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付録159
あ
わざと誤作動させている。
動作と待機の 中間を ノタウツ。
何故 目標とする 動作の アイダに
わざわざ 一手 入れるのか。
一足飛びに 目標達成を
しないのか。
弱いからだ。
欠けが 多すぎるから。
能力が 足りていない。
錯覚するからだ。
持っていないのに 持っているかの様に感じる。
居ないのに 居るように感じる。
トウトツに 。
肌が粟立ち 夜道を 神経反射で振り返える。
雨上がりの ひんやりとした 湿度の空間。
灯りは遠く ぽっかり 暗い空間。
ゆるやかな坂道。
下りながら。
起こった 突然の反射。
何故。
通ってきた坂道を見る。
何もない。
灯りが少し先で 小さい。
ひんやりとした水分が 辺りを 包む。
やはり 何もない。




