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倒立

 あんまりにも 爪に 加重すると 血が出ます。

爪の側面 溝に 食い込む。

赤い線が ちろっ と 出来る。


 受付業務だったんですよ。

その 当時は。

 指に血が 付いてちゃ マズイ

やっぱり

お客さんに ばっちり

見えちゃいます からね。


 何とかしなきゃなぁ

第一関節の所に 加重して みたり

手根部に してみたり

ぐにぐに と 工夫 しました。


━ ━ ━ ━━━ ━ ━ ━


 霊媒が 霊媒が

また 変な話を 持ってきた。


 医療に 役立てたい とか いう

医者が 来た そうな。


 使う相手は

膵臓癌 患者 しかも末期。

※見放された 現代医療が 間に合わなかった 人。


 その人へ 痙攣で 何やらして

その 治療効果の 臨床資料を 取りたいんだ

と。


 オアぁ 僕を 人殺しに 荷担させる気だ わ。


 ネズミで 臨床資料を一万件 取ってこい。

人体実験を したい なら。


 運動なんだよ。

これは。

筋肉の。

奇跡を願うなら 宗教へ どうぞ。


 そもそも 僕は 痔だ。

イボ痔。


 癌は消える が 痔には 効かないのか。

どういう理屈だ。

震えると 癌に効くとか。


摩訶不思議な力が 有るとか 言った覚えは無いのに

オカシナコトニ 噂が 流れる。


 おかしな 妄想を 被せてくる。

イッソク飛び 入り 人体実験。

正気とは思えん。


 うん うん   うん。

考えてみると

僕は    その考え方 だと

正気じゃないな。


 即 自身で 実験したから な。

痙攣を 浴びせ続けた 多分

毎日。

そろそろ 四年間 位か。


 でもなぁ ネズミに 痙攣する芸を

仕込むなんて

僕じゃ 出来ない。

当時も 今も。


 仕様がないと 思うん だよね。

その辺

技術の発展を 待ちたい

トコロ。 









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