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ぶれいくたいむ③

 

 シスコが香港を離れる数日前。

 三人娘はお泊り会を開いた。

 

 シスコはパジャマ。

 モエはネグリジェ。

 そして、ユンは裸にガウンという実に素晴らしい、いで立ちだった。

 

「はい」

 ユンは手をあげた。

「どうぞ」

 と、シスコ。

「毎度、こういうシチュエーションって、どうなんでしょう」

 ぽろん、ぽろっ。

 ガウンがはだけ、ぽろりんちょ。

「いいんです」

 シスコは親指を突き立てる。


「はい」

 モエの手があがる。

「どうぞ」

 と、シスコ。

「わっ、私のネグリジェ、ぱっつんぱっつんで、はだけそうです」

 ぽろりん、ぽろりん、すってんてん。

「いいんです!」

 シスコはOKマークを作った。


 それから三人は、なんなくベッドでじゃれあった。

「じゃ、私から」

 シスコは手をあげた。

「どうぞ」

 ユンとモエ。

「大武術会って・・・やりすぎなんじゃね!」

「良いんです!」

 ユンとモエが即答する。


 三人は思い思いを語り合い夜は更けていった。

 それからシスコを真ん中に仲良く川の字で寝たのであった。



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