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善意に怯える


 立派な 人でした

か 。


━ ━ ━ ━ ━ ━ ━━━


 死んじまってから

どんだけ

よいしょ よいしょ

と 持ち上げても ね 。



 もう 死んじまったよ 。

何年も 前に さ 。


━ ━ ━ ━━━ ━ ━ ━ ━


 謝意とは

言葉 だけ なのか 。


 汗だく で

貧乏で

隻眼で

片膝も 良くない 。


 戦場の流れ弾 だ 。


 農家の おっさん 。

裕福でも ない 。


 戦後 スグニ 骨集め 。

せっせこ せっせこ 。

善い事を した 。

無報酬で 。


 そう だろう

敬意が 在る 。

扱いに 。


 でも

それが 何の

足しに 成ったん だろう か 。

当時 。


 敬意を集める とは

不都合の 押し付け か 。


 そんなに 誉め そやす

なら

もう 少し あるだろう

出来る ことが


 出来た事が ささやかな モノでも 。


 生きている 内に 助けて

あげて欲しかった 。

モットモ 辛い時に 。


 僕の耳に その事が 入り

心から

感謝が したい 。


 感謝される側は うんざりだ 。


 僕の 考え過ぎで

実際は

助け合い 励まし合い 。

敬意在る関係を 生前に築いた はず 。


 僕が 知らない だけ さ 。

僕の考えを 話しても 押し黙るだけで 訂正を

して くれなくとも 。

きっと そのはず さ 。




 彼は その苦労に ミアッタ 報酬を

得た だろう か 。


 金じゃなくとも

何でも いいんだ 。

当人が 納得出来る 何かを

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