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徒然なる日常に。  作者: 繰る井 莎鬼
7/20

61〜70

夢を見た

今はもう遠くにいるキミの

柔らかな髪を撫で頬に触れ

そっと落としたキスの余韻

目覚めたわたしは涙して

そっと静かに思い出す

キミの唇は甘かった



夜空の探検隊

星を捕まえた午前4時

もう帰らないといけないね

もう帰らないといけないよ

朝日の橋を駆け下りて

急いで暖かいベッドの中へ

白い月はにやりと笑った

(うづきさん(@0okoitsukiko0)より

「星を捕まえた」)



指先だけの関係

秘密の病棟

アイシテルなんて飴玉と同じ

(@OdaibOt 指先、病棟、アイシテル)



傷んだ魚は まだ泳ぐ

異端になったことなど

気付きもせずに

痛む尾鰭に嘆きもせずに

(@odai_mzekaki 傷んだ魚は まだ泳ぐ)



この檻の中から見えた空は

青くて広くて眩しくて

羽ばたく君を恋しく思うと

自然と溢れる雫たち

外の世界は全部怖いよ

痛いところだと聞いてるよ

だけど、それでも

どうしても

君に会いたくて堪らないんだ

(@OdaibOt 外の世界は全部怖いよ だけど、君に会いたいんだ)



瞼に落ちたアメジスト

涙に溶けるエメラルド

頬を流れたガーネット

漏れた嗚咽はダイヤモンド

わたしの醜いなかみがすべて

宝石だったら良かったのに

(@OdaibOt 涙に溶けるエメラルド)



「きらい、きらい、だいきらい」


「ほんとは?」


「...すきだよ」


「知ってた」

(@feel_odaibot ほんとは?)



水底に沈む魚が問いかけた

「お前の生に意味はあるか?」

空に投げ出された私は答えた

「意味などないさ、足掻いただけだ」

魚は馬鹿にして嘲笑う

「足掻いた挙句がその様か」

私は魚を掬い上げた

「共にいきましょう?星の元へ」

「何処までも馬鹿な奴だ」

魚の姿を捨てたあなたは眠った

(@odai_bot00 水底に沈む魚)



誰も彼もお祭り騒ぎ

妄信症の僕等は夜通し歌う

声高らかに 時にはしんみり

でもこの時間は一瞬だから

空よ、まだ白けないで

魔法にかかったような

甘い余韻に浸らせて

(@odai_mzekaki 妄信症ミッドナイト)



深海から眺めている

波間の光はまるで天使の梯子

僕に才能があれば

あれをスケッチしてみせたのに

もう既に僕の心臓は

止まっていたと知っていたけど

(@OdaibOt 深海、天使 スケッチ)

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