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付録36
美しい。
スッと出る。
考える前に。
浮かぶ。
山で ノコノコと 歩く。
地面を見ながら 坂道を 登る。
枯れ葉の有る 道。
積もっている。
ざくさか 歩く。
途中。
常緑樹の葉が 一枚。
落ちていた。
つやつやとした 肉厚の。
クチビルの様な。
官能的な葉が。
枯れ葉の
落ち葉の
上に。
降りていた。
寄り添う。
かさついた 茶色。
イキイキした 緑色。
対比。
落ち葉。
美しい。
置き去りにして 歩いた。
美しい 葉を 拾わず。
みずみずしい 葉に 触らず。
放置した。
瞬間の 美しい だった。
錯覚込みの 思い出のなか で輝く。
触ってしまえば 終わる。
もしかしたら 触って しげしげと 眺め。
困惑したかも しれない。
何で こんな 葉っぱを 美しいと 思ったのか。
結局 分からず 手放して 進んだ かも しれない。
ずいぶん 前の事だ。
里山を 歩いたのは。




