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付録60
白人に 蹴られた事が 有る。
道場で
練習の 一環で。
嘉手納の
足が長い。
腰が高い。
骨組みが しっかり している。
打撃戦は 長い 方が 有利だ。
打ち落とせば 逆転出来る。
短い腕が 利点に 変わる。
末端までの伝達 サッと終わるのは 短さの 利点。
だが 打ち落とせる 状況を 作る事が そもそも 困難で あり それが 出来るなら 交渉も 逃走も 容易い。
相手の腰が引けている状況だ。
異邦人である かれらは 理想像が 有る。
より 高く。
身近になかった故に。
やりにくさが 有る。
見ているモノがずれて。
課題の提示と 解答の発表。
これが 答えだ。
それだと 練習が 成り立たない。
荒ぶる 答えを 出してくる 技法への 信頼と 期待から。
あるいは それが どこにも 見当たらない。
その事への 反発として。




