変則抜刀 その二
前略
柄が 顔の横まで 上がる 。
そこから 頭部と 共に 鞘を下降させる 。
鞘を 落とし抜く 。
抜き放たれる直前 反時計回り に 回る 。
上から見て 。
※膝は たわむ 。
膝に よって 頭部は 上げ下げ される 。
背筋ヨク 。
左腰の 刀 。
中心を 攻めない 。
左腰 前 線上から 内に 入らない 。
右肩を 大きく 前に出す なら
肘は 後ろに 進み 前に出ない 。
小さく なら その限りでは無い 。
抜かれた切っ先は 上げる 。
頭部と 共に 切っ先を上昇させる 。
下降する柄 。
抜き付けられる 切っ先 。
菱形の窪み に 捩じ込まれた 親指 小指 。
安定の 形 。
痙攣好み 。
無駄の無い ○ 。
過ぎたる 無さ 。
手間に 掛けられた
年月 。
苦しみ 。
そこまでの モノだったろうか 。
そこまで する 程の 。
そこまで して までの 。
□
これらは 斬り上げ が 馴染んだ後 試した 方が ヨイ 。
鞘から抜き出す までは 一致
そのまま 斬り上げ様と 動く 勢い その を
否定 止め
押し込めた 反発で
切っ先が 前方
喉前の高さ で
向こう に 弾き出される 。
△
準備 入念 。
儚い 事柄 。
滞り無く 為された 思い付き 。
▽




