メイドの時間『終』
私は虐められて、300万円の借金を背負わされた。それで私の家族はバラバラになった。バラバラっていうか、この女の父親にクビにされて私の親は自殺した。だからその復讐をこの女に私にやったことと同じことをさせてあげる。
翌日、学校で私はクミに呼ばれた。
「どうしたの?久美子さん。」
彼女は手を私に挙げようと思ったが辞めた。
「知らないふりをするのはいけないことだと思う。」
「はぁ、知らないふり?何言っているの、私解らない?」
私は役を演じ続けた。でも私が狂う心を抑えた。
「何?お金がいるの?次は何円あなたに渡せばいいの?」
彼女は悩んだ。やっぱりお金での相談だった。そのお金で私の両親が死んだ。お前の父親に私の全てが奪われた。あの幸せな時間や幸せと笑顔で包まれた温かな家族をお前の父親に。絶対復讐してやる!
殺す殺すわ、殺して全てを私の手で奪ってやるわ。
「そうだな。一応10万寄越しな」
「それって恐喝?」
「貴方も同じでしょ。同じことしているのに『それって恐喝?』って聞くのはおかしいと思うわ。いいから金寄越せ!」
彼女は私の財布から10万円奪った。
「じゃあ、私も隠している証拠・証言全て警察に突き出そうかな。貴方が父親に頼んで、私の両親を殺したことをその証拠だってちゃんと持っているからね。」
「えっ?証拠・殺人?何言っているの?」
「隠し通す気?まぁいいや、貴方のお父さんがやったことだし、娘の貴方になんか否がないもんね。」
知らないなら好きにすればいいわ、最後に後悔するのは貴方なんだから。
翌日、私は学校を休んで警察に行った。
「あの、被害届ってどうやって出したらいいのでしょうか?」
「どうされました。」
「友達に脅されて、10万円奪われました。それは私の両親の墓にお供え物を買おうと思って銀行から出したお金だったのです。警察に行ったらマジでやばいことするからと言って私もう怖い。あの学校行きたくないです。」
「脅されたのね。」
「はい。それにその友達の親に私の両親を殺されました。証拠もあります。」
私は沢山の証拠やメモリーカードやボイスレコードなどを再生した。
親が最後に私に渡した日記を警察官に渡した。
翌日
学校に通う時に隣に警察官がいて、久美子を偽名逮捕や父親を殺人の容疑で逮捕された。その時、私と目があった。
「あいつも逮捕されるべきだわ。」
「理由は?」
彼女は私にその辺に転がっている石をぶつけた。
「理由もなしにぶつけるの?まぁ、いいです。ぶつけてそのあなたが持っているストレスが解消するならいくらでもぶつければいいわ。」
彼女の家族はパトカーに乗せられ、この復讐は終わった。