四重錯誤
内心の 底から浮かぶモノを 言葉に替える。
その時 こぼれ落ち たものは 忘却される。
言葉に成らなかった。
言葉に成ったとしても 錯誤が起こる。
不完全な 知恵と 知識と 自我が
認識を歪める。
言葉の正当は 不安定。
何とか その ナケナシノ言葉を 口腔から
発した として
その時の 表情 全体よ。
※雰囲気 身振り 手振り 挙動。
発話の前の状況。
その言葉とは 関係無く起こった事が 影響する。
言葉とは関係無く
有るものを 絡めて考えさせる。
関連付ける。
錯誤。
聞き手の
感性 気分 直前に起こった出来事。
知恵 知識 偶然。
取りこぼし と 錯誤が混じり
変質。
発話者の取りこぼしと錯誤。
内心からの引き揚げ時と伝達時。
受聞者の取りこぼしと錯誤。
外部からの引き入れ時と分析時。
多いに 取りこぼし 変質させる
※話者と聞者 お互いに。
共通の見解を得た と 了承する。
希望。
こうして お互いに
二重に 錯誤することで
四重の 錯誤が 成るとき
ごく稀に 新しいモノが 生まれる。
予測されなかったモノが。
一重に伝わるという錯誤。
二重に伝わった事を確認出来るという錯誤。
三重に混じる事でヨリヨク成るという錯誤。
四重に奪われる事で強者に成るという錯誤。
何を錯誤か。
四重錯誤の果てに。




