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付録97

 がりがり で ざんばら髪。

不吉な女。


 曲がり角から ゆっくり でできた。

 

 枯れ木な女。

髪にはツヤも無く ぼさぼさ 真っ黒。


 汚れも無いのに 嫌なモノを 覚えた。 見えた。

白色の ワンピースか ジャンパースカート。



 坂道を登って来る。

こちらの方へ。


 よたよた。


 僕は 坂の 途中で 下る 途中で その 様を 眺めて

怖くなった。

訳も分からず。


 気にせず 道の反対側へ 身を寄せて 通ればいい

道幅は 二車線分位 有る。


 坂を下る。

女性から 遠のく ために 反対側へ 移りながら。

あからさまに ならない様に。


 ふと 女性が よって 来ている気が した ゆっくり。


真っ直ぐ進めば いいのに

斜めに こちら側に。


 たまたまだ。

気のせい

こちら側に 最初から 行く つもりだったんだ。


 僕に 近づこうと しているんじゃ 無い。


 よたよた と。

のそのそ と。


 とても 遅い。

余計な考えが 涌き出す。


 こちらを 見ているのでは。


 僕は怖さを 押さえ続ける。


 失礼だろ

見て 怖がり 反転して 坂を登り

逃げ去るなんて。

走って。


 手に 何も持っていない 歩いているだけの女性。

ゆっくり。


 偏見だ。

耐えないと。


 さらに  彼女が ちょこちょこ と こちら側に よたついて

歩いた時。


 結局 どうしても 耐えられず

僕は 逃げた

背を向けて

走って。


 怖かったんだ。

どうしようもなく。


 走った。

ちぐはぐな動作で

夢の中 みたい 嫌になる 遅さ。


 ついて来ているのでは。


頭に張り付く考え。


 ここ 近所だもんな 家の。


入る所を 見られたのでは。


 嫌な考えだ。


怖れるのも 














 






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