表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
227/482

仮のナ

 実際に存在する器具は 手っ取り早い。

手っ取り早く 見つかり 没収され。

その 痕跡は 忌避される。

身体に 新しく空いた 穴。

染み込んだ染料。

ケロイドの模様。

埋め込まれた異物。

火傷の跡。


 分かりやすく 手に取れる。

手に取られる。

見出だされる。

取り上げられる。

誤魔化すのは 厳しい。



 錯覚の 全ては 取り上げるのに 苦労する。

まず どの様に錯覚を しているのか。

今 錯覚を保持しているのか。


見分けるのは 難しい。

見分けても

手放す様に 説得も 難しい。

大抵

手放すのは 錯覚が 変容して 新しい錯覚に成るか。

錯覚している 当人が 自覚し 嫌になるのを

待たなければ ならない。

※変容した場合

結局 錯覚は 別の錯覚に 移っただけで

実質は 同類だ。


 その錯覚を放棄するんだ。

大変危険だ。

蝕むぞ。

 間抜けな響きだ。

証明が 出来ない 事柄。

そもそも 実体なき 錯覚ほど 棄てやすいモノは無い。

持ちやすく 棄てやすく 変わりやすい。

 そして それは

錯覚の側

発生した その時々の状況 刻まれた反射が 決定する。

持てというのも

棄てろというのも

傲慢というモノ。

そうなる そうなってしまったモノだ。

言われて ドウコウ 成るもんではない。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ