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あくび法
首の痙攣
あくびを噛む。
がつん と だ。
しかし 割らない様に。
舌と背骨は 相似。
息を吐く。
充満を保ち。
吐く に 二種ある。
口腔への流入を強め。
口腔への流入を弱め。
つまり 口腔へ 送る 吐息の大小。
強ければ 鼻から出る 息は少なく。
弱ければ 鼻から出る 息は多い。
交互に為される二種の吐息。
一種を 長くより もつ。
痙攣も吐息も。
頬の張りも 口腔からの 圧により 強弱 強弱と 変化する。
強から弱へ 弱から強へ その過程で 痙攣は 生まれる。
睡眠からの 覚醒と その直後の動作。
あくび 背伸び
覚醒を 促す 動作。
模倣と再現。
すでに 起きながら さらに 起きよう と する。
夢の中で 眠ろう と する様に。
眠りの中 眠りに着く。




