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快楽狂と白竜の国  作者: 木太刀秋步
序章
1/4

ユーダルシア大陸の歴史

 ユーダルシア大陸。そこは竜と人間が共存する稀有な土地。そして、そこかしこで大量の魔素が噴き出し、魔物が次々と強力な進化を遂げている場所でもあった。

 そんな魔物が跋扈するこの大陸で、それが故の被害に遭うのは竜も人間も同じ。お互い、魔物による災害で徐々に住処を奪われ仲間を失っていった。

 魔物を『殺す』力はあったが、『処理』をすることが出来なかった竜。

 竜が放置した死体からは腐った魔素が噴き出し、住処が汚染されていった。彼らは、次第に住処を巡って争うようになり、次々に数を減らしていく。

 魔物の『処理』は出来たが『殺す』ことが難しかった人間。魔物一匹『殺す』為に討伐隊を組まなければならなかった。討伐隊は一匹の魔物相手に多数の犠牲を払った。

 それを憂慮した竜の一頭は人間へ一つの提案をした。

『人間よ。互いの為に歩み寄らぬか。我らが魔物を『殺す』そして人間が『処理』する。我らは同盟者となるのだ。』

 人間はこれを受け入れ、竜が住む近くの土地に街を作ることで国を興した。

 他の竜と人間の集落もそれに倣う形で国を興していき、一頭に対し国が一つ。お互いが安全に暮らせる環境が整った。

 そして、三百年の時が過ぎ、人間と竜は、多くの魔素が噴き出るこの大陸の制圧に成功したのだった。

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