付録157
メツケ ネツケ キツケ
メ ネ キ の三付け
御味御付。
トノモノ ツケモノ ご用心。
これだけ。
ようは これだけ。
競技では 次を見据えて動く。
次の動作。
次の展開。
次の試合。
次の大会。
次の季節。
あるいは四年後。
終わった事は 忘れて 引き摺らない。
そう あろうと する。
支障が出ない様に。
疲労も残さない様に。
故障をシナイヨウニ。
反省は 最小に
即日課題にし 後ろではなく 前に置く。
前向きさ こそ 競技者の美徳。
只では転ばぬ 砂を握って立ち上がれ。
素晴らしい。
痙攣には 向かない。
向くのは
引き摺る事
内向
自己完結
跡のない自傷を 好む。
不在者。
空白の期間が 懐かしさを作る。
マバタキを 懐かしまない。
心臓の鼓動を 懐かしまない。
絶え間無い 途切れない モノを
離れた事が 無いものを
懐かしまない。
常に在るもの。
認識さえ 危うい。
意識にノボル すぐに沈み なかった 同然。
無いという事を 忘れさせる。
有るという事を 遠くへ。
タチドコロニ 過ぎ去る。
かつて いただろう モノ。
推定 不在者。
いた試しはないのかも とも。
最後の モノ。
この 繰り返される最後の。
誰もが 最後だと
何度でも 思う。
これで 最後だ と。
忘れる位。




