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第一章、③

  

 広間をでて長い渡り廊下の中央で、モエは何者かに取り囲まれていた。

 シスコは瞬時に人数を把握する。

 人数は五人、黒装束に身を包み、顔は仮面で被っているので何者かは分からない。

「誰!」

 モエの元へスピードをあげながら、シスコは眉間に皴を寄せる。

 ユンはその先を走る。


「行きます」

 ユンはそう言うと、まずモエを襲おうと背を向ける2人を首筋に手刀を一閃し気絶させる。

 急な強襲に驚き振り返る一人には顔面に容赦ないストレートパンチ。

 鈍い音がし、もんどりうって倒れる。

 

 シスコは高く飛んだ。

「シスコ様!」

 彼女を見あげモエは声をあげた。

 一人に飛び蹴りを浴びせ、着地した瞬間に最後の一人が反撃を見せナイフで彼女を刺そうとする。

 シスコは素早く身を捻って回避すると、鳩尾に強烈な掌底を叩きこむ。

 五人はその場に倒れた。

「はっ、たわいない」

 呆気なく終わった戦闘に、ユンは倒れる暴漢を見下し悪態をつく。

「大丈夫、モエ」

 シスコはモエに声をかける。

「はい・・・お陰様で」

 モエは顔を引きつらせながらも笑った。


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