かつて
かつて それは 素晴らしいモノだった 。
僕は そう 信じ た 。
邁進し 埋没し もがいた 。
何かしら 掴もう
と
やっきに なって 探した 。
また 一年が たとうと している 。
一年前の僕に
お前は 一年後 せっせ せっせ 。
後頭部の筋肉を 蠢かせ 律動させ 何かを 探そう
と
している 。
口腔の 破裂の 末に 伝播した 。
それを 伝えて も
何か を 理解 出来ない 。
痙攣との 関連も 動作としての 意義も
体感も
さっぱり 引っ掛からず すぐに 忘れ去る だろう 。
○
あ あ
後頭の筋よ
表情筋を 引き付け 張る 。
しっかり 。
何度も 。
○
右主体なら
右側は 首と 頭 その境の点 から 耳介の下から アゴ先 。
左側は 左頬の点から 左眉毛を 通り 左上から 首と 頭
その境の点 。
引き付け合う 。
眼帯が通る 箇所を 意識する 。
古い お馴染みの海賊 が する あれだ 。
それに アゴ先と首と頭の境 その点 。
この 前後の二点と 主体とは逆の頬の点が 感じられる 。
眼帯が通るのは 主体の 逆側の 目蓋の上だ 。
△
これ等の事は 馴染んだ 時点で 破棄される 。
理想と しては だ 。
ヨリヨクする為に 。
新しい明日の為に 。
陳腐な標語 に 瑞々しい働きを
付け 加える為に 。
足が 連なって 動く 。
先を 目指す 為に 。
止まる時まで 。
ぐるぐる 回る 。
繰り返し が 疲弊させる だけだ
と
しても 。




