。けれどやはり思いつかないらしく、飲んでいたホットココアに視線を落とした。


「星座だと思うよ、僕は」


 優しい声。

 濡れた髪と火照った顔。自然な色気に包まれた凪さんは、リビングへ入ってくるなりそう言った。


「星座ですか?」

「うん。調べてみたら面白いかもね」


「お風呂いただきました」と笑って、凪さんは未来と俺の間に座る。

 どうやら昼の会話でお泊まりが決定したらしく、遠征後にしなければならない仕事を片付けに一旦本部へ行っていたのだとか。

「色々報告してたらこんな時間になっちゃったー」とヘトヘトで戻ってきたけど……マジで、帰ってきた日ぐらいゆっくりしてほしい。体が心配になる。


「隆、これ」


 凪さんに教えてもらいながら携帯で調べていた未来は、答えに辿り着いたっぽい。とある纏め記事を俺に見せてくれた。


「十二星座は四つのエレメントに分けられ……『風』のエレメントには、双子座、天秤座、水瓶座が属する?」


「西洋占星術で星座をグループ分けするんだよ。僕も最近知ったから詳しくはないけど、応用できそうなところもいっぱいあった」


 纏め記事を見るなり勉強モードに入る凪さん。

 まじめだ。


「占いか……その分類『風』の中に入ってる『双子座』から持ってきたってことだよな?」

「うん。凛ちゃんはやっぱりすごいね」


 同意して、俺はこくこくと頷いた。

 着眼点が長谷川らしい。多分俺じゃ思いつかない。


「……あ。未来さんよ。もう一つ聞いていいか?」

「うん?」

「俺さ。ヘンメイとサシで殺り合う前、巻き込まないようにお前に【回禄(かいろく)】纏わせてったはずなんだけど……」


《解錠》の効果が切れてやばくなったあの時、当たり前のように走ってきてくれた未来。おかげで討伐できたのだが、【回禄(かいろく)】に守られていたこいつは俺の意思無しでは炎から出られなかったはず。

 いったい何をどうやって――。


「破ったよ?」

「やぶ……え?」

「こう、『改』の【木刀(ぼくとう)】に【蒸散(じょうさん)】の水を纏わせて、サクッと」


 携帯を凪さんに預けた未来は、ジェスチャーで説明する。言葉の通り、サクッと。という仕草。

 おい待てよ。そんな簡単に破られてたまるか。


「【回禄(かいろく)】……たしか、火の神様の名前だったかな? 割に耐久力がないね、りゅーちゃん」

「傷つきました。意地悪な凪さんへ報復用意」


 ふふっと笑う凪さんに軽く突っかかる。自覚があるからあまり言い返せないけど、食べようと手を伸ばしたお菓子をひったくってやった。

 あ、と凪さんの口が開く。


「つか、泊まりでいいんですか? やっと帰ってこられたのに自分()じゃなくて」

「いーのいーの。家にいてもひとりだし、ここにいる方が帰ってきたって思えるから」


 俺の懸念をよそに、笑顔でお菓子を取り返す凪さん。今度は俺の口が開く。


「それよりも、僕がこっちにいなかった間の話が聞きたいかな。色々教えて?」


 器用に三分割したビスケット。俺と未来に一つずつ分けた凪さんは、残りを口に放り込む。

 情報共有も兼ねているのだろうけど、それより楽しい話が聞きたいらしい。早く早くと急かす凪さんへ、ここ一ヶ月の日常を未来と一緒に話した。


 球技大会や模擬大会の話にワッと盛り上がって、課題の結果を伝えたら子どもみたいに目を輝かせる。

 それがなんだかおかしくて。

 深夜を回っても話は尽きず、大きな声にならないようにだけ注意して、久しい三人の時間を心の底から楽しんだ。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


《登場人物の能力一覧》


 土屋(つちや)隆一郎(りゅういちろう)『炎』


火の粉(スパークス)】──火の粉が散る。主に距離を取りたい時に使用。

回禄(かいろく)】── 火の神の名からとった球状の炎。圧倒的防御力を誇る。

(ほのお)(やり)】──炎を纏った槍。多く投げ槍として使用。

灼熱地獄(しゃくねつじごく)】──炎の竜巻。

弓火(ゆみのひ)】──火を纏った弓矢。当たれば更に炎が巻き起こる。

炎神(えんじん)】──龍を模した炎。隆一郎が初めてキューブで生み出した技。自由に操れるので、追い回すのに最適。

爆破(ボム)】──爆発。規模は自由自在。

花火(はなび)】── 移動手段。足裏に火薬を作り、打ち上げ花火の要領で飛ぶ。

火柱(ひばしら)】──円柱状の炎。

【プラズマ】──雷。

蒸発(じょうはつ)】── 沸騰せずに水から水蒸気に変わる。

不知火(しらぬい)】── 見たいと思った場所に淡く光る炎を置くと、その場所の光景と音、人がいるなら心の中を覗ける。


《NEW》

陽炎(かげろう)】──暑い日の地面に見られるもやもやとした揺らめきを強めたもの。害の無い見せかけの壁。

火炎(かえん)(つるぎ)】──炎を纏った剣。

難燃の紐(ストリング)】──燃にくい性質を持つ難燃繊維でできた細い紐。指先、手のひらから出る。

炎症(えんしょう)】──発動した瞬間から、持続的に相手の怪我を炎症させ最後には大怪我に発展させる。

(おく)】──小さな炎を繋げて作るアーチ。戻りたいと思っている死人を元の姿に戻す。

炎拳(えんけん)】──炎を纏った拳。

木炭(もくたん)】──蒸し焼きにした木材を炭化させて作る木炭。身代わりに使う。

火砕(かさい)サージ】──自分の体を火山灰と空気の混ざった高熱の爆風に変える。

熱線(ねっせん)】──灼熱の温度を纏った細い金属線。熱く柔らかい鉄を指先から生み出して、格子状に変形させて放つ。

大賢(たいけん)(やり)】──【(ほのお)(やり)】に【回禄(かいろく)】を纏わせた攻防一体型の槍。

炎脚(えんきゃく)】──【炎拳(えんけん)】の足バージョン。炎を纏った蹴り。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 相沢(あいざわ)未来(みく)『樹』


玄翁(げんのう)】── 頭部の両端が尖っていない、木製の金槌

(はぐく)生命(いのち)よ】──植物を生み出す技。荒れた地面を自然に戻し、指定したものを種へと変換する。これにより生み出された植物は、命令に従って動くことができる。

【パルプ】──木材をほぐしたもので、紙の原料となり、ティッシュやその他諸々、紙製品に変えられる。

【ウツボカズラ】──食虫植物。死人を食し、丸呑みにしてお尻からガラス玉として排出する。

接木(つぎき)】──移動手段。手をついた場所の木から、行きたい場所の木へ一瞬で移動できる。

蒸散(じょうさん)】──水を作る。

光合成(こうごうせい)】──空気の入れ替え。未来と同じぐらいの背丈の木が、汚い空気を吸い取り、綺麗にして吐き出す。

落葉(おちば)】──葉っぱで作る布団や肩掛け。

視覚(しかく)】、アリストロキア・サルバドレンシス──アリストロキア・サルバドレンシスの花が持つ、目のような窪みから周囲を観察する。

朝顔(あさがお)】──蔓が巻きついたところを自由に動かすことができる。

木鳥(ことり)】──鳥を象った美しい樹枝。索敵や気を引く時に使用。

木琴(もっきん)】──巨大な楽器の木琴。叩くと轟音が放たれる。

光線(レイ)】──オヤマボクチの花からの光の筋。パォンッとくぐもった音がする。

木刀(ぼくとう)】──木の刀。刃の部分は丸め。

木刀(ぼくとう)(かい)】── 切れ味を増した木刀。日本刀を思わせる。

【しなれ、一ノ矢(いちのや)】── 体を突き抜けない柔らかいバルサの木で作った弓。

()ちて、三ノ矢(さんのや)】── ヒノキでできた弓。

引き抜け(ストレリチア)】── 鳥のくちばしを思わせる花で、死人の心臓を吸い込み取り除く効果がある。

葉隠(はがくれ)】──対象物を透過する。

治癒(ノコギリソウ)】──ノコギリソウの花言葉から、怪我をひとつずつ瞬時に治す。

再生(ユーカリ)】──ユーカリの木の花言葉から、建物の修復を行う。


《NEW》

過度を慎め(サフラン)】──紫色の花びらを持つサフラン。花言葉『過度を慎め』によって、過度の悪意を持つ死人を一掃する。ヘンメイ戦により、今後はもう使わないと決意した。周囲が一瞬紫色に光る。

悲しみは続かない(ヒペリカム)】──鮮やかな黄色の花、ヒペリカム。花言葉『悲しみは続かない』が死人になる理由『哀しみ』を取り除いて、死人を元の姿に戻す技。周囲が明るくなるほど光る。

森林(しんりん)】──1センチ程の小さな木が連なって地面を覆い、遠くにいる敵やその形を教えてくれる。

種皮(たて)】──植物の種の皮から連想した半球状の盾。強度はあまり高くない。

綿花(めんか)】──ワタの種を包んだ繊維、綿花から糸を紡いで布を作る。止血などに。

羽状複葉(うじょうふくよう)】、ソテツ──ソテツの葉でできた羽。飛べる。

葉脈(ようみゃく)】、アクセルモード──素体のエネルギーをキューブに移行する技。武器が赤く染まって攻撃力を増す。

葉脈(ようみゃく)】、ブレーキモード──素体の精神を移行して、対象を落ち着ける技。『樹』の文字が青くなる。

【カルス】──人間でいうカサブタ。治療用。

木製銃(もくせいじゅう)】──ストックの部分を木で作ったライフル。三通りの使い方がある。

 ※だだだだだ:相手の能力を奪い取って連射。

  だん:植物のエネルギーを凝縮した強力な単発。

  (やいば):大鎌二つを片方だけ上下逆さにして持っているように見える刃物。長さと幅のある刀がライフルの両端に横向きで付いている。

【ピーマン】──花言葉『海の恵み』から、海の水を復活させる。花言葉は『転生の糸使い』作者の青浦鋭二様に教えて頂きました!

椿(つばき)オイル】──黄金色の液体。保湿と撥水力を兼ね備えた未来オリジナルの洗い流さないトリートメント。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 秋月(あきつき)(しゅう)『氷』


氷河(リンク)】── 凍った川の道。スケートリンクのようになっていて、滑走を利用してスピードを上げられる。

氷柱(つらら)】──氷柱。

氷盾(ひだて)】──氷の盾。分厚い。

風雪(ふうせつ)】── 横殴りの雪。勢いがある。

可視化(アイスコンタクト)】──氷でできたコンタクト。景色を透過する。二章からは精度が上がり、未来(みらい)を透視して『最善を映し出す』力が備わった。

氷剣(アイスソード)】──氷の刀。

氷像(ひょうぞう)】── 物体を氷で形成する。

凍傷(とうしょう)】──氷が張り付いて凍傷を起こす。

純氷(じゅんぴょう)】── 丸くて平たい透明の氷。単体では特に意味を成さない。

凍結(とうけつ)】──凍らせて動作を封ずる。

明治(めいじ)】──亜空間で明治時代を作り出す。


《NEW》

雪解(ゆきど)(みず)】──氷を瞬時に溶かして大量の水を作る。

昇華(しょうか)】──固体が液体にならないで、直接気体になることをいう昇華。敵の体から白い空気を立ち昇らせ、存在自体を失わせる。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 長谷川(はせがわ)凛子(りんこ)『風』


風神(ふうじん)(まい)】──赤い強風。含まれる酸素量は90%ほど。

鎌鼬(かまいたち)】──風による斬撃。

暴風(ぼうふう)】──風の嵐。

竜巻(たつまき)】──風の渦巻き。

鉄扇(てっせん)】──切れ味の鋭い扇子。

風壁(ふうへき)】──風でできた防壁。

風前(ふうぜん)(ともしび)】── 人差し指を敵に向け、その指先に蝋燭ほどの小さな火を灯す。息を吹きかけ火を消すと、相手の体力を大幅に削れる。ただし、狙いを完全に定めなければできない。


《NEW》

風車(かざぐるま)】──指で円を描いて作る風車。回転して切り刻む。

疾風(しっぷう)】──体に風を纏って超スピードで飛ぶ。

双子(ツインズ)】──身の回りにあるもので分身を作り出す。使用者と同じ動きしかできない。隆一郎命名『ニセガワ』


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 阿部(あべ)加奈子(かなこ)『解』


解毒(げどく)】──毒を消し去る。パンッと音が鳴る。

運気の解放(フォーチュン)】──運を引き寄せる。望みを叶えたり、攻撃に当たらないなど使い方は様々。

痛み無し(ノーペイン)】──どんなケガでも瞬時に治す。

防御(プロテクション)】──防御力の底上げ。

【クイック】──速度の底上げ。

【アビリティ】──力の底上げ。

 ※底上げすると、張り付いたキューブの模様が更に深く刻まれる。

泳者(スイマー)】── 水による制限の解放。水中でも陸と同じように動くことができ、呼吸も可能。


《NEW》

精神の解放(リバレーション)】──息詰まった空気や心の重みを軽くすることができる。

【しゃっくり解放(かいほう)】──しゃっくりを止める。

聴力解放(ちょうりょくかいほう)】──聞く力を極限まで高める。

融解(ゆうかい)】──指を鳴らして発動。相手を溶かす。

減力解放(げんりょくかいほう)素体(そたい)】──相手が持つ弱い部分を引き出して、素体を弱体化させる技。使う対象によって効果が変わる。(猫が好きな隆一郎は猫耳と尻尾が生える)

解明(かいめい)】──レーザーのような横線が見えなくなった相手を見つけ出して、大まかな情報を脳へ伝える。

解錠(かいじょう)】──どんな鍵でも開けられる。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 谷川(たにかわ)(いつき)『水』


津波(つなみ)】──大きな波。

【バシリスク】──水面を走るトカゲ。足に水を帯びて超スピードを作り出す。

【ジェット】──螺旋状の水を圧縮して放つ。

水銃(シャボン)】──銃を作り、水でできた弾丸を撃つ。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 弥重(みかさ)(なぎ)『光』


Blessing(ブレッシング)】──加護の力。柔らかな青い光。未来が持つ水晶のネックレスに、会う度注いでいる。

【デリート】──記憶を消す技。正確には、その記憶を見えないようにする技。ピンク色の光を放つ。

()(ひかり)】──不法侵入。

光速(こうそく)】──移動手段。光の速さで飛ぶ。


《NEW》

威光(いこう)】──熟語の通り。半径十メートルぐらいの距離にいる死人を自然に服従させ殺すことができる。ただし、凪の方が強い場合のみ。

【闇夜の住民たちよ、我が光の力の前にひれ伏せ】──視界に入る全ての敵を消し去る。幼少期に見た戦闘アニメの影響で考えついた技。自分がみんなを守る光の存在なのだと思い込んでいたために圧倒的強さを持つ。技名がイタイからできれば使いたくない。

分裂(ぶんれつ)】──光核分裂からの連想。体力を半分にする代わりに、自我を持つ頑丈な分身を作り出す。

光線(レイ)】──未来と同じ技名。丸く光る玉からビーム状の光線を放つ。

(つるぎ)】──光の剣。

(おぼろ)げ】──耐え難い肉体的苦痛を与える拷問の能力。言葉の意味合いとして『はっきりとしない』というところから拷問以外にも応用可能。八個分のステップを踏み、できた円の中央に向かって八等分の線を引いて、間に多種多様の抽象的な形の文字が描かれている。淡い光を放つ魔法陣。

(いと)】──光の糸。相手を焼き切るほどの威力と有刺鉄線のような棘を持つ。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 杵島(きしま)流星りゅうせい『血』


血まみれ(ブラッディ)】──選択した者の血を全て出血させる。相手に体液が無い場合は無効。

血縁(けつえん)】──バラバラになった肉片に残る血と本体の血を繋げることで、分断された体を接着する。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 小山内(おさない)(みなと)『拘』


拘泥(こうでい)】──こだわることを意味する『拘泥』と『補助の言葉』で技を作り出す。補助『殺戮』と組み合わせると、自分よりも弱いもの相手なら確実に殺せる。己よりも強いものには『自分のこだわりを相手に押し付けられない』ため効果が無い。

拘引(こういん)】──移動手段。連行を意味する単語から。

拘束(こうそく)】──バラバラになった肉片を引き寄せて大方繋げる。縛り上げる意味の拘束としては使っていない。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 国生(こくしょう)あいか『知』


()る】──補助の言葉と組み合わせることで知りたいものを知れる。(抜け道を知る、光景を知る)他人とも共有できるが負担も大きい。

知恵(ちえ)()】──パズルの知恵の輪のように、取れるはずがない相手の関節を簡単に取ってバラバラにする。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 瀬戸(せど)(あかね)『浄』


浄化(じょうか)】──元に戻せた死人が再度死人化しないようにするための『お祓い』と呼ばれる儀式で使う。死人の感情がそのまま自身に流れ込んでくる。

「あなたたちの魂の叫び。哀しみ。痛み。苦しみ……全ての気持ちに、心からの弔いを。そして……あなたたちの来世に、天上の幸福があらんことを」


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 エイコ『与』

 ナツ『影』

 吉住(よしずみ)世良(せら)『清』

 檀野だんの蜘蛛糸(くものいと)】──蜘蛛の糸。

 田川たがわ雷砲(らいほう)】──雷の攻撃。

 朱雀(すざく)紫音(しおん)『譲』


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


《協力プレー》


 隆一郎&凛子

炎風(えんぷう)】── 炎を纏った強風。


 隆一郎&秀

氷像(ひょうぞう)】のファイア──回禄と純氷のセットで初めて生み出せる。回禄と純氷が消されない限り、敵に直接火を起こし続ける。

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