表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
377/482

すぐ上がった日に

 夕暮れに 通り雨 。

     ○

 雨 止んだ 。

     ○

 立ち込める 水 。

神妙な オモモチ 。

     ○

 毛深い葉っぱに 露 光る 。

まあるい 水玉 突き刺し 別れる 。


     ○

 涼やかな 昼前に

鍵かけ 家に 背を向けて

ふと見た 空の 蜘蛛の巣 。


     ○

 蜘蛛 おらず

小さな 水玉 連なって

きらきら 光って 揺れていた 。

風に吹かれて 揺れていた 。


     ○

 夜明け前 。

雨上がり 漂う 霧が

肌を 掻き立て

ひりつき 誰か 気に掛かる 。

誰も居らずに 気に障る 。


     ○

 水玉が 盛り上がり

主張する 。

光らず オレバ 知られない 。

流れて 混ざれば 区別なし 。

大きく なれば 潰れて く 。

小さく なれば 空 昇る 。

   ○  ○   ○

    ↖⬆↗

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ