いつ
いつ か
苦しみは 終わった
よく 頑張った 。
そう 伝えられ 安らぐ事を
許される のだろう か 。
死の 予兆が 肌を 撫でるかの様に うろつく 。
家族は 浮かない顔 で 日々を を 過ごす 。
いなくなったら 。
そう 思うと 涙が 流れる 。
何で 僕の 家ばっかり 。
身勝手な考え が浮かぶ 。
信仰は 安らぎを もたらさないの か 。
試練なんて 何故 なんで 。
あんなに 働いたのに
神々の 為に 。
嫌われて 貶されても 。
何故 僕じゃ ないのか 。
浅はかな考え が揺らぐ 。
僕は
僕なら もう 構いや しないのに 。
誰も
僕を思って 泣きながら 眠りに着く人は いやしない
はずなのに 。
もう 技術は 全て 吐き出した 。
秘密 なく 。
向上が 有った としても 僕が やらなくとも
見付けられる はずだ 。
道を付けた はずだ 。
○
おお
神々は しくじった 。
必要とされる人を 危険な領域に いざなった 。
神々は 外した 。
天候を 読み違えた 。
あの日 満月の日 天候は 不良では なく
快晴だった 。
天気が すぐれない と 伝えられて いたのに 。
よく 満月が 見えた 。
冬の 満月が 。
その日 検査だった 。
その日 癌は 見付けられた 。
進行性の 癌 。
天候不良による 事前の延期が 検査日を はやめた 。
幸いかな 。
神々の 勘違い 。
癌についても 心配無いと おおせ だ 。
あ あ
天候だけは 外さなかった 。
それが 外れた 今 。
その お陰で 迅速な手術が 受けられる 。
しかし
外れた その顛末 結果だけ
都合よく 思惑通りに
なるもの なのだろう か 。
外さず に 。
僕は
僕が
心配の し過ぎ
と 笑われる のを望む 。
言う通りだった なんて 聞きたく ない 。




