表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

少女鍛練・乙

博麗神社がある山の麓、おおよそ人が近づかないような林の中で光弾が煌めいた。


「物覚えが早いわね。


早苗の手伝いなんて要らなかったかもね。」


その言い方はないですよーと文句を言う緑髪の巫女を抑え霊夢は札を構えた。


葉月は僅かな説明で幻想郷における決闘方法、スペルカードルールを理解していた。


霊夢の説明は直感的なもので、おおよそ説明と呼べるような代物ではなかった(裏で緑髪の巫女が分かりにくいとぼやいていた)のだが、葉月はその説明を理解し実践してみせた。


先程の光弾がそれである。


それを見た霊夢の行動、これは宣戦布告だと葉月は捉えた。


葉月は首を縦に振ると、そのまま空へと飛んだ。


霊夢も後を追う。


そして葉月に向けて札を何枚か投げた。


札は2枚一組で弧を描くように葉月を狙う。


葉月は霊夢との距離を開けられないように横に避ける。


同じ様な自分狙いの札を何枚か避けたあとに、霊夢の言葉が風に乗って来た。


「そろそろ反撃しなさいよ!


開花『幻想の梅花』!」


霊夢のスペルが宣言された。


葉月は霊夢の方を見て息を呑んだ。


霊夢を中心に白い大輪の花が咲いていたのだ。


花びらは霊夢が先程投げた札の軌道を輪郭にしていた。


そして花びらは少しずつ拡がっているようで───。


花びらが拡がっていることに気がついたとき、既に葉月は花びらに呑まれていた。

鍛練編、まだまだ続きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ