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付録120

  真っ直ぐ 打つ。

真っ直ぐ 打ち出す 事前の 動作として

回し 打つ。

曲げて 打つ。




 振り回す打ち方。

頭が揺れ 的を散らしながら 揺れの遠心力で ずどん。


 こぶし と 頭が 最大限離れる 逆方向に。

取り敢えず 振っても 損はない。

当たればモウケ 外れたら 抱き付け 勢いのまま。

 割りのいい 博打。

外から内へ 外から外から。



 相手より ガタイが 有るなら 取り敢えず とれる

一番 簡単な手。


 ぶんぶん しとけば 相手は 狙わないと 近づき難い。

こちらの勢いも つく。

 折を見て ちょんちょん

打つぞっと 動き出しだけ 立ち上げ 立ち消えにする。

勢いだけが 残る。

その分の 勢いは 歩くのに使う。

 ちょんちょん を出す 出し頃は 相手の反応が 早いと 思ったら

出し頃だ。

 流れで 反応し始めている。

動きに 規則を 見いだし 楽を しようと している。


 相手には 飛び込む機会を のんびり 狙わせない。

一定の規則性を 突如 破棄する。



 丁寧に 間合いを 測っても 逃げるだけじゃ ね。


 その 丁寧さが 教えて くれている。

過剰な位 気にしている

こちらの打撃を。

当たらない ぎりぎりの位置を。

丁寧なだけ。

 主導権を 手放した 後手に回る やり方。

待ちの一手。

よく 見ている。

動きを 犠牲に して。


 珍しく 僕のが デカイ。

楽々だ。

 組手にならないけど。

相手の 間合い取りが がちがち 過ぎる。


 鬼ごっこだ。

間合いには 入らないという 違う 遊びを している。


ぶんぶん を 止め。

てくてく 近づく。

腕は 垂らして。


 コレなら 怖くない だろう。

間合いを 共有しよう。

過敏な 間合い制御は ヒトリヨガリ。

一緒に 組手を しよう。


 ビンタが 頬を 掠める。


 浅い。

指が 引っ掛かった 程度。

 腰が 引けているからだ。

足も 前に 出てない。

半端な 反射。


 短刀取りの 練習の 様な 警戒。


 気にせず ずんずん 近づく。

一発 二発。

頬を さっ さっ と 撫でられる。


 さあ 追い付くぞ。


相手が前に出られないなら その分 補う。

助け合おう。



 そうして もちゃもちゃ と 絡み合う

相手は 振りほどこうと 足掻き

こちらは 離すまいと 抱き付き

クルクル と 回転し始める。


 夜の公園で 男 と 男。

クルクル と 回る。


 待て が 掛かる。


 先生が 僕に 言う。


 ××× 油断し過ぎ。



 


 


 


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