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ああ
霊媒は嘘つきか 否か。
霊媒が 誠実に 一切の 偽りなく 伝えた として
それが 事実に反する時 霊媒は 嘘つき か。
伝えろ と 賜った 文言を そのまま 伝えて
それが 事実と乖離しているなら
霊媒は
一所懸命 嘘を 聞き
取り零さぬ様に 細心の注意をし
真心で もって それを 話し。
罵倒される という事だ。
嘘つき と。
霊媒は
嘘はついていない と言う。
当然だ。
そのまま 伝えているのだから。
何の作為もない 思惑も。
ただ ツルンダ相手が 悪すぎた。
何もかも遠すぎた。
誠実な霊媒とは 生け贄だ。
不満の捌け口。
作られた踵。
踏まれ 押し付けられ 流れを作る。




