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夕暮れは 日没前

 助けて 欲しかった 僕とは

ズイブン 換わって しまった 。


 あの頃とは

今は 違う 。


 ぼくが 助けて 欲しいのは

あの頃の

僕だ 。


 今更 助けに来ても 別人だ 。

お呼びじゃ ない 。




 手広く

やり過ぎ たんだ 。

どれ程 一所 懸命 だった

と しても

広げれば ヒロゲルほど

手薄に 成るん だ 。

その 一つ一つ は 。


 出来るのは 限られた 人物 だけ だ 。

それも 多大な 犠牲を 払って  。


 ヒトカドに

成れた

はず だ 。

搾れば 。

十分に やれた 。


━ ━ ━ ━━━ ━ ━ ━


 夕暮れ が 日没前なんて 分かっていた 。

暗く なるんだ から な 。


 それでも 気付いた時には

すでに 真っ暗 。


━ ━ ━ ━ ━ ━ ━━━━


 当然を 見落とした 。

あるいは 後回し に したんだ 。

 

 




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