表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
徒然なる日常に。  作者: 繰る井 莎鬼
1/20

1〜10

哀しいことを哀しいと

苦しいことを苦しいと

訴え 泣いて 解放出来たら

あなたの元へ行けるのだろうか



正常と異常の間には

大きな河など存在しない

高い壁など以ての外

言うなれば正常という名の白線を

踏み外すことのない綱渡り

果たして君は渡れるか?

『正常』のまま 堕ちぬまま



嘘吐き、というのは何故

『吐く』のだろうと

常々疑問に思っておりましたが

あなたに出遭って解りました。

きっとあなた方のようなヒトは

息を吐くように嘘を吐くのですね。



あの日の片想いがサイダァなら

今の私はビターチョコレヰト

カカオ99% 真っ黒け

苦くて苦くて飲み込めない

それでも1%の甘さを求めて

今日も齧るのチョコレヰトを



募る想いは錆び付いて

形を持たずに崩れ墜ちた。

優しく冷たく静かにそっと

雨に解けた最期を看取る。

ああ。儚く脆い私の恋よ。

(@0daib0t 雨に解けた最期)




「愛してた」

僕に降るのは君の涙

拭おうと手を伸ばしたが

僕のそれは鉛のように重くて

ああ、そうか、

「愛してたのよ」

例えばそれは愛に満ちた戯言でしか

なかったという訳だ

(@OdaibOt 例えばそれは愛に満ちた戯言)



いつかまた

あなたの元に還るから

花も惑うほどの午後に

ただいまを言うから

(@OdaibOt 花惑う午後にただいま)



わたしからあなたへ

最期の贈り物

あなたは要らないって

言うかもしれない

あなたの鎖骨に愛を埋める

少し痛くても我慢して

わたしの愛を受け取って?

(@OdaibOt 鎖骨に愛を埋めた)



記憶をなくした人魚姫

今日も波間で歌ってる

何処かで聞いた王子様

迎えに来ると信じてる

だけども本当は人魚姫

王子を刺して殺してた

罪の意識に耐えられず

記憶をなくした人魚姫

なんと憐れな事だろう

(@odai_mzekaki 記憶をなくした人魚姫)



薄汚れた愛情は指先へ

摩耗した心情はごみ箱へ

がらくたで武装して

踏み出した一歩が

いつかの私への目印になる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ