表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
471/482

いつ

 いつ      か

苦しみは 終わった

よく 頑張った 。

そう 伝えられ 安らぐ事を

許される のだろう    か 。


 死の 予兆が 肌を 撫でるかの様に うろつく 。


 家族は 浮かない顔 で 日々を を 過ごす 。


 いなくなったら 。

そう 思うと 涙が 流れる 。


 何で 僕の 家ばっかり 。

身勝手な考え が浮かぶ 。


 信仰は 安らぎを もたらさないの か 。


 試練なんて 何故 なんで 。

あんなに 働いたのに

神々の 為に 。

嫌われて 貶されても 。


 何故 僕じゃ ないのか 。

浅はかな考え が揺らぐ 。


 僕は

僕なら もう 構いや しないのに 。

誰も

僕を思って 泣きながら 眠りに着く人は いやしない

はずなのに 。


 もう 技術は 全て 吐き出した 。

秘密 なく 。

向上が 有った としても 僕が やらなくとも

見付けられる はずだ 。

道を付けた はずだ 。


   ○


 おお


 神々は しくじった 。

必要とされる人を 危険な領域に いざなった 。


 神々は 外した 。

天候を 読み違えた 。

あの日 満月の日 天候は 不良では なく

快晴だった 。

天気が すぐれない と 伝えられて いたのに 。

よく 満月が 見えた 。

冬の 満月が 。


 その日 検査だった 。

その日 癌は 見付けられた 。

進行性の 癌 。


 天候不良による 事前の延期が 検査日を はやめた 。


 幸いかな 。

神々の 勘違い 。


 癌についても 心配無いと おおせ だ 。

あ あ


 天候だけは 外さなかった 。

それが 外れた 今 。

その お陰で 迅速な手術が 受けられる 。


 しかし


 外れた その顛末 結果だけ

都合よく 思惑通りに

なるもの なのだろう か 。

外さず に 。


 僕は

僕が

心配の し過ぎ

と 笑われる のを望む 。


 言う通りだった なんて 聞きたく ない 。



 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ