第195話 作戦会議
「するとリエースさんもレジスタンスに入られていたんですか?」
ゲネオスが尋ねた。
「ああそうだ。俺もあの塔での修行のおかげでいっぱしの軽戦士にはなったんだよ。アンタたちが来てくれたなら勝ち目もある。デーモンも倒したことがあるんだろ?」
「デーモンはね。けど今回の相手はグレーター・デーモンだよ」
ゲネオスが言った。
「それならばワシに秘策がある」
とマスキロが口を開いた。
「ただしグレーター・デーモン以外のモンスターを相手にしている余裕はない。レジスタンスはどれくらいいるのだ?」
リエースは頭の中で数を数えているようだった。
「まあ1000人くらいだな。表返ったダーク・メイジもいるから決して弱くはない。ただ統率の取れた兵隊とは言えないが……」
「敵の首領さえ倒してしまえばなんとかなると思うか?」
「メガロスの魔力で動かしているモンスターも多いからな。アンタたちがそいつを何とかしてくれるなら勝ち目はあると思うぜ」
メガロスの名前が出た瞬間、多くのメンバーの表情がこわばり、それぞれの宗派の印を結ぶ者もいた。リエースはイマミアンドの人間ではないし、40年以上もこの世界から離れていたので、そうした感覚がないのだろう。
「しかしマスキロ、秘策っていうのはどういうことだ。イマミアンド城は今まで見たパランクスの砦やノトスの城とは比べものにならないくらい堅固にできている。あれをどうやって突破しようというんだ?」
オレの問いに対してマスキロが答えた。
「ミョルニルがあるだろう? それで首領のところまで一飛びで行けばよい」
オレはハッとした。そうか、オレたちはザコ敵との戦いをすべてキャンセルすることができるんだ。
「けどマスキロ、城の中がどうなっているかが分からないよ」
ゲネオスが言った。
「地図があります!」
オレたちが振り返ると、声の主はメルーだった。
「弟が戦地に赴く前に私に渡してくれました。弟はそのとき何も言いませんでしたが……」
オレたちはメルーが持ち出した地図を広げた。
「玉座の間、ここだな。ここなら手前のテラスまで飛んで、そこから建物に入り、大階段を上がってすぐだ」
とオレが言った。
「そいつはいつも玉座の間にいるの?」
パマーダが問いかけた。
「弟からはそう聞きました。そのときはあまり重要なこととは思いませんでしたが。『彼』はいつも城の中にいるときは常に玉座に座り、玉座につながる魔界のパワーを得ているのだと」




