131〜140
機械仕掛けのこの恋が
狂っていくのは君のせい
だって私の完璧な
美しい計算通りに
君は動いてなどくれなくて
私の回路は熱くなる
君の為だけに思考し演算
答えはいつも無限に広がる
出遭わなければ良かった
なんて
しみったれた言葉を吐かないで
これから先を歩むのは
君の足と私の熱量
◆
きみが好きなもの全部、
私も愛せたら良かったのに、
そしたらきっと
私はきみで きみは私で
世界なんてどうでもよくて
私がきみに きみは私に
笑って泣いて抱き締めて
そうやって一緒に
生きていけたんだと思うんだよ
思うんだよ
(@OdaibOt きみが好きなもの全部、私も愛せたら良かったのに、)
◆
君のカチューシャ掲げた墓石
持参した花束風に揺れる
ここに眠るは骨だけの癖に
なんでこんなに神妙な静寂
そっと手を合わせてみたとしても
君に届いたりしないのに
(@OdaibOt カチューシャ、花束、骨)
◆
ぼくたちは今まで
別々の二人
きっとこれからも
交わらない熱
気持ちのベクトルは
同じのはずなのに
それでもぼくたちは
寄り添わず争わず
落ちる先が
二人同じであればいい
(@odai_bot00 落ちる先が二人同じであればいい)
◆
言葉が在って、言葉に逢って、
良かった。良かった?
救われて、掬われる。
触れて、振れて、振り切れて。
孤独の中で輪を作った。
あなたも孤独。わたしも孤独。
1+1は2にはならない。
それでも2になる1を
探して、捜されて、晒し上げ。
言葉が消えたら
心の空洞もきっと消える。
◆
あなたが触れた世界で死んで
あなたが捨てた世界で生きる
何処から私達間違えた?
どうせ食い違うなら私
あなたに潰された心を抱いて
あなたに殺されていたかった
◆
情けない笑顔を嘲笑う
嘘などつけない生き物のくせに
私に心配させないなんて
生意気すぎて あなた 嫌い
(@odai_bot00 嘘などつけない生き物のくせに)
◆
知らない誰かのお葬式
場違いに弾む喇叭の音色
音楽隊のお通りだ
なんて耳障りで安らぐメロディ
まるで僕の為の音楽みたいだ
(@OdaibOt 葬式、弾む、音楽隊)
◆
夕焼けこやけのメロディが
高らかに響くこの丘で
儚い恋とアネモネの香り
揺れる五線譜
あなたの鼻歌
せめて私の掌で
掴んでいたかった未来も過去も
(@OdaibOt 夕焼け、アネモネ、五線譜)
◆
僕はもう麻痺していた
痛いも怖いも壊れている
人の群れに放り込まれた時から
まるでゾンビのように
死んだまま生きて
息が出来なくて
何もかもが怖くて
何もかもが嫌いで
そんな中で出逢った大好きと
幸せに塗れた甘い蜜
奪われないように足掻いて
溺れながら羽ばたくことを
今日も夢見る
(@odai_bot00 痛いも怖いも壊れている人)