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生命の連鎖
肉体を もってして 修する 。
不完全な 受け継がれてきた 不具合 。
それ故 工夫が 発生し 興る 。
循環する 手段と目的 。
ハバタク耳介 。
飛び立つ先には 希望 。
眼前に 吊るされ 踊る 希望 。
その光 色合い 艶 。
自身から伸びた それを目掛けて 突き進む 。
何処とも知れず 。
□
力尽き
よれ 。
とぼとぼ 進もう
と
して
して
二歩 。
三歩 。
止 。
座り込み 。
立ち上がろうとして 足首を くねくね
と させて
自分が 今 何をしているか
気付き 深く 息を 吐く 。
□
先は 遠く 。
自身は とろとろ
幻触の 浅瀬に 僅かに 浸かる 。
流れを
横たわる頭上から 伸びきった足先に
感ずる 。
鋭く どこまでも 延びる 真っ直ぐな 長さを
男性器から 空へ と 続いているのを
静かに 受け入れた 。




