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すきま風の気泡
間隙に住むモノは ミナ まモノ 。
喉奥の 蓋。
開くのを 遅らせて 呼吸
引っ掛かる蓋
エフん。
呼気で やれるなら
吸気でも やれるのでは。
やや 手間取った が
出来た。
ヤマアイを びゅうびゅう と吹く 風が
気泡になった。
エフん エフん エフふぅん
きゅぅ きゅぅ きゅぅぅ。
喉に負担が増えた。
呼吸で 加工する事は
どう だろうか。
拍子を 取る事か。
喉を 流れる空気で 叩く事か。
退屈を マギラワスか。
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たん たん たぁん。
たん たた たぁん。
たた たん たぁん。
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歩き 踏み出す 一歩一歩に
倒立し 上下する 始まりに
喉を 呼吸で 叩く。
動きと 連動させる。
しなくとも 出来るのに
新しい 何かを 目指して
組み込む。
喉を鳴らす。
出来るだけ 小さく。
歩くときは 大きく なりがち だ。
酸素を 欲しいから 。
静かな道を 通るときは 気を付ける。
驚かせない様に。
不安にさせない 様に。




